土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
含水率 ゴール前10.5% 4コーナー12.1% (4:30)
クッション値 9.6 標準 (7:30)
馬場状態ですが土曜日は良馬場でした、金曜日に4㎜の降雨があったので含水率はやや高めですね。10R瀬戸内海特別が1400mで1:21.1、11RのアンドロメダSが1:58.8と含水率の割には良いタイム、アドマイヤビルゴの上りタイムが34.7で平均バランスを考えればまぁまぁ。直線は馬場の中目が伸びている印象で、大外はやや割引という感じですね。
◎レシステンシア
○グランアレグリア
▲サリオス
△アドマイヤマーズ
★ラウダシオン
☆ペルシアンナイト
Xサウンドキアラ
Xインディチャンプ
馬連 ②④=②④⑥⑦⑧⑭⑮⑰ 13点
3連単 ②④-②④⑦⑰-②④⑥⑦⑧⑮⑰ 30点
レシステンシアはスタートが速く二の足も速いので楽に逃げ体勢を築くはず、内のベステンダンクも何が何でも逃げたいタイプではないし、外から切れ込んでくる馬も逃げまではないと思うので、レシステンシアのペースで進むと思います。レシステンシアはチューリップ賞でややスローバランスにしてしまい取りこぼしています、今回はそれ以来の北村友騎手なので同じミスはしないはずです。ベステンダンクの藤岡佑騎手も突っつくタイプではないので、北村友騎手のペースでハイペースバランスでしょうか。
アドマイヤマーズはレシステンシアと同じダイワメジャー産駒で、ハイペースバランス上等な口ですね。スタートがあまり良くないラウダシオンが豊騎手で中段の前を取れるかどうか。これはグランアレグリアにも同じことが言えますね、前走は後方からでしたから内目の枠を引いて出遅れてしまうと、外から被せられてしまい後方まで下げるシーンもあるかと。外からだとサウンドキアラとサリオス、この2頭は中段からでもいいのですが、外を回されるのは騎手が嫌がると思うので、前に行って1頭分でも内へ切り込みたいはず。ただサウンドキアラはハイペースバランスでは不安があるので、松山君がそこを分かっていれば中段まで下げる可能性もありますね。サリオスはミルコなのでスタートが大きな不安だと思います。
前走は逃げ切ったカツジですが、スタートも良くなかったしここでは逃げられないどころか、前に行くのも苦労すると思うので中段を確保できれば御の字。インディチャンプもスタートが不安定、良ければグランアレグリアと位置が逆になることもありますが、良くないとカツジに入られる可能性もあると思います。ケイアイノーテックとヴァンドギャルドはいつも通り中段のやや後ろからでしょう。レシステンシアのペースがかなり速くなれば全体が縦長になり、サリオスやペルシアンナイトも内から2列目に入れると思うし、そうなるとスカーレットカラー以下はかなり後ろになりますね。
4コーナーです、レシステンシアは桜花賞で見せたように消耗戦の逃げにも対応可能、この時はスマイルカナのペースだったので、本来のレシステンシアのペースは阪神JFやNHKマイルCで見せた、ハイペースバランスだが中緩みを作りL3最速で出し抜くパターン、NHKマイルCでは桜花賞の反動もあり出し抜けなかったのですが、阪神JFではL3で勝負を決めているのでこのパターンを取ってくると思います。なのでL4では中緩みが起こり馬群が凝縮する可能性が高い、外から取り付いてくるペルシアンナイトやスカーレットカラー辺りまでが中段に入ってくる。
問題は内ですね、サリオスが中段の内に居る馬を閉じ込めると、サウンドキアラ、ラウダシオン、グランアレグリア、インディチャンプなどが待たされると思います。タイセイビジョン、ペルシアンナイト、ヴァンドギャルド辺りはスムースですね。
直線L2標識付近です、レシステンシアがL3で出し抜き3馬身位は後続を引き離したいはず、アドマイヤマーズも瞬発力が高いタイプではないので、レシステンシアがL3でスパートすることを見越して、1テンポ先んじて仕掛けないと遅れてしまうはず。サリオスは瞬発力を持っている馬ですが、サウジアラビアRCで見せたようにスローからの瞬発力、今回はハイペースバランスから中緩みを作っての加速が求められるので、できれば前半から前に居ないと、瞬発力を発揮できるかどうか未知数。いわゆる流れた中でのギヤチェンジですね、実はサリオスはこのパターンが未経験なんですよね。
中段で待たされた組ではラウダシオン、サウンドキアラ、グランアレグリアが瞬発力が高くないタイプ。インディチャンプは瞬発力が高いタイプですが、前にベステンダンクやラウダシオンが居る可能性もあるし、休み明けなので瞬発力とトップスピードの質を発揮できるかどうか。外からスムースなのはペルシアンナイト、ヴァンドギャルド、アウィルアウェイ辺りですね、馬場状態によっては伸びないかも。
直線L1標識付近です、レシステンシアはL2までトップスピードの質を維持してⅬ1から減速、これでどこまで粘れるか。レシステンシアはこのパターンで、後は相手次第ですね。グランアレグリアはコースが空けばトップスピードの質と持続力で伸びてくるはず、ただしコースが空くのが遅れると仕掛けが遅れて届かないことがありそうですね。これはルメール騎手自身が過去にこの馬を評して「スムースなら強い」と言っていることからも、直線で長くいい脚を使うが瞬発力は期待できないことを示唆している。
アドマイヤマーズは中緩みからの再加速に対応できるかどうか、これはサリオスも一緒。インディチャンプはコースが空くかどうかですね、休み明けはピリッとしないタイプで瞬発力とトップスピードの質を発揮できるかどうか。サウンドキアラは前走の大敗から巻き返せるかどうか、元々ハイペースバランスでのギヤチェンジは未知数ですから、展開が合うかどうか。外からのペルシアンナイト、ヴァンドギャルド、アウィルアウェイは馬場次第、前走のスプリンターズSは消耗戦を後方から追い込んだアウィルアウェイですが、中緩みからの3F戦で前が止まるかどうか。スカーレットカラーは外に行くよりも内でコースをこじ開けた方が良いかもしれませんね。
では1頭づつ見て行きます。
◎レシステンシア ・心肺機能は高く、パワーはある、瞬発力はやや高い。・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:骨折休養明け。栗東坂路37.0-12.0(阪神JF時と一緒)、単走持ったまま、バランス良い。
阪神JFで圧勝しているコース適性の高さ、他に逃げ馬の居ないメンバー構成など好材料は多いですね。再度北村友騎手にチャンスを与える陣営の期待に北村友騎手が奮起しないとは思えず、阪神JF時のレースを再現すると思います。スローの逃げが合わないことはチューリップ賞ではっきりしていますし、ハイペースの消耗戦でも中緩みを作っても対応できる。不安は剥離骨折明けの体調ですが、まず休み明け自体はノーザンF生産馬なので問題なし、骨折については未知数。その上で調教ですが、阪神JFの時と全く同じタイムなので問題はないと思うのですが。
○グランアレグリア ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは程々、瞬発力は高くはない。・トップスピードの質は高く持続力はとても高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:なし。美浦芝36.1-11.7、持ったまま併入、バランス良い。
枠がね~、朝日FSで揉まれて取りこぼしたので、スムースなレースが出来る外目の枠の方が良かったと思います。そこはルメール騎手なので上手く乗ってくれると思うのですが、追い詰めての届かずということもありそう。コースさへ空けば伸びるのは確かなので、4コーナーから直線入り口の展開次第ですね。
▲サリオス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。美浦w36.8-12.9、強め2馬身先着、バランス良いが汗が目立つ。
大外枠が微妙ですが、すんなり中段ならこのメンバー相手でも格負けしないはず、問題はミルコに乗り替わてスタートを決められるかどうか。コース適性は良いので展開と直線のコース取りだと思います。
△アドマイヤマーズ ・ダイワメジャー産駒で心肺機能とパワーの両立型、一本調子の展開や消耗戦向き。・瞬発力はあまりなく、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・スタートで左に寄れることがある。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東w38.7-12.2、単走持ったまま、バランス良い。
休み明け2走目は社台F生産馬であることを考えると好材料ですね、レシステンシアが中緩みを作った時に、付き合わずに消耗戦に持ち込めるかどうか、多分川田騎手はそこまでしないと思いますから、直線で切れ負けしそうですね。
★ラウダシオン ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。栗東w37.8-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。
NHKマイルCでレシステンシアに勝っていますが、この時はレシステンシアが桜花賞の反動で本調子でなかった可能性があります。瞬発力を問われてしまうと少し不安が出てきますね。
☆ペルシアンナイト ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや高く持続力も高い。・休み明けは良くない。好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:騎手不安。栗東w37.9-11.8、持ったまま半馬身先着、バランス良い。
3年連続マイルCS3着以内ですから、休み明け2走目のマイル戦は好材料ですね。直線は外からになると思うので、馬場次第だと思います。
Xサウンドキアラ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:前走負け過ぎ。栗東坂路37.6-11.9、単走持ったまま、やや右傾でバランスまぁまぁ。
コース適性は良いですが、前走の大敗が気になりますね。1流厩舎ではない安達厩舎なので春の状態まで戻せるかどうか、調教は良く見えたので大きな不安はないですが。もう一点気になるのはハイペースバランスへの対応で、今までは前半33秒台での好走歴がないのも不安ですね。
Xインディチャンプ ・ステゴ産駒で掛かりやす。・休み明けでも走る。・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・下り坂で加速できれば瞬発力は補えるが、L3が平坦だと加速に手間取る。・トップスピードの質は高く持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。栗東坂路38.3-12.2、やや強め2馬身先着、バランス良い。
昨年のマイル王ですから頑張ってもらいたいのですが、スプリンターズSを使う予定が筋肉痛で使えず、ぶっつけ本番ですになりますし、休み明けはピリッとしないので不安がありますね。