みやや競馬

2022年安田記念 予想。スタート決めれば。

土曜日の馬場情報 良馬場  Cコース

3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。また、正面直線の内柵沿いに傷みがあります。

土曜日は良馬場でした、金曜日に雨が降り含水率は高めでした。金曜日に雨が降りましたが散水もしているので、含水率は高めでした。クッション値も9.0まで下がったので散水の影響は大きいですね。日中は晴れで気温も上がったので、標準的な良馬場まで回復しています。10Rの由比ヶ浜特別2勝クラス1400mで1:20.1、上がり最速は1着アネゴハダで33.4、この馬はトップスピードの質が高い方ではないので、馬場はやや高速まで回復したのではないでしょうか。日曜日は曇で気温は高め、雨の心配はギリギリないようです。先週の土曜日は散水しているので、恐らく今週も散水すると思うので今朝と同じような含水率ではないかと。レース時間には乾くと思うので、土曜日と同じような馬場を想定しています。

◎ダイアトニック

○カフェファラオ

▲ファインルージュ                  

△セリフォス                         

★シュネルマイスター                                

☆ソングライン                         

馬連 ①⑫=①⑦⑨⑫⑬⑮ 9点                      

3連複 ①⑫=①⑦⑨⑫⑬⑮=①⑦⑨⑫⑬⑮ 16点        

3連単 ①⑫ー①⑦⑫⑮ー①⑦⑨⑫⑬⑮ 24点    

逃げるのはレシステンシア、2番手にロータスランド、ホウオウアマゾン、中段の前からカフェファラオ、ダイアトニック、セリフォス。中段のやや前からファインルージュ、ソングライン、中段からカラテ、シュネルマイスター、サリオス。中段のやや後ろからダノンザキッド、中段の後ろからエアロロノア、ソウルラッシュ、ヴァンドギャルド。後方からイル―シヴパンサー、カテドラル、ナランフレグという並びを想定。

逃げるのはレシステンシアで、前走のヴィクトリアMでは控えて2番手からでしたが、今回は何が何でも行きたい馬が居ないので、スタートと二の足が速いこの馬が逃げると思います。前走は前半800m46.3で平均バランスで若干スロー、自身の800m通過は推定46.5くらいだと思うので、今回競られる心配もないので同じようなペースではないかと。前後半46.5-46.0位でしょうか。横山武騎手はヴィクトリアMで消極的な騎乗だったので、ここで強気にペースを引き上げることはないと思いますが。

ロータスランドとホウオウアマゾンは2番手から、前に馬を置きたいようなのでレシステンシアと逃げ争いはないと思いますし、レシステンシアのペースが遅くても、突っつくことはないと思います。中段の前からはダイアトニック、前走の高松宮記念では本馬場入場でアクシデントがあったようで、スタート出なかったですね。阪急杯ではスタート速く二の足も速かったので、いつも通りのスタートが切れれば楽に中段の前は取れるはず。カフェファラオも芝のレースになりますが、前走のフェブラリーSでも芝スタートでスタート五分、二の足が速く中段の前を取れたので、ここでも中段の前は取れるはず。セリフォスはいつも通りのスタートなら前に行けるでしょう。

ファインルージュはスタート五分に出るので、豊騎手へ乗り替りですが下げることはないと思います。内目の枠ですし行きたい馬を行かせて内のスペースに入れそう。ソングラインは無理にでも前に行った方が良いと思いますが、池添騎手がそこまで積極的に乗らないので、中段のやや前辺りで折り合ってしまう気がします。その後ろにシュネルマイスター。サリオスはレーン騎手で前に行くかどうか、2走前の香港マイルでは逃げていますが、今回は外枠なので無理はしないかもしれません。

ダノンザキッドは前走の中山記念ではゲート内でソワソワして、スタート時に立ち上がってしまいました。これが輸送の影響だと今回も遅れる可能性がありますね。昨年のマイルCSではスタート五分から中段だったので、体調万全でも前には行けないと思います。イル―シヴパンサーはいつも通り後ろから、ソウルラッシュは前に行けるのですが、前走のマイラーズCではスタート五分から下げて行って後方から、鮮やかに差し切ったので同じように乗ってくるのでは。

4コーナーです、隊列に大きな変化はないと思いますが、サリオスはレーン騎手なのでこの辺りでジワっと押し上げ、それにシュネルマイスターが続く感じですね。サリオスが押し上げればセリフォスが追い出されるようにジワっと上がり、全体がこの辺りからペースアップしそうですね。後方勢はこの辺りで前から5,6馬身程に居ないと届かない可能性が。昨年はグランアレグリアが中段の後ろで届かず、2020年はアーモンドアイが4コーナーで後ろ過ぎて届かず、2019年もアーモンドアイが中段の後ろからで届きませんでした。今回で言うとこの図のダノンザキッドよりも後ろに居ると、上がり3F33秒台では無理だと思いますし、上がり32秒台でも昨年のグランアレグリアが2着、2019年のアーモンドアイが3着なので、後ろからではかなり苦しいですね。

直線L2標識付近です、レシステンシアが先頭でロータスランドとホウオウアマゾンが続く。外からサリオスが上がってきて合わせるようにセリフォス。馬群の中からダイアトニックがコースが空けば、岩田康騎手なので無理やりにでもコースを抉じ開けそう。その後ろからカフェファラオとソングライン。ファインルージュは内からでしょう。シュネルマイスターはサリオスの後ろからスムース、この辺りではまだGOサインは出さないかも。イル―シヴパンサーはスムースに外に出せるかどうかですね、先週のダービーでもダノンベルーガが直線入り口でスムースさを欠き伸びきれず、同じハーツクライ産駒なのでいかにスムースに外に出せるか。

直線L1標識付近です、レシステンシアが逃げハイペースにしなければ、L2区間は10秒台に入る可能性があり、トップスピードの質を持っていない馬は苦しくなると思います。前からはダイアトニックが抜け出し、カフェファラオが続くと思います。カフェファラオは前走のフェブラリーSのL2で11.2を出しているので、芝ならば10秒台に対応できるのではないかと。セリフォスも朝日杯FSでややハイペースバランス先行して、下り坂でしたがL2で11.2ですから対応可でしょうね。

ソングラインはトップスピードの質で勝負するタイプではなく、NHKマイルCでもL2は11.4ですから、前に居ないと勝負にならないと思います。レシステンシア、ロータスランド、ホウオウアマゾンもトップスピードの質で見劣りそう。間からファインルージュが伸びそうで、前走のヴィクトリアMで自身のL2は10秒台に入っていた感じ、躓いて建て直し進路変更してのものなので、スムースならスピード負けしないと思います。シュネルマイスターはマイルCSでL2の10.7に対応したので、海外帰りですが体調万全なら突き抜けることも。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ダイアトニック   ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力もある。・直線で外に寄れることがある。

好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

前走は本馬場入場時のアクシデントで出遅れてしまいレースになりませんでした、本来はスタートが良いタイプで阪急杯ではポンっと出ていますし、2年前の函館SSでは好スタートから2番手先行して押し切りと、前に居てこその馬です。マイルでは2020年の京都金杯で差しが届かず2着、今年の京都金杯は休み明けで57.5㎏を背負って0.1差4着なので、マイルは対応可能だと思います。母系を辿るとコンゴウリキシオウが出ていて安田記念2着、マイラーズC1着と血統的にも期待。

○カフェファラオ  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質は不明、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

前走のフェブラリーSが重馬場で走破時計1:33.8、上がり3F34.3と芝の重賞レベルのタイムを出しています。2着に下したソダシがヴィクトリアMを快勝したので、レースレベルでは通用すると思います。前に行ける脚質ですし、ダートでは速い上がりを使っているので、十分チャンスがあるのではないかと。府中での成績がとにかく良いので、芝でもワンターンのマイルなら。

▲ファインルージュ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

前走のヴィクトリアMが直線躓き進路変更しながら2着、しかも舌を出していて本気で走っていない感じでした。豊騎手への乗り替りも問題ないし、中2週なので疲労が残っていないかどうかですね。

                  

△セリフォス  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はかなり高い。

好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険、騎手弱化。

前走のNHKマイルCでは休み明けで0.3差4着、この馬は社台の追分F生産なので休み明けは良くなかったですね。それでも4着と格好は付けたので、自力の高さを見せたと思います。朝日杯FSで僅差2着しているし、デイリー杯で速い上がりを使っているので好材料多数。藤岡佑騎手への乗り替りは不安ですが、デイリー杯で勝っているので大丈夫だとは思いますが。

                         

★シュネルマイスター   ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。

好材料:コース適性。 悪材料:海外帰り。

昨年0.1差3着なのでここでは勝ち切って欲しいのですが、前走の8着が気になります。ノーザンFの外厩なのでしっかり立て直してくると思いますが、最終追い切りで舌を出しているので、まだ仕上がっていない感じもしました。

                               

☆ソングライン    ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力はやや高い。 

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。  ・厩舎不安。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

前走のヴィクトリアMでは向正面で狭くなり下げてしまい、直線届かず5着でした。思い切って先行してしまえばNHKマイルCのように好走も期待できますが、中段辺りになるとトップスピードの質で見劣りそう。