みやや競馬

2021年スプリンターズS 予想。人馬とも名誉挽回のチャンス。 3連単に追加有。

土曜日の馬場情報 良馬場  Cコース

土曜日は重馬場スタートでしたが、4Rでは稍重に、9Rには良馬場に回復しました。金曜日に台風の影響で100㎜以上降りましたから、良馬場には変わっても水分は含んでいますね。10Rの勝浦特別2勝クラス1200mで1:08.4、良馬場の割にはやや掛かっている印象。2019年のスプリンターズSが1:07.1で前日の秋風Sが1:32.9、2020年が1:08.3で1:33.3、そして今年土曜の秋風Sが1:34.3でした。昨年は土曜のレース後に散水をしているので、それを考慮すると昨年と同じくらいの馬場をイメージしています。

昨年の回顧から画像を引っ張てきましたが、ビアンフェが入れ込んで逃げ争いになってしまったのであまり参考になりませんが、コーナーでは内から3頭目くらいで、直線外目に出した馬が突き抜けるというのは、例年通りでしたね。レッドファルクス、ファインニードル、タワーオブロンドンが直線外目から突き抜けています。

◎クリノガウディー

○ダノンスマッシュ

▲ピクシーナイト                      

△タイセイビジョン                    

★ジャンダルム                   

☆レシステンシア                                  

Xモズスーパーフレア                               

馬連 ⑨⑭=④⑦⑨⑪⑫⑭⑯ 11点

3連単 ⑨⑭ー④⑦⑨⑪⑭ー④⑦⑨⑪⑫⑭⑯ 40点

追加しました。3連単 ⑨⑭ー④⑦⑨⑪⑭ー④⑦⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑯ 56点

逃げるのはモズスーパーフレア、二番手にビアンフェ、内にファストフォース、外にレシステンシア。中段の前からクリノガウディ―、ロードアクア、中段のやや前からピクシーナイト、ダノンスマッシュ、中段からタイセイビジョン。中段やや後ろからジャンダルム、シヴァージ、中段の後ろかミッキーブリランテ、ラヴィングアンサー、後方からアウィルアウェイ、エイティーンガール、メイケイエールは切れ目まで下げて捲り上がるという想定です。

逃げ馬が揃いましたが、スタートが速いのはモズスーパーフレアとファストフォース、このうちファストフォースは何が何でも行くタイプではなく、前走の北九州記念でもモズスーパーフレアに譲っていましたね。レシステンシアも前走2番手からで、逃げ争いという感じではありませんでした。問題は昨年競り合ったビアンフェですが、スタートがあまり速くないんですよね、なのでやや遅れてモズスーパーフレアが行った後でリカバリー、そこから逃げ争いになるかもしれませんね。ビアンフェも逃げないとどうにもならない馬ですし、ここで控えるようだと藤岡佑騎手は今後舐められると思うので、意地でも逃げると思うのですが。

スタートがやたら速くなったクリノガウディ―は周りを見ながら、ピクシーナイトは逃げ争いを想定して前走と同じような位置でしょうね。外からロードアクアが上がって、ダノンスマッシュはややスタートが遅くなっていますが、外枠なのでリカバリーはしやすいはずです。スタートが決まればジャンダルムが中段辺りでしょう。前半忙しくなると良くないミッキーブリランテが中段の後ろからで、その外にラヴィングアンサー、アウィルアウェイとエイティーンガールはいつも通り後方からでしょうね。

問題のメイケイエールですが、まずスタートが良くないのですんなり逃げることはできないと思います。調教師さんは相変わらず溜めればいう感じのコメントをしているので、控えることをプランAで考えていると思います。もちろん控えて押さえが効くとは思えないので、桜花賞のように切れ目まで下げてから外に出して、捲り上がるように進出すると思います。

4コーナーです、この辺りは昨年と同じでモズスーパーフレアとビアンフェが引っ張る感じ、ファストフォースとレシステンシアが続き隊列に大きな変化はないと思います。クリノガウディ―がロードアクアを牽制しながら外に出すタイミングを見ている、ダノンスマッシュがどこでロードアクアを交わすかですね。外からロードアクアを交わしに行くと距離ロスが大きくなるので、川田騎手はロードアクアを前に入れないかもしれませんね。

直線L1標識付近です、クリノガウディ―外に出しダノンスマッシュとピクシーナイトが続く想定ですね。メイケイエールはロスの大きい競馬をしていると思うので、この辺から減速が大きくなりそう。前に行った4頭がどこまで粘るかは当日の馬場次第ですね、1分7秒台の決着なら前も残ると思いますが、1分8秒台まで悪化すると粘れないと思います。後方からだとアウィルアウェイですが、絞れないと苦しいでしょうね。あとはスタートを決められればジャンダルムとタイセイビジョンの差し込みはあると思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎クリノガウディー   ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料:休み明け2走目、距離適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路38.5-11.4,単走やや強め、左に寄れたがバランスはまぁまぁ。  

2021年セントウルS:栗東坂路38.2-11.6,単走一杯、右傾でバランス悪くまっすぐ走れていない。3着。        

2021年阪急杯:37.6-12.1,単走やや強めバランスは良い。6着。  

2020阪神C:栗東坂路36.1-12.1,単走強め、バランス良い。5着。 

2020年スプリンターズS:栗東坂路39.6-12.1、単走持ったまま、手前を変える時に右に寄れる、舌も出している。5着。

2020年セントウルS:栗東坂路38.9-11.6、単走強め、右傾でバランス悪い。7着。 

2020年関屋記念:栗東坂路38.0-11.7、単走やや強め、バランス良い。18着。 

2020年高松宮記念:栗東坂路36.6-12.1、単走強め、バランス良い。1着降着4着。 

2020年阪急杯:栗東坂路36.911.7、単走一杯、バランスは良い。7着。 

2020年東京新聞杯:栗東坂路37.7-11.7、単走やや強め、バランス良いが舌を出している。3着。 

2019年マイルCS:栗東坂路37.3-11.8、単走強め、バランス良い。7着。 

2020年富士S:栗東坂路38.7-11.9、単走持ったまま、ややバランス崩すも許容範囲。4着。 

岩田康騎手とのコンビで好成績を出してきましたね、前走休み明けだったので3着でも高評価、特にスタートが良くなったことで前半のポジション取りに自由度が増したこと、この余裕を岩田騎手の思い切りのよい判断で良いポジションが取れることが大きいですね。調教も終い重点という感じで良い時計を出してきました。高松宮記念で1着入線がある程なのでクラス負けの危険はないし、休み明け2走目で上積みがあればチャンス十分だと思います。

○ダノンスマッシュ  ・心肺機能は高い、パワーはやや低い、瞬発力は高い。

・トップスピードの質はやや高く持続力はまぁまぁ。・休み明けでも走る。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路39.1-12.2,単走持ったまま、バランス良い。  

2021年高松宮記念:栗東坂路38.9-12.0,単走やや強め、バランス良い。1着。 

2020年スプリンターズS:栗東坂路38.3-12.6、単走やや強め、やや右傾。2着。 

2020年セントウルS:栗東坂路37.8-12.2、単走持ったまま、バランス良い。1着。 

2020年安田記念:栗東坂路38.6-12.5、単走持ったまま、バランス良い。8着。 

2020年京王杯SC:栗東坂路38.6-12.3、単走持ったまま、バランス良い。1着。 

2020年高松宮記念:栗東w39.3.-11.9、単走持ったまま、バランス良い。10着。 

2020年オーシャンS:栗東坂路35.9-11.9、単走持ったまま、バランス良い。1着。  

2019年スプリンターズS:栗東坂路37.3-12.0、単走持ったまま、バランスはまぁまぁ。3着。 

休み明けの方が走るタイプなのでこの間隔は問題ないでしょうね、海外帰りも高松宮記念1着があるので不安はないし、外目の枠もスタートがやや遅いので、リカバリーしやすいということを考えても好材料でしょう。このレースは過去に2,3着ですから相性も良いし、その時と同じ川田騎手なので一番不安が少ないですね。

▲ピクシーナイト  ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。 

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料:距離適性、斤量。 悪材料:特になし。 

調教データ

今回:栗東坂路38.1-12.5,持ったまま2馬身先着、バランス良い。  

2021年セントウルS:栗東坂路37.1-11.9,やや強め2馬身先着、右に寄れるシーンがあるがバランス良い。2着         

NHKマイルC:栗東坂路37.6‐12.3、抑えて3馬身先着、バランス良い。12着。

能力は前走見せていますから本命でもおかしくないのですが、チョット内過ぎる枠を嫌って3番手評価ですね、前走レシステンシアを差せなかったのが若干引っ掛かりますが、スムースなら勝ってしまうかも。

                    

△タイセイビジョン  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力も高い。 ・掛かるので内枠で。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手不安。

調教データ

今回:栗東w37.3-12.0,単走やや強め、バランスは良い。  

2021年セントウルS:栗東w38.2-11.9,単走強め、バランス良い。7着。     

2021年京王杯SC:栗東w36.6-11.9,単走強め、バランス良い。12着。 

2020年マイルCS:栗東w37.9-11.9、単走強め、バランス良い。14着。 

2020年富士S:栗東坂路38.6-13.0、単走やや強め、バランスは良いが重苦しい。5着。

2020年NHKマイルC:栗東坂路38.9-12.6、単走やや強め、やや首が高い。4着。 

朝日FS:栗東坂路39.6-12.5、単走持ったまま、バランス良い。2着。

内枠を引けたのでスタートさえ決めてくれれば十分チャンスがあると思います。CBC賞を見ればピクシーナイトよりも上の評価をしないといけませんが、如何せん騎手が・・・。福永騎手の後ろからコースを作ってもらって、差し込んでくるイメージですね。

                    

★ジャンダルム  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。・距離は短い方がいい。

好材料:距離適性、休み明け3走目。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:栗東坂路38.7-12.3,単走持ったまま、バランス良い。  

2021年セントウルS:栗東坂路38.8-11.7,持ったまま併入、バランス良い。4着。     

2021年阪急杯:38.4-11.8,単走持ったまま、バランス良い。3着。 

2020阪神C:栗東坂路38.9-12.0,単走持ったまま、バランス良い。7着。 

2020年関屋記念:栗東坂路40.3-12.8、単走持ったまま、バランス良い。11着。 

2019年富士S:栗東w39.4-11.9、持ったまま併入、バランスは良い。18着。

前走は32.6の上がり最速でしたから、随分と人気していますが過剰人気な気がします。出遅れたからこそ出せた末脚で、普通に出てあの足が使えるとは思えません。同じく出遅れたタイセイビジョンも上がり32.7なので、後方からならあれくらいの脚が使える馬場だったのでしょう。この馬を評価した理由は春雷Sですね、リステッドでしたが前に行って押し切って0.4差つけたので、1200mで能力が開花した感じ。スタートだけですね。

                   

☆レシステンシア  ・心肺機能は高く、パワーは不明、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:初コース、展開。

調教データ

今回:栗東坂路37.5-12.2,単走やや強め、やや右傾でバランスまぁまぁ。  

2021年セントウルS:栗東坂路37.3-11.9,単走持ったまま、バランス良い。2着。

2021年ヴィクトリアM:栗東坂路38.1-11.7,単走持ったまま、バランス良い。6着。

2021年高松宮記念:栗東坂路38.8-11.9,単走持ったまま、バランス良い。2着。  

2021年阪急杯:栗東坂路36.1-11.5,単走強め、やや右傾。1着。 

2020年マイルCS:栗東坂路37.0-12.0(阪神JF時と一緒)、単走持ったまま、バランス良い。8着。

NHKマイルC:栗東坂路40.5-13.7、単走持ったまま、バランスは良い。2着。 

桜花賞:栗東坂路36.2-12.1、単走持ったまま、やや右傾。2着。

阪神JF:栗東坂路37.0-11.9、単走持ったまま、バランス良い。1着。

前走のL1で若干減速が大きく、ピクシーナイトにあわやのところまで詰め寄られました、あれが1200m特有のペース、中緩みのない消耗戦が原因だと、坂上ゴールもあって案外あっさり負けることもありそう。かと言って差しに行って良いタイプではないですから、ルメール騎手でも乗り難しいのではないかと。

Xモズスーパーフレア  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。

・トップスピードの質は低く、ハイペースバランスで押し切るタイプ。

好材料:コース適性。 悪材料:展開。

調教データ

今回:栗東坂路36.1-12.1,単走持ったまま、バランス良い。 

2021年高松宮記念:栗東坂路36.1-12.3,単走持ったまま、バランス良い。5着。 

2021年シルクロードS:栗東坂路37.1-12.1,単走持ったまま、バランス良い。17着。 

2020年スプリンターズS:栗東坂路36.6-12.2、単走持ったまま、バランス良い。10着。

2020年高松宮記念:栗東坂路36.1-12.4、単走持ったまま、バランス良い。1着。  

2019年スプリンターズS:栗東坂路37.6-11.7、単走やや強め、バランスは良い。2着。

今年もビアンフェが居るんですよね、そして馬場もパンパンの良馬場までは見込めないと思うので、昨年と同じペースで行ってしまうと苦しくなりそう。