モレイラ騎手、初の中山で1日5勝!でもね、これモレイラ無双ってことじゃないよ。
モレイラ騎手が短期免許とはいえ初めての中山コースで1日5勝を上げました。北海道開催でも勝ち捲っていたのであまり驚きはないですが、美浦所属騎手の低レベルさが際立ったと思います。モレイラ騎手と美浦所属騎手の違いはズバリ3つ、馬場読みの正確さ、ペース認識の正確さ、そして直線へ向けての進路取りです。
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馬場読み
まず馬場読みの正確さですが、今日はこれにつきますね。芝コースは午前中からの雨で9R以降稍重に変わる難しいコンディションでした。圧巻だったの10Rのマイネルファンロンです、外から差しに行っては届かないと見るや早目に捲って先頭に立って押し切り。ペースに関しては次項でかきます。コーナーの前で捲り切ってインベタで距離ロスをなくす見事な騎乗でした。マイネルファンロンは今回1番人気でしたが前走は札幌WAJ稍重、フォーリー騎手騎乗で6着の馬です。モレイラ人気なのでしょうが馬より騎手で人気が上がってしまう、なんともね~。
11Rは完全にペースと馬場を読み切ったレースでした。勝ったプロディガルサンは良血ですし1番人気ももっともですが、ペースと馬場を読んで無理に仕掛けず、直線まで我慢して差し切り。外から早目に動いたウィンフェニックスは届かず3着・・・。この差なんですよね。馬場とペースを読み切っているから、どこで仕掛けるのか、待つのかの判断がドンピシャで決まる。ウィンフェニックス柴田大知は動いてはいけない場所で動いたんですよ。ウィンが動いたのは4コーナーでしたね、外々を回されて距離ロスしているうえに、ハロンラップ11.8秒と前が引き上げている場所、ここで外から動いて差のない3着ですから馬は相当強い競馬をしました。
ペース認識
ペース認識は上にも書いた通りですが、10Rのレースラップを見てください。マイネルファンロンが仕掛けた地点はちょうど1000m地点、ここのラップが13.0秒と非常に遅いラップなんですね~。ここを見逃さずにすかさず仕掛けて捲くり切ってしまう、これがこのレースの勝因ですね。7Rも見てください、ヴァンベールシチー石橋が早目に捲くり始めたのが1200m地点です、ここからジワッとペースが上がってしまい増す、結果ここで脚を使って直線で失速。対して勝ったチャロネグロはこの時点で動かず、内ラチ沿いを走っています。ラスト5F目からペースが上がったことで前に行った馬は苦しくなり、ラスト1Fは12.3秒かかったんです。ここで外から待ってましたとばかりに差してくるんですよね~。
11Rは単騎で逃げた馬をウィンファビラスが早目に捕まえに行ってしまったレースでした。ここでも内で我慢、前の馬がラスト2F目に11.8秒とこの馬場を考えると早いラップを踏んだことで、逃げていたプレシャスエースが下がってやや邪魔になりましたが、直線入り口で進路確保してしっかり差し切り。待つところで待った結果ですね。
進路取り
これはミルコ・ルメールも素晴らしいのですが、モレイラ騎手含めて彼らは直線のコースを考えて4コーナーを回っていますよね。だから内に詰まってしまうことが少ない。福永騎手や戸崎騎手は・・・。ミルコは強引にこじ開ける面もありますが、それも彼の勝負に対する執念ですからね~。モレイラ騎手は11Rのように上手くコースを取る感じで、強引さはないけど周りが良く見えているな~っと思いました。通年免許取得しても騎乗停止などの制裁は少ないのでは。
最後に
栗東所属騎手では藤岡佑介が今春の騎乗で、背中に火が付いたことを自覚したかな~っと思ったのですが、オールカマーのガンコの騎乗を見る限りそうでもなさそう。武豊騎手、川田将雅騎手くらいしか危機感がないのでは?来年モレイラ騎手が騎手免許取得して、美浦所属になったらあっさり年間最多勝記録を更新すると思いますよ。1日の最多勝記録は豊騎手とルメール騎手の1日8勝です。ルメール騎手は2016年11月東京に遠征してのもの、いかに美浦所属騎手のレベルが低いかこの時点で分かったはずなんですが…。
美浦所属騎手に限らず日本人騎手の奮起を期待したいのですが…。
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