みやや競馬

2022年阪神大賞典 予想。ここでは格が違う。

土曜日の馬場情報 重馬場  Aコース

土曜日は重馬場でした、金曜日に31㎜とまとまった雨が降ったので朝の時点では重馬場、芝は9Rの淡路特別から稍重でした。11Rの若葉Sが3歳OPの2000m、2:00.2で逃げ切りでした。スローからの4F戦でL3から11.5-11.4と下り坂ですが、まぁまぁのラップが出ていますね。阪神の馬場は単粒砕石が入っているので、雨が上がってしまえば割合早く乾きますね。土曜日の夜間にパラっと降る予報がありますが、雨量は多くないし、日曜日は朝から晴れる予報なので、良馬場でやや高速馬場まで戻る可能性もありますね。

4コーナーから直線に掛けてですが、4コーナーで外を回した馬は伸びがイマイチ、3,4コーナーで中目から内目を回して、直線はスムースならば外目でも伸びていました。10Rの淀屋橋Sではキャプテンドレイクが3,4コーナー中目、直線スムースに中目から差し切っています。

◎ディープボンド

○ユーキャンスマイル

▲トーセンカンビーナ                                

△ゴースト                                        

★アイアンバローズ                  

☆マカオンドール                   

馬連 ⑪=④⑤⑦⑧⑨ 5点 

3連単 ⑪ー④⑤⑦⑧⑨ー④⑤⑦⑧⑨ 20点

逃げるのはキングオブドラゴン、2番手にダンビュライト、中段の前からシロニイ、シルヴァーソニック。中段のやや前からゴースト、ディープボンド、中段からマンオブスピリット、中段のやや後ろからトーセンガンビーナ、中段の後ろからマカオンドール、ユーキャンスマイル。後方からアドマイヤアルバ、サンアップルトン。アイアンバローズは1周目のスタンドで先頭辺りまで上がる展開を想定しました。

スタートが速いのはキングオブドラゴンで、前走は逃げ争いをしてまで逃げているので、ここもハナは譲らないと思います。内からダンビュライトが2番手へ、シルヴァーソニックとシロニイが中段の前でしょうね。アイアンバローズはスタートが遅い、前走も1周目の向正面で先頭に上がっているので、1周目の3,4コーナーまでに前に行けないと、コーナー区間で前に行くよりも前走と同じように、直線区間まで待ってから上がって行くと思います。

ゴーストとディープボンドが中段のやや前からで、マンオブスピリットがばらけた中段辺り。スタートが遅い組が中段よりも後ろからで、トーセンガンビーナが中段のやや後ろ、ユーキャンスマイル、マカオンドールが中段の後ろからで、この辺りもバラケてポツンポツンという感じ。骨折明けのサンアップルトンとアドマイヤアルバが後方からだと思います。

2周目の向正面です、アイアンバローズが1周目のスタンド前で先頭付近まで上がり、少しペースが上がると思いますが、1,2コーナーでは再度ペースは下がると思います。向正面に入りダンビュライトが先捲りに行きそうですね、これはダンビュライトのペースというよりも、向正面でなぜかスイッチが入る松若騎手のペースですね。2021年京都大賞典、2022年AJCCでもダンビュライト松若コンビが、向正面からペースを上げての消耗戦でした。当然ダンビュライトの先捲りを、アイアンバローズとキングオブドラゴンが行かせるわけがなく、一気にペースアップするでしょうね。11秒台後半を連発するラップが始まりそう。

4コーナーです、向正面で前3頭がペースアップして、シロニイやシルヴァーソニックは若干間隔を空けるかも。ただ3,4コーナーでは差を詰めているはずで、L2標識付近では前に追いついていると思います。コーナー区間で追いついてしまうと、一旦待たされる可能性もあるので、川田騎手は直線入り口で追いつくような調整をしてくるかもしれませんね。シルヴァーソニックを追走するディープボンドはスムース、マカオンドールは後ろからなので、4コーナーで外を回して上がってくると距離ロスが大きくなりますね。前走の万葉Sでは3,4コーナー最内をスムースに回していたので、このクラスで外を回してねじ伏せることが出来るかどうか。

直線L1標識付近です、キングオブドラゴン、ダンビュライト、シルヴァーソニックがこの辺りで苦しくなる可能性がありますね。消耗戦になればディープボンドの出番で、L3からのラップが掛かれば掛かる程この馬の得意パターンになります。外からだとマカオンドール、2年前の勝ち馬ユーキャンスマイルがスムース。内からは速いラップが苦手なゴースト、この馬は消耗戦で持続力を生かせるときに台頭するタイプですね。トーセンガンビーナは石川騎手の継続騎乗、前走も後方からの末脚勝負だったので、ここでも内からどこまで伸びるかでしょうね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ディープボンド  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。

好材料:コース適性。 悪材料:なし。

今回:栗東w37.1-11.4,単走やや強め、バランス良い。

2021年有馬記念:栗東w37.7-11.7,単走持ったまま、バランス良いがやや重苦しい。2着。

2021年天皇賞(春):栗東w38.9-12.5,単走持ったまま、バランス良い。2着。  

2021年阪神大賞典:栗東w37.4-11.7,単走やや強め、バランス良い。1着。  

菊花賞:栗東坂路38.6-12.3、単走持ったままやや首が高いがバランスは良い。4着。

ダービー:栗東w37.8-12.1、やや強め1馬身先着、バランス良い。5着。 

皐月賞:栗東坂路38.0-12.5、単走強め、やや首が高い。10着。

有馬記念で2着に好走したので、ここでは負けられないですね。スローからの上がり勝負にでもなれば凡走の危険もありますが、今回は長距離戦ですし、ダンビュライト松若コンビが居るので、その心配はないと思います。中山金杯で中段から差しに行って凡走しましたが、スタート自体は出ているので下げなければ問題ないはず。昨年も1着だし、長距離戦で馬群もばらけると思うので詰まることもないでしょう。普通に走れば圧勝だと思います。

○ユーキャンスマイル  ・心肺機能特化型でパワーはやや少ない、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ。・休み明けでも走る。

・左手前では直線外に向いてしまう。

好材料:コース適性。 悪材料:蓄積疲労。

今回:栗東P37.5-10.8,単走持ったまま、バランス良い。

2021年有馬記念:栗東芝36.8-11.3,持ったまま併入、バランス良い。9着。

2021年ジャパンC:栗東芝36.4-11.6,持ったまま併入、バランス良い。12着。

2021年天皇賞(秋):栗東芝35.6-12.0,単走持ったまま、バランス良い。9着。

2021年天皇賞(春):栗東w40.0-12.5,単走持ったまま、バランス良い。7着。

2021年阪神大賞典:栗東w38.4-12.4,持ったまま併入、バランス良い。2着。

2020年有馬記念:栗東坂路39.2-12.5,単走強め、バランスは良い。11着。

2020年ジャパンC:栗東坂路42.1-13.5、単走持ったまま、バランス良い。12着。

2020年アルゼンチン共和国杯:栗東坂路38.8-12.4,単走強め、やや右傾。4着。

2020年天皇賞(春):栗東坂路40.3-13.0、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。4着。

2020年阪神大賞典:栗東w37.8-11.6、やや強め併入、左傾が目立つ。1着。1着。

2019年ジャパンC:栗東坂路39.9-12.9、単走持ったまま、フラフラしてまっすぐ走っていない、調教コースを芝から変更。5着。 

2019年天皇賞(秋):栗東芝38.2-12.0、持ったまま半馬身先着、口向き悪い。4着。

昨年は2着、2年前は1着とこのレースとは好相性、天皇賞(春)でも0.4差4着があるので、クラス負けの危険もないと思います。展開的に消耗戦は合うし、初手の位置取りが後ろになるので届くかどうかだけですね。

▲トーセンカンビーナ   ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか、騎手不安。

今回:美浦w39.6-12.3,単走持ったまま、バランス良い。

2020年宝塚記念:栗東坂路38.1-12.1、持ったまま併入、バランス良い。8着。

2020年天皇賞(春):栗東w38.7-11.6、やや強め1馬身先着、バランス良い。5着。

2020年阪神大賞典:栗東w38.7-11.6、やや強め1馬身先着、バランス良い。2着。

2年前のこのレースでユーキャンスマイルから0.3差2着、この時は1㎏貰っていたし、次の天皇賞(春)では同斤量で0.3差で4着と5着なので、ユーキャンスマイルよりも上の評価はできませんね。高速馬場の方が合っている感じなので、馬場がどこまで乾くかですね。

                               

△ゴースト   ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低い、持続力はやや高い。

好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

今回:栗東坂路39.4-12.5,持ったまま併入、バランス良い。

2021年天皇賞(春):栗東w40.5-12.5,単走持ったまま、バランス良い。12着。

2021年阪神大賞典:栗東w37.7-12.2,単走持ったまま、バランス良い。中止。

昨年のこのレースは競走中止なので参考外、2走前のステイヤーズSを見ても、速いラップを求められなければ好走するタイプですから、究極の消耗戦になれば台頭するかも。       

                                

★アイアンバローズ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

・スタートでやや遅れる。

好材料:距離適性。 悪材料:スタート不安。

今回:栗東w37.5-11.6,単走持ったまま、バランス良い。

2021年京都大賞典:栗東坂路38.1-13.1,単走持ったまま、バランス良い。12着。    

前走のステイヤーズSでは5F戦を逃げて2着、スタートが遅かったが1周目の向正面で先頭に立ち粘りましたね。今回はL1が13秒台に入るかもしれないので、消耗戦でどこまで粘れるか。ダンビュライトのペースに付き合うと潰れるかもしれませんね。

              

☆マカオンドール  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

今回:栗東w37.2-12.1,やや強め3馬身先着、バランスは良いが、無関係の内の馬に見劣り。

前走の勝ち方を考えると後ろからになりそうですね、4走前に吉田隼騎手が2着した時も後ろからなので、今回も後ろからになると思います。その前走が万葉Sで初のOPで1着、だた斤量は52㎏で恵まれていましたね。このレースの4着が2㎏重いマンオブスピリットで0.3秒差、マンオブスピリットが直線入り口でスムースに加速できなかったことを考えても、マカオンドールを高評価までは出来ないですね。消耗戦を後ろで動かなければ、バテ差しでチャンスはあるかも。