土曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
<今週からBコースを使用します。向正面および正面直線の一部に軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。>
土曜日は稍重から良馬場でした、11Rの京王杯SCでは1:20.2で平均バランス。上がり最速はワールドバローズの33.2ですから、かなり乾いていました。パンパンの良馬場まで乾いていれば1分19秒台が出るので、土曜の時点では標準的な良馬場だったと思います。日曜に掛けては雨の心配はなく、晴れから曇りの予報ですから更に乾きそう。やや高速馬場になりそうで、前半次第では1分31秒台に入るかもしれませんね。
◎レシステンシア
○ソダシ
▲メイショウミモザ
△ソングライン
★ファインルージュ
☆レイパパレ
☆アンドヴァラナウト
☆ディヴィーナ
☆シャドウディーヴァ
☆デアリングタクト
☆マジックキャッスル
馬連 ⑤⑦=②③⑤⑦⑪⑬ 9点
3連複 ⑤⑦=⑤⑦=①②③④⑤⑥⑦⑪⑬⑮⑰ 9点
逃げるのはレシステンシア、ソダシ、ローザノワール、レイパパレが2列目で先行。中段の前からソングライン、ディヴィ―ナ、中段のやや前からメイショウミモザ、アンドヴァラナウト。中段からクリノプレミアム、デアリングタクト、シャドウディーヴァ、中段のやや後ろからファインルージュ、アブレイズ。中段の後ろからマジックキャッスル、デゼル、テルツェット、後方からアカイイト、ミスニューヨークという並びを想定。
逃げる可能性があるのはレシステンシアとローザノワール、行く気満々なのはローザノワールですが、この馬はスピードがイマイチで、前半34秒台で逃げたことはない。近走では府中牝馬Sが35.3で逃げていますが、このクラスになると前半34秒台前半どころか、33秒台に入ることも稀にはあるので、レシステンシアが控えない限りローザノワールは逃げられないと思います。レシステンシアは横山武騎手の継続騎乗、前走は仕上がり途上で凡走したはずですが、重馬場で前半33.4をどう考えるか。ペースで負けたと思えば控える可能性もあると思いますが、ローザノワールを前に置いてのレースは危険すぎるので、外から押して押して競られても馬なりで突っ張ってしまうと思います。
ローザノワールはどんなに頑張っても2列目当たり、その内にソダシ、外からレイパパレが上がってきそう。レイパパレも前半34.0くらいに対応できるかどうか未知数ですが、掛かるレースが多いのでスピードは持っていると思います。中段の前かはソングラインで、内枠なのでスタート遅れなければすんなり前を取れるはず。その後ろにメイショウミモザで、前走と同じように出れば中段のやや前は取れるはず。ディヴィ―ナもいつも通りの位置取りで、アンドヴァラナウトは外から前に行けるかどうか。
デアリングタクトは鬼門の内枠、オークスの時がかなり危ないレースだったので、ここから上手く外に出せるかどうか。ファインルージュももう少し前に行きたいはずですが、この枠だと中段辺りがやっとだと思います。昨年3着のマジックキャッスルは、近走スタートが遅いので中段の後ろ辺り、デゼル、テルツェット、アカイイト、ミスニューヨークはいつも通り後ろからだと思います。
4コーナーです、レシステンシアが先頭で、この馬は中緩みを作っても良いタイプなので、若干ペースが落ちるかもしれませんね。それでも後続が渋滞する程には落さないはずで、最遅でも11.9くらいのイメージですね。馬群は弱冠詰まると思いますが、凝縮というほどにはならないと思います。
直線L2標識付近です、レシステンシアはL3で勝負を決めてしまいたいはず。阪神JF、NHKマイルCでL3出し抜き好走していますから、ここでリードを奪えないと苦しくなりますね。ソダシがそれに続き、ローザノワールはこの辺で苦しくなり減速しそう。このローザノワールを上手く捌けないとロスが大きくなりそうで、ディヴィ―ナ、ソングライン、クリノプレミアム、メイショウミモザが該当しそう。デアリングタクトもコースを確保するのに苦労しそうで、外に出せるかどうかで間に合わない可能性が出てきます。
直線Ⅼ1標識付近です、レシステンシアがどこまで粘れるか、ソダシが差せるかどうかですね。内からはソングラインとメイショウミモザの差し込み、レイパパレとアンドヴァラナウトの後ろからディヴィ―ナが伸びるかどうか。末脚確かなシャドウディーヴァ、ファインルージュ、は届くかどうか。テルツェット、アカイイト、ミスニューヨークは高速馬場ではスピード不足でしょうか。デアリングタクトとマジックキャッスルはコースが空くかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎レシステンシア ・心肺機能は高く、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:体調、ペース。
前走は海外帰りの休み明けでプラス18㎏、完全に太目残しでペースではなく仕上げ不足で凡走した感じ。今回は調教後馬体重が532㎏とさらに増えていますが、この馬は輸送で減るので恐らく前走と同じか、弱冠減らして出て来ると思います。横山武騎手が怖がらずにペースを落とさなければ、押し切りもあると思います。
○ソダシ ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
前走フェブラリーSがダートですが重馬場で、前半3F34.5を先行して3着に粘りました。マイルではこの馬は高い適性を見せるので、内枠も引けたし先行してしまえば止まらないと思います。
▲メイショウミモザ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、輸送。
前走距離を伸ばして快勝、お母さんがメイショウベルーガなので距離は問題ないですね。内枠からスタート決めれば中段辺りに入ると思うし、直線コースが空けば伸びてきそう。
△ソングライン ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。 ・厩舎不安。
好材料:コース適性。 悪材料:厩舎不安、海外帰り。
トップスピードの質で勝負するよりも、NHKマイルCのような展開が合うので、レシステンシア次第ですね。内枠から先行してしまえば粘り込めると。
★ファインルージュ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
お母さんバシオンルージュが短距離の方が良かったので、血統的にもこの距離は合うはず。桜花賞が好内容で前半34.1を中段から差して3着なので、バテ差しの展開で伸びてきそうですね。枠的に前半の位置取り次第。
☆レイパパレ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:血統。 悪材料:初コース。
血統的には好材料ですが、前半34.0くらいを先行した時に対応できるか、戸惑わないかが不安材料ですね。
☆アンドヴァラナウト ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は今のところまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:初コース。
消耗戦になってⅬ1が12秒台迄落ちれば。
☆ディヴィーナ ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:血統。 悪材料:クラス負けの危険。
初の重賞でクラス負けの危険がありますし、初輸送も不安。前走からは2カ月間隔が空いていますが、使い過ぎの感もありますね。速い上がりを使えるタイプなので、コースが空けばチャンスはあるかも。
☆シャドウディーヴァ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁで持続力は高い。
・前向き過ぎるところがあって、馬群の外だと掛かる。・輸送はダメ、新潟も。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
輸送もないし、コース適性も良いし、間隔も適度と好材料ばかり。届くかどうか。
☆デアリングタクト ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は高い。
・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:故障長休明け。
こればかりは走ってみないと分かりませんが、休みが長いと思います。内枠は鬼門ですね。
☆マジックキャッスル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:体調。
昨年3着ですが近走はスタートが悪く、届くかどうかですね。