土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<向正面から3コーナー、4コーナーにかけて、内柵沿いに傷みがあります。>
土曜日は良馬場でした、11RのプリンシパルSでは1:59.0、上がり3F最速は33.8でした。金曜日に散水をしているので、良馬場でも若干含水率が高く、高速馬場までには入っていないと思います。土曜日に散水するかどうかは分かりませんが、日曜日は晴れて気温も20度以上になりそうなので、乾いてやや高速馬場になりそう。スピードの裏付けがない馬は苦戦するかもしれませんね。
馬場の内外ではフラットと見ています、プリンシパルSでは最後方から外を伸びて2着まで来たキングズパレス、12Rの2勝クラスの1400mでも、出遅れて後方からになったゲバラが、外から伸びて3着だったので、外からスムースなら届く馬場だと思います。
◎ダノンスコーピオン
○インダストリア
▲タイセイディバイン
△ダンテスヴュー
★ソネットフレーズ
☆セリフォス
Xキングエルメス
*ステルナティーア
馬連 ⑱=②④⑤⑦⑨⑪⑰ 7点
3連複 ⑱=②④⑤⑦⑨⑪⑰=②④⑤⑦⑨⑪⑰ 21点
3連単 ⑱ー⑦⑪ー②④⑤⑦⑨⑪⑰ 12点
ジャングロは何が何でも逃げたい馬ではなく、控えてもレースを出来るのはマーガレットSで見せていますね。なのでスタートから出して行って逃げるというよりも、出たなりで他馬の出方を見ての逃げではないでしょうか。内のキングエルメスが主張するようなら2番手の外もあり得るので、前半はあまり速くならず最初の600m34秒台の後半くらいでしょうか。カワキタレブリーが先行、アルーリングウェイがどこまで上がるか。カワキタレブリーを出させずに先行した方が良いと思いますが、藤岡佑騎手なのでどこまで積極的に行くか。
中段辺りに固まりそうなのがセリフォス、タイセイディバイン、マテンロウリオン、インダストリア、ダンテスヴュー、ダノンスコーピオン。ダノンスコーピオンは外からなので、プルパレイよりも後ろになるかもしれませんね。ステルナティーアも出して行けば中段、そうなると中段は外に膨らんで、内から4頭くらい並ぶかもしれませんね。
4コーナーです、ジャングロが逃げるなら平均バランスから中緩みを作ると思います、ニュージーランドTでもソロっと出して行って2F目11.2でした。2F目で10秒台に入ることも珍しくないレースですが、豊騎手なので前走のようなラップ推移にしてくると思います。なので4F目から中緩みを作ると思うし、中緩みが出来れば馬群は凝縮すると思います。内の隊列はジャングロのペースに付き合うはずで、外を回す馬の押し上げがありそう。
インダストリアはレーン騎手なので、4コーナー辺りでジワっと上がってくると思います。これに続くのがダノンスコーピオンなどの外枠勢。タイセイディバインとダンテスヴューも、外が上がって出来たスペースが使えるはずなので、前との差を詰めてくると思います。セリフォスは初手で内に入ると、ここで動けなくなりそう。
直線L1標識付近です、ジャングロは距離は持つはずですが、前走も上がり3Fが34秒台なので、府中で上がり33秒台を求められると苦しいかもしれませんね。アエロリットとレシステンシアは上がり34秒台で好走していますが、2F目で10秒台に入る展開にして後続に脚を使わせています。ジャングロの場合は2F目で10秒台に入れるかどうか微妙なので、速い上がりで見劣りそう。アルーリングウェイもトップスピードの質では見劣りますね、桜花賞でも中緩みからの3F戦で切れ負けしているので、豊騎手のペースを藤岡佑騎手が容認してしまうと苦しいですね。
カワキタレブリーとトウシンマカオは距離が1F長いと思うので、この辺りで減速率が大きくなりそう。この2頭が下がったスペースを使えそうなのはキングエルメス、その後ろからソネットフレース。スピード持ってるインダストリア、ダノンスコーピオンは外からスムース。タイセイディバインとダンテスヴューもスピード持っているので、中目からスムースに伸びるはず。プルパレイは1F長いかも、ステルナティーアは届くかどうかですね。
内からセリフォスはコースが空くかどうか、マテンロウオリオンもコースが空くかどうかですね。このレースは外枠の成績が良いのですが、理由は内枠の先行馬の中で力の劣る馬が下がって来るから。この下がってきた馬を上手く交わせないとロスが大きくなる。顕著だったのが2019年アドマイヤマーズの時ですね、グランアレグリアが前が壁になり、外に無理やり出してダノンチェイサーの進路を塞ぎ降着でした。逆に内目の馬が好走したのが2020年ラウダシオンの時、内枠のレシステンシアが逃げて押し切り狙い、マークしたラウダシオンが差し切りました。レシステンシアが強かったので中段の内に居たギルデッドミラーがスムースに伸びて3着でした。今回は前に行く内目の馬が信用できないので、内に拘ると直線でコースが空かないかもしれません。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ダノンスコーピオン ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:コース適性。
前走のアーリントンCの内容が良いですね、平均バランスで中緩みのある3F戦、上がり3F33秒台で差し切りました。L2では自身10秒台に入っていたはずで、走破時計1:32秒台も優秀です。この馬は非ノーザンF生産馬なので、休み明けの共同通信杯がピリッとしませんでした。間隔は同じですが一旦緩めたのが共同通信杯で、アーリントンCは在厩だったようです。今回も在厩だったようなので上積みも含めて期待大。外枠もこのレースに限っては好材料だと思います。
○インダストリア ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走はコーナー4回の2000mで良くなかったですね、この馬の見どころは未勝利戦ですね。走破時計1:47.6で上がり3Fも33秒台と優秀です、直線では加速体勢に入るところで、ややモタモタした感じでしたが、腰回りの筋肉不足を感じさせる動きだったので、解消されていればスピードを発揮できると思います。
▲タイセイディバイン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
前走のアーリントンCでクビ差2着ですからダノンスコーピオン共々高評価ですね。使い詰めですが、この馬は非ノーザンF生産馬なので休み明けよりは良いし、ルーラーシップ産駒は使い減りせず、むしろ使って調子を上げて行くので好材料だと思います。母系にはグレーターロンドンが居る血統なので、マイルは好相性ですね。
△ダンテスヴュー ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。
東スポ杯2歳Sを評価しました、イクイノックスに1.0秒離されましたが、この時は後ろからになったので前残りもあって届きませんでした。走破時計1:47秒台で上がり3F33秒台なら、ここでもチャンスはあるはず。血統的にも好相性のフレンチヂュピティが母系に入っているので、外目からスムースなら最後に伸びてきそう。
★ソネットフレーズ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は不明、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:休み明け。
6カ月ぶりですがノーザンF生産馬なので不安はないですね。デイリー杯2歳Sでセリフォスとクビ差同タイムなので、ここでもチャンスはあるはず。
☆セリフォス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はかなり高い。
好材料:距離適性。 悪材料:休み明け、輸送。
朝日杯FS2着馬ですから能力は間違いないですね、ただ今回は5カ月の間隔です。この馬は社台の追分F生産馬なので、ノーザンF生産馬と同列には語れません。能力はあると思いますが、安田記念を狙っているよなコメントですし、内枠も不安材料ですね。
Xキングエルメス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。
非ノーザンF生産馬で休み明け2走目なので上積みが見込めますね。アーリントンCが好内容で0.2差なら、ここでも通用すると思いますが、内枠がどうか・・・。
*ステルナティーア ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
阪神JFでは初輸送でマイナス10㎏、チューリップ賞では逆にプラス8㎏でした。今回は地元なので仕上がっていればチャンスはあるはず。