みやや競馬

2019年2月2、3日 気になった馬。

土曜京都10Rからアクアミラビリス、スタートは出たんですが二の脚が遅く最後方から、ただこれはミルコが意図的に下げてのものですね。前走のフェアリーSでも前半かなり掛かっていたので、思い切って後方に下げて折り合いをつけたのでしょう。スローバランスの前半は最後方で我慢させて、L2最速戦の展開を追い込んで圧勝でした。中身が圧巻でL2のレースラップが11.1です、このL2だけで最後方から先頭付近まで一気に加速しているので、アクアミラビリスのL2は目視ですが10.5位、L1も最後は手綱を引いていましたが10.8位です。これは強烈な瞬発力でサートゥルナーリアに匹敵します。

問題は気性面で新馬戦でも前半掛かっていました、離れた2番手に収まって折り合ったように前に馬が居なくなると折り合えるタイプですね、この辺りはお姉ちゃんのクインズリングによく似ています。ミルコはこういう気性が激しく掛かる馬を、折り合わせて直線爆発させるのが上手いので、このコンビなら今後も楽しみですね。この馬は前に馬が居ると追い抜こうと一所懸命走ってしまうので、疲れやすいのが弱点でしょうね。桜花賞まで2カ月あるのでしっかりケアして欲しいですね。

土曜京都11Rからアングライフェン、1100m通過が67.5と稍重でしたがややハイペースのバランスで中段を追走、L3最速の地点で外から捲り気味に先頭集団に取り付き、直線でバテた先頭集団を交わして粘り込み。この馬はトップスピードの質は低いのですが、バテ差しが出来る心肺機能は芝でも見せていました、ミルコはこの辺りをしっかり頭に入れて乗っていますね。ただ東海Sは6着ですがインティに大きく離されているように、OP以上のダート路線でもBクラスで、Pで安定して勝ち負けといったレベルでしょう。

同じく土曜京都11Rからモズアトラクション、1番枠からやや出負けして後方集団からになり、直線も内を突いて2度3度の進路変更しながら6着まで。これが騎手の差で4コーナー回っている時に直線の進路取りを見越して動けていないからですね。前走は57.5㎏を背負ってやはり出負けから後方待機、直線入り口で前が壁になり大外に出してからまとめて交わして1着、残り300m辺りでは前と5,6馬身あった差を一気に交わしてしまいました。このレースのL1タイムは12.3なのでモズアトラクション自身は楽に11秒台に入っているはずです。強烈な瞬発力を持っているので中段から直線スムースなら重賞でも勝ち負けできるはず。後は騎手ですね、前走も酷い騎乗ですが1着だったことで継続騎乗になったのか、この騎手を選ぶ理由は分かりません。休み明けは良くないことも付け加えておきます。

日曜京都10Rからハウメア、キンカメ産駒の牝馬で間隔空けると良くないんですよね、今回も2か月の間隔開けで2着でした。昨年の函館STV杯を見て欲しいのですが、この時は休み明けで勝ち切っていますよね。タイムが1:09.0、上り3F34.4でしたから今回と同じようなもの。間隔空けるとこの程度でしか走れないんですね。相手次第ですが、次走間隔開けずに出走してくれば十分勝てる力はあると思います。

日曜京都11Rからダノンチェイサー、タイム的には大したことないのですが、L2最速戦の展開でしっかりギヤチェンジしてトップスピードに乗せた瞬発力は高評価、皐月賞では楽しみな馬ですね。前走は中京で前半スローから上り3F33.5を出しているので、トップスピードの質もまずまず。前半が速くなりやすい皐月賞では心肺機能が持つかどうかがカギになりそうですね。

同じく日曜京都11Rからヴァンドギャルド、4着で馬券にも絡めませんでしたね。東スポ杯では1:46.6、上がり3F33.9と好走しているので、軽い高速馬場向きなのかもしれません。ディープ産駒なのでここで賞金を上積みできなかったのは痛い、もう1戦走ることになると皐月賞では疲労が心配になりますね。皐月賞は諦めてダービーへ向けて立て直した方が良いかもしれません。

今回は6頭を取り上げました、特にアクアミラビリスは要注意です。3歳牝馬路線は大混戦でダノンファンタジーも抜けてはいません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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