土曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
<大きな傷みはカバーされましたが、向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。>
土曜日は良馬場でした、阪神牝馬Sでは走破時計1:32.8、上がり最速はジェラルディーナで33.4でした。このレースは前後半46.8‐46.0のややスローバランス、馬場は内・前優位で展開は中緩みがない持続力勝負でした。Ⅼ1が12.1まで落ちていますし、L3が最速で11.2なので10秒台を求められませんでした。1着のメイショウミモザは中段の最内、2着のアンドヴァラナウトは中段のやや前で最内、3着のデゼルは中段やや後ろで内から2頭目でした。届かなかった5着マジックキャッスルはデゼルの後ろから、6着のジェラルディーナはマジックキャッスルの後ろで内から3頭目でした。
Bコースに替わりましたが、先週と同じような馬場で3,4コーナーで内から3頭目よりも外は良くないですね。直線は外でも良さそうですが、3,4コーナーでは内から2頭目を回さないと、肝心の直線で伸びない感じ。
含水率は金曜日からさらに下がって、クッション値は変わらずでした。恐らく土曜日も散水すると思いますが、日曜日は気温も上がるのですぐに乾き全く影響はないと思います。引き続きやや高速馬場でいと思います。
◎ウォーターナビレラ
○スターズオンアース
▲サブライムアンセム
△アルーリングウェイ
★ナムラクレア
☆サークルオブライフ
Xナミュール
馬連 ⑥=①③⑦⑧⑯⑱ 6点
3連複 ⑥=①③⑦⑧⑯⑱=①③⑦⑧⑯⑱ 15点
3連単 ⑥ー③⑦⑧ー①③⑦⑧⑯⑱ 15点
ダートしか走っていませんがカフジテトラゴンは、芝スタートでもポンと出て二の足も速いので、ここでも先手は取れると思います。パーソナルハイが内から2番手に上がると思いますが、逃げ争いまでするかどうか。2番手ならば折り合って先行するような気がします。カフジテトラゴンはハイペースバランスにすることが多いので、前半800mは46.0くらいにはなるかも。
中段の前からはアルーリングウェイ、間にウォーターナビレラ、外からアネゴハダが上がると思います。中段のやや前からスターズオンアースで、内に入らずに内から2頭目はいつもの川田ポジションですね。その外にラブリイユアアイズ、内から3頭目になりそうですね。中段からサブライムアンセム、前走のフィリーズレビューはもう少し後ろでしたが、今回は岩田望騎手へ戻るので中段を取ってきそうですね。
ナミュールは大外枠、スタート不安があるので最後の枠入れは良いですね、出遅れてもリカバリーしやすいので中段は取れると思いますが、内へ入れるのは至難の業。馬群の切れ目を探して下げて行くか、腹を括って馬群の外を回すか、どちらにしても苦しい展開になりそうですね。阪神JFを勝ったサークルオブライフも外枠で、前走のチューリップ賞では先行して末が甘くなりました。今回は阪神JFと同じように乗ると思うので、中段やや後ろ辺りで、内にスペースがないと内から3頭目が良いところですね。
ナムラクレアは中段のやや後ろから、もう少し前の方が良いと思いますが、浜中騎手の継続騎乗なので同じような位置取りでしょうか。ベルクレスタは折り合い不安で後方で溜めるレースだと思います。プレサージュリフトも後ろからで、末脚勝負に徹すると思います。
4コーナーです、カフジテトラゴンはダートしか走っていないので、この辺りでスピードが鈍ってしまう可能性があります。それを外からパーソナルハイが交わし、ウォーターナビレラ、スターズオンアース、サブライムアンセムが追走。最内のアルーリングウェイ、クロスマジェスティ、ナムラクレアは下がってくるカフジテトラゴンを上手く捌けるかどうか。多頭数なので待たされる可能性が高いと思います。
土曜のレースを見ていると、3,4コーナーで内から3頭目よりも外を回すと苦しくなりますね。アネゴハダ、ラブリイユアアイズ、ラズベリームース、ナミュール、フォラブリューテ、サークルオブライフ、プレサージュリフトが外を回しそうで、相当力がないと苦しいと思いますが。
直線L2標識付近です、パーソナルハイは阪神JFでもL2で苦しくなっているので、この辺りで減速しそう。それをウォーターナビレラが交わし先頭へ、スターズオンアースがスムースに追走。アネゴハダはL2までは対応しそうで、ラブリイユアアイズはその外へ出しますが伸びるかどうか。ナミュール、プレサージュリフトは外からの末脚勝負ですね。内ではカフジテトラゴンを交わしてアルーリングウェイ、クロスマジェスティ。中目からライラック、サブライムアンセム、ベルクレスタ、ナムラクレア、サークルオブライフがコースを探りながら。
直線L1標識付近です、ウォーターナビレラが抜け出し押し切り狙い、スターズオンアースがスムースなら差せるかどうかですね。サブライムアンセムは伸びるはずで、届くかどうか。内からアルーリングウェイがカフジテトラゴンを早目に交わせればチャンスあり。ベルクレスタ、サークルオブライフは届かない可能性の方が高いかも。ナムラクレアもトップスピードの質が高い訳ではないので、届くかどうかですね。ナミュール、プレサージュリフトは3,4コーナー外を回した上で直線で爆発的な末脚を発揮できるかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ウォーターナビレラ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
阪神JFでは3着に好走していますが、実はこの時はハイペースバランスですが、中緩みがあってL2最速戦です。この展開はウォーターナビレラには好ましい訳ではなく、3着に好走したことは高評価です。この馬の真骨頂はファンタジーSですね、ややハイペースバランスを先行して押し切り、パワーと持続力を見せました。持続力の高さが武器なので、流れてくれれば馬場の助けも借りて押し切れそう。
○スターズオンアース ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:距離適性、騎手強化。 悪材料:クラス負けの危険、初輸送。
近2走は勝負所で詰まってしまいましたが、それでも2着ですから力は見せました。スムースならばこの2走は勝っていたはずで、ここでも勝負できそう。川田騎手に乗り替わりますし、ポジションが取れるタイプなので、展開と馬場もこの馬に味方しそう。
▲サブライムアンセム ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:スタート不安、使い詰め。
前走のフィリーズレビューはコース取りの差もあって、ナムラクレアを撃破しましたね。今回も中段は取れそうだし、外を回すことはないと思うので、前に川田騎手を置いて追走すれば流れ込めそう。
△アルーリングウェイ ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手不安。
脚質的に流れる展開は合うと思いますが、問題は最内に入った時に下がってくる可能性があるカフジテトラゴンを捌けるかどうか、ここを上手く交わせれば持続力は持っているし、内を走れば馬場にも助けてもらえるのでチャンスはあると思います。
★ナムラクレア ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
浜中騎手が乗っていて近2走は中段のやや後ろからになっていますね、この馬はトップスピードの質は高くないので、中段辺りに居ればチャンスはあるのですが・・・。ファンタジーSでウォーターナビレラを差せなかったので、後ろからになると内を上手く捌けても3着までかな~。
☆サークルオブライフ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、かなり持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
前走のチューリップ賞では中段のやや前から、前哨戦なので試した感じもありましたね。これで末が甘くなったので今回は阪神JFの時のように、中段のやや後ろ辺りを狙ってきそう。ただ外枠だし馬群の中へ入れられるかどうかで、3,4コーナーで内から3頭目よりも外だと苦しくなると思います。
Xナミュール ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:スタート不安。
大外枠はこの馬のスタート不安を考えると良いのですが、今の馬場状態ではまさに諸刃の剣ですね。3,4コーナーで外を回してもねじ伏せるだけの力があるかどうか。