馬場状態ですが土曜日は稍重でした、含水率はゴール前12.6、4コーナー12.9%、クッション値9.7で標準。先週は含水率がゴール前11.4%、4コーナー10.8%、クッション値9.7で標準でした。土曜6R3歳以上1勝クラス2000mが2:02.0、先週テイエムオペラオーC2勝クラスが2:02.4ですから、ちょっと速くなってる感じですね。今夜から明日の朝にかけて雨マークが出ているし、気温も上がりそうもないのでこれ以上馬場が乾くことはないと思います。稍重のままで今日と同じくらいでしょうか。
◎ミッキースワロー
○センテリュオ
▲カレンブーケドール
△クレッシェンドラヴ
★ステイフーリッシュ
☆アウトライアーズ
Xジェネラーレウーノ
馬連 ③④=①③④⑤⑦⑧ 9点
3連単 ③④ー①③④⑧ー①③④⑥⑦⑧ 24点
逃げるのはジェネラーレウーノ、2番手にステイフーリッシュ、カレンブーケドールまでが先団。ミッキースワローが中段の前から、クレッシェンドラヴ、センテリュオが中段、アウトライアーズが中段の後ろ。後方からサンアップルトン、オウケンムーンという並びを想定。
何が何でも逃げたいのはジェネラーレウーノでしょう、三浦騎手に乗り替わった辺りからも田辺騎手への不満が見て取れますね。少頭数ですが締まったペースで進めなければ乗り替わった意味がないので、前半1000mは60.0くらい出してくると思うのですが。問題は2番手になりそうなステイフーリッシュで、ここに田辺騎手が乗っているんですよね。ジェネラーレウーノを行かせて間隔を空ける可能性もあると思います、ただそれで三浦騎手に逃げ切られた日には目も当てられないので、楽には逃がさないと思うのですが。
カレンブーケドールはいつも通り先行、少頭数なのでミッキースワローが中段からでしょう、クレッシェンドラヴは出来ればミッキースワローよりも前に居たいですね。後ろからミッキースワローを差すのは難しいと思うので、その辺りを内田騎手がどう判断するか、出たなりになると思うので無理にポジションを取ってこないかな~。普段は中段の後ろ以降になるセンテリュオとアウトライアーズは、このポジションでも前から10馬身以内で多頭数なら中段辺りになるはず、ペース次第では心肺機能が持たない可能性もあるかと思います。脚部不安で長期休養明けのオーケンム―ン、軽度とは言え両足の剥離骨折明けのサンアップルトンは追走できるかどうかですね。
4コーナーです、屈腱炎で1年8カ月の休養明けのジェネラーレウーノ、ペース次第ですがこの辺りで一杯になる可能性は有ると思います。調教はタイムが出ていますが、レースとは違うので心肺機能が戻っているかは未知数です。仮にジェネラーレウーノが一杯になっても、少頭数ですから特に不利を受ける馬も居ないと思います。カレンブーケドールも津村騎手なので、ステイフーリッシュとミッキースワローを内に締めるようなことはしないでしょうね。
ステイフーリッシュが早目に先頭に立てば、ミッキースワロー、クレッシェンドラヴが追走。その外に息が持てばセンテリュオとアウトライアーズ、こちらもスムースなレースが出来るはずです。ミッキースワローは直線を考えると、カレンブーケドールの後ろまで外に出てしまった方が良いかも。ただそうなると後ろのクレッシェンドラヴに最短コースをあげてしまうことになるので、このあたりは横山典騎手がどう考えるかですね。
直線L1標識付近です、抜け出したステイフーリッシュとカレンブーケドールが先頭列、ここからカレンブーケドールがグイっと出るかな~っと。その前にミッキースワローが前の2頭に詰まるなんてこともありそう、直線入り口で外を選択すれば全く問題なく差し切ってしまうと思います。3歳時ですがセントライト記念でL1全く違う足で圧勝しています、その時の相手がアルアインですから、スムースならこのメンバーでこのコースでは負けられないでしょう。
クレッシェンドラヴはミッキースワローがコースを作ってくれると思うので、追走すればいいだけですね。札幌記念でノームコア横山典騎手に道を作ってもらったペルシアンナイトのようなイメージ、もちろんミッキースワローの後ろからでは差せないでしょうね。ミッキースワローが内で詰まるようなことがあれば、外からスムースなセンテリュオの台頭があるかも、この馬は前半ゆったり入れば鋭い脚を使うのは下鴨Sで見せています。
休み明けのカレンブーケドールがどこまで粘れるか、ステイフーリッシュも休み明けですが、ここまで間隔を空けたのは神戸新聞杯以来なので、良くも悪くも未知数ですね。ただ京都記念でこの2頭はやっていて、休み明けのカレンブーケドールにステイフーリッシュが0.3秒遅れているので、勝負付けは済んでいる感じ。前半のペース次第ですがアウトライアーズに大穴の期待を、この馬は多頭数で後方からになると余程嵌らないと届かない、それが前走でハイペースバランスで自身は上り3F35.1、通常では届かない上がりタイムですが、ロードクエスト西村騎手の妙な仕掛けもあって届いてしまったレースでした。今回は少頭数で馬場も重くなればノーチャンスではないと思います。
では1頭ずつ見て行きます。
◎ミッキースワロー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はあまり高くない。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。美浦w38.0-12.7、持ったまま併入、いつも通り首が高いがバランスは良い。
とにかくコース適性が高い、このコースは1-2-0-1、4着になった今年のAJCCはマイネルフロストの故障が影響したので、スムースだったら馬券内だったはず。少頭数で不利を受ける可能性は低いし、休み明けも問題なし。稍重の七夕賞で57.5㎏を背負って快勝しているので、一番不安が無い馬ですね。内枠なので直線だけかな~。
○センテリュオ ・心肺機能は低く、パワーはやや低い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁで、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。栗東坂路38.1-12.2、単走やや強め、バランス良い。
この馬の場合は届くかどうかですが、少頭数で必然的にいつもより前になると思うので、心肺機能が持てば届く可能性があると。条件戦を勝ち上がってきた時は少頭数、OPに上がってからは多頭数になって届かずというレースが多いですね。中山2200mでの勝ち鞍もあるし、道悪についても2走前の大阪城Sが高評価で上がり1番時計。この時はいつも通り多頭数の後方からで5着でしたが、重馬場を苦にしないことは見せています。
▲カレンブーケドール ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはやや少ない、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明け良くない。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け、騎手不安。美浦坂路37.7-12.8、やや強め1馬身先着、バランスは良い。
この馬は社台F生産で休み明けはトップスピードの質が鈍る、紫苑Sも京都記念も取りこぼしましたからね。重馬場にまで悪化すればトップスピードの質は問われませんが、それでもミッキースワローやクレッシェンドラヴに対してリードを取って直線に入らないと、1着までは苦しいかも。
△クレッシェンドラヴ ・心肺機能は高い、パワーも高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質は高くはなく、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。美浦w39.7-12.7、持ったまま半馬身先着、バランス良い。
金杯こそ前残りのレースで凡走していますが、中山コースは好走実績が多くコース適性は良いですね、昨年のこのレースは不利があって5着なので、クラス負けの危険もないし、少頭数で差し届かずの不安もない。序盤のポジションでミッキースワローよりも後ろになってしまうと、差すのは至難の業でしょう。
★ステイフーリッシュ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。・トップスピードの質はやや低くロンスパ向き。・休み明けでも走るが疲れやすい。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。栗東坂路39.1‐13.0、強め併入、バランスは良いが進んでいかない感じ。
4カ月弱の間隔は神戸新聞杯以来で未知数ですね、社台F生産馬なので不安の方が大きいと思います。田辺騎手がどう乗るかも大きな不安材料で、トップスピードの質が問われる展開にしてしまうと大敗までありそう。カレンブーケドールとは勝負付けが済んでいるので、京都記念とは違う乗り方をしないと苦しいと思います。
☆アウトライアーズ ・心肺機能は高く、パワーは高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。・休み明けでも走る。・稍重は良くない。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、届くかどうか。美浦w38.9-12.6、やや強め半馬身遅れ、外向きでバランスがやや悪い。
少頭数で狙ってみたいのがこの馬で、多頭数ではトップスピードの質で届かないが、この頭数なら前を射程圏に入れられるはず、あとはスムースなレースが出来るかどうか。
Xジェネラーレウーノ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:屈腱炎明けの長期休養。美浦坂路37.9-11.7、単走やや強め、ややバランス悪い。
さすがに休みが長い、調教ではタイムが出ていましたが、長いところをどれだけやっているか分かりませんし、心肺機能が戻っているかどうか。三浦騎手に乗り替わってどんなレースをするのか、田辺騎手も一緒ですがペース認識は信用できない騎手ですし、重賞ではなお更信用できないので、来たら事故くらいに思っておけばいいかな~。