みやや競馬

2022年キーンランドC 予想。サドラー天国か?

土曜日の馬場情報 良馬場  Cコース

3コーナーから4コーナー、正面直線を中心にコース内側に傷みがあります。

馬場状態は良馬場でした、今週の芝レースでは後ろからの捲り追い込みも決まっていますし、逃げ切りもありました。先週は前残りの馬場でしたから、1週間でガラッと変わりましたね。先週の馬場と比較すると、今週は比較的乾いていて、クッション値も高くなっています。問題は明日と言うか、土曜日に散水するかどうかですね。先週の金曜日よりも含水率が下がっているので、散水するとなると含水率で0.3~0.5%高くなり、クッション値は0.4ポイントほど軟らかくなる可能性が高いです。もし散水が行われれば含水率は11.8~12.9%くらい、クッション値は7.3くらいになるはずで、先週の土曜日と同じくらいになりそう。そうなるとまた前残りの馬場に戻る可能性が出てきます。土曜日の夕方の段階では、札幌周辺に雨雲が多く出ているので、雨が降る可能性も捨てきれないので、馬場状態は先週の状態と、今週土曜日の状態と両睨みになります。

先週の札幌記念は1,2着がサドラーズウェルズの血を持った馬、今週の土曜日の芝レースは7レースありましたが、その内6レースでサドラーズウェルズの血を持った馬が3着以内に1頭は来ていました。ただ10RがキーンランドCと同じ1200mで、このレースはサドラーズウェルズの血を持つ馬が3頭居ましたが、3着以内には来ませんでした。

このレースでサドラーズウェルズの血を持つ馬は、ビリーバー、ウインマーベル、シゲルピンクルビー、ロードマックス、メイショウミモザ、トウシンマカオです。

◎トウシンマカオ

○ヴァトレニ

▲ロードマックス                               

△シゲルピンクルビー                                 

★ジュビリーヘッド                                  

☆ウインマーベル                                       

Xメイショウミモザ                                    

馬連 ①⑯=①⑤⑥⑨⑩⑬ 11点                  

3連複 ①⑯=①⑤⑥⑨⑩⑬=①⑤⑥⑨⑩⑬ 25点

逃げるのはオパールシャルム、2番手にヴァトレニ、、中段の前からマウンテンムスメ、トウシンマカオ、中段のやや前からサヴォワールエメ、ジェネラーレウーノ、レイハリア。中段からウインマーベル、シゲルピンクルビー、ヴェントヴォ―チェ、中段のやや後ろからジュビリーヘッド、マイネルジェロディ、中段の後ろからメイショウミモザ、エイティーンガール、後方からビリーバー、ロードマックスという並びを想定。

逃げるのはオパールシャルムかなと、前走は2番手からでしたが2走前には前半32.9で逃げ切っています。ヴァトレニも2走前には逃げ切っていますが、前走は今回と同じ横山武騎手で2番手から差し切りでした。レイハリアは二の足が遅いので、ヴァトレニが競らなければ、オパールシャルムが逃げると思います。2番手からヴァトレニですね、内枠なので2番手を主張しやすい枠だし、スタートも速いのでここはスンナリではないかと。トウシンマカオが外から上がって中段の前、その内にマウンテンムスメだと思いますが、パコ―騎手なのでどう乗ってくるか未知数ですね。レイハリアは上がってきても中段の前までで、トウシンマカオの外まで。

ジェネラーレウーノは逃げたいと思いますが、そこまでスタート速くないし、1200mで逃げるのは難しいのではないかと。ウインマーベル、シゲルピンクルビー、ヴェントヴォ―チェが中段で、ジュビリーヘッドはもう少し前かもしれませんが、外を回すのは距離ロスがあるので、出たなりで中段のやや後ろでしょうか。メイショウミモザとエイティーンガールが中段の後ろで、後方からビリーバーとロードマックス。ロードマックスはもう少し前かも。

ヴァトレニが競り合うことはないと思いますが、平均以上では流れると思うので、もう少しばらける感じでやや縦長になりそうですね。ヴァトレニは1200mのレースが2回目で、超ハイペースになると未知数で不安が出て来ると思います。

4コーナーです、ジェネラーレウーノが苦しくなりそうで、下がって出来るスペースを使って、トウシンマカオの後ろからヴァトレニが追走。外からレイハリア、ヴェントヴォ―チェ。ウインマーベルは内を上手く捌かないと、勝負所で待たされる可能性があります。ファルコンSでは直線狭くなって戦意喪失、下がってしまったのでここでスムースに直線に入って行けるかどうか。エイティーンガール、ロードマックスは外から。

直線L1標識付近です、トウシンマカオが抜け出しヴァトレニが追走、外からレイハリアとヴェントヴォ―チェ。大外からエイティーンガールとロードマックス。その後ろからメイショウミモザ。内を捌ければウインマーベルがどこまで伸びるかですね。

トウシンマカオはNHKマイルCでL2標識まで先頭で踏ん張っていたので、初の1200mでも押し切り濃厚。ロードマックスは前走1200mで覚醒したように差し切ったので、馬場次第ですが届く可能性があると思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎トウシンマカオ  ・心肺機能はやや高い、パワーは不明、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料:距離適性、斤量。 悪材料:クラス負けの危険。

前走のNHKマイルCをハイペースバランスで逃げて8着でしたが、L1標識まで先頭列で踏んばっていました。この時の1200m通過時計が1:08.5で、馬場状態が違い過ぎますが単純な時計だけなら十分通用するはず。1400mでは京王杯2歳S2着を含めて1-1-0-1、着外の1回も詰まったファルコンSなので、すんなり先行出来れば斤量含めて勝ち切れるのではないかと。今回は3カ月半の休み明けですが、牧場からの直接入厩ではなく吉澤ステーブルEASTで乗り込まれているので、大きな不安はないと思います。なにより川田騎手を配してきたので、中途半端仕上げではないはず。スムースに走れる外枠を引けたし、前目に付けることが出来るはずなので、前残りの馬場でも対応できるはず。斤量53㎏なので、しっかり勝ち切って欲しいですね。

○ヴァトレニ  ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

前走初の1200mで0.3差の快勝、ややハイペースバランスを2番手から横綱相撲で押し切りましたから、ここでも期待できますね。馬場次第になりますが前残りならチャンス十分、差し優位の馬場になるとやや不安ですね。

▲ロードマックス  ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。 

前走初の1200mで覚醒したように差し切り、元々1200~1400で買いたいと思っていたので、届くかどうか馬場次第ですがこの評価で。

                              

△シゲルピンクルビー   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は低い、持続力はやや高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

いつ走るか分からない馬ですが、鞍馬Sが好タイムだったので、同じように平均バランスくらいで入れればチャンスはあるかも。あとはサドラーズウェルズの血を持つ馬なので、血統に期待ですね。

                                

★ジュビリーヘッド  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

条件戦を勝ち上がるのに苦労していましたが、いざOPクラスに上がるとGⅢ函館SSでいきなり2着、前走の青函Sではヴァトレニに0.3差を付けられましたが、1㎏重かったのでもう少し差を詰めてくるかも。差しに回るよりも前で押し切った方が良いと思いますが、横山和騎手はそこまで前に行かないようなので、下手をすると中段も取れないかも。

                                  

☆ウインマーベル   ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:距離適性、斤量。 悪材料:初古馬戦、休み明け。

今回は休み明け、外厩はコスモビューFで橘Sの時はビッグレットF鉾田ですから、やや不安があります。コスモビューFも坂路を備えた総合牧場だそうで、仕上がっていれば問題は無いのですが。ファルコンSの時が直線で詰まってしまったので、休み明けの影響が分かりませんね。来ても驚けないし、来なくても驚けないと思います。

                                      

Xメイショウミモザ   ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:騎手不安。

1200mで勝ち上がってきた馬なので、得意距離に戻ると考えれば一発あってもおかしくないかも。前走は前に行って凡走したし、ヴィクトリアMは後ろからで勝負にならなかったので、中段のやや後ろ辺りから早目に捲り追い込みに行けば、馬場状態次第でチャンスはあるかも。この馬にもサドラーズウェルズの血が入っています。