土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<内回りコースの全周にわたり、内柵沿いに傷みがあります。特に内回り3コーナー入口から4コーナー、正面直線にかけての傷みが顕著です。>
馬場状態は良馬場、金曜日に散水していますが乾いています。12Rの1勝クラスがマイル戦で走破時計1:35.7、展開的には2頭が離して逃げて、メイン集団は3秒程離れて追走。1着はレベレンシアが上がり3F33.1、この馬がメイン集団の先頭で終始最内。2着のムーンリットナイトは中段のやや後ろからで内から2頭目、3着のポーカーが中段のやや前からで内から2頭目でした。直線では中目から外の方が良さそうだが、3,4コーナーは内目の方が良さそう。この12Rは2着のムーンリットナイトが上がり3F32.3と、かなり速い上がりタイムを記録している。メイン集団は前半800m50秒くらいの超スローだったので、これだけの上りタイムが出たと思うが、1勝クラスで3歳馬が56㎏背負ってこのタイムなので、かなり速い馬場になっていると思います。
明日ですが、いろんな天気予報を見ると、午前中にパラっと降る予報が多い。低気圧が南を通りそうで、降らない可能性が高いのではないかと。この天気予報では散水しない可能性が高く、土曜日に引き続き良馬場で高速馬場を想定しています。
◎シュネルマイスター
○ダノンザキッド
▲ジャスティンカフェ
△サリオス
★ダノンスコーピオン
☆ソウルラッシュ
※セリフォス
※ソダシ
馬連 ④=③⑤⑥⑦⑩⑪⑮ 7点
3連複 ④=③⑤⑥⑦⑩⑪⑮=③⑤⑥⑦⑩⑪⑮ 25点
3連単 ④ー③=⑤⑥⑦⑩⑪⑮ 12点
逃げるのはウインカーネリアン、2番手にダノンザキッド、ホウオウアマゾン。中段の前からソダシ、ファルコニア、中段のやや前からロータスランド、シュネルマイスター、ダノンスコーピオン。中段からサリオス、セリフォス、中段のやや後ろからソウルラッシュ、ジャスティンカフェ。中段の後ろからベステンダンク、ピースオブエイト、マテンロウオリオン、後方からエアロロノア、ハッピーアワーという並びを想定。
逃げ馬不在で何がなでも行きたい馬は居ませんが、スタート速いのはウインカーネリアン。差しに回って良さが出る馬ではないので、スタートさえポンっと出てしまえばそのまま逃げると思います。ホウオウアマゾンは坂井騎手に手が戻りますが、前走で遅れたし安田記念で逃げて凡走したので、無理に逃げることはないと思います。ファルコニアも1回逃げ切りがありますが、テン乗りの池添騎手だし無理に逃げることはないかと。
2番手は内からダノンザキッド、前走もスタート抜群に速かったので、内枠生かしてウインカーネリアンを行かせての2番手から、その外に控えたホウオウアマゾン。ソダシ、ロータスランド、ファルコニアがいつも通り中段の前から。シュネルマイスターはスタート五分に出るので、余程速くならなければ中段のやや前は取れるはず。ムーア騎手が乗るサリオスは中段から、差しに回ると思います。セリフォスもいつも通りですね。
前走で位置を取るレースをさせた2頭、ソウルラッシュとジャスティンカフェが中段のやや後ろから。ピースオブエイトはクリスチャンなので、先週のイメージで乗ってくるのではないかと。マテンロウオリオンはゲート内で横を向いてしまうので、どうしてもスタートのタイミングが合わない、なのでポジションは取れず中段の後ろだと思います。エアロロノアは足を溜めての一発狙いでしょうね。
4コーナーです、ウインカーネリアンは三浦騎手、適正ペースでレースを作れるか疑問、恐らくスローの上がり勝負にしてしまうのではないかと。なのでこの辺りはL4で中緩みが出来た影響で、馬群が凝縮しそう。元々阪神のマイル戦は中緩みからの3F戦になりやすいので、コース形態なりのラップ推移になりそう。先週のことがあるので各馬外を意識すると思うので、この辺りから馬群が外に広がりそう。内の馬も待たされることはないと思いますが、外から上がってくる馬の方がスムースだと思います。
ホウオウアマゾンが外を意識したコース取りになれば、ダノンザキッドがウインカーネリアンの外へ、その後ろからシュネルマイスター、サリオスが追走。ソダシはホウオウアマゾンを信用し過ぎると危ないと思います。外からダノンスコーピオンとジャスティンカフェ、距離ロスはありますがスムースのはずで、馬場次第では伸びるはず。マテンロウオリオンは内を狙うと思います、土曜日の11RアンドロメダSで横山典騎手が内を突いて差し切っているので、最内に悪いイメージはないはず。
直線L2標識付近です、スローからの3F戦だと、トップスピードの質がモロに問われるはずで、ウインカーネリアン、ホウオウアマゾン、ファルコニア、ロータスランドは苦しいはず。ソダシもキレッキレのトップスピードの質を持っているわけではないので、この辺りで抜け出してリードを築いていたいはず。それが今年のヴィクトリアMでしたからね。この地点でシュネルマイスターよりも後ろに居る馬には、勝つ権利がないと思います。昨年もシュネルマイスターを差しているのはグランアレグリアだけだし、そもそもマイルで後ろから交わされたのは、昨年の安田記念のダノンキングリーとグランアレグリアだけですからね。
直線L1標識付近です、L2区間が下り坂なので大きな差が出来ないと思いますが、トップスピードの質を持っているダノンザキッド、シュネルマイスターが中目から抜け出し、外からダノンスコーピオン、ジャスティンカフェ、ソウルラッシュが上がってくる。前から2列目辺りにサリオス、セリフォス、その後ろからマテンロウオリオン。外から追い込むのはエアロロノアという感じ。ホウオウアマゾン、ファルコニア、ロータスランドが壁になりそうで、この3頭を上手く捌けた馬が抜けてきそう。
先に抜け出したダノンザキッドをシュネルマイスターが掴まえ、外からダノンスコーピオンとジャスティンカフェ、ソウルラッシュがどこまで伸びるか。直線は中目から外なら伸びると思うので、この3頭は能力次第。サリオスはスムースだと思うので体調次第。セリフォスはスムースなコース取りが出来るかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎シュネルマイスター ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
昨年2着だし今年のメンバーならこの馬で良いと思います。昨年は直線進路変更しながらダノンザキッド、インディチャンプを差して2着、グランアレグリアには交わされましたが0.1差、余程の不利がなければ1着は硬いのではないかと。
○ダノンザキッド・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高い、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
この馬は輸送でパフォーマンスを落とすので、地元で走れるのは大きな好材料だと思います。昨年もシュネルマイスターと0.1差の3着だし、前走の毎日王冠でもスタートでアクシデントがあっての3着なので、このメンバーなら好走してもおかしくないと思います。
▲ジャスティンカフェ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
福永騎手の継続騎乗は前走のポジションを考えても好材料、トップスピードの質は持っているので、届くかどうかだけですね。前走はサリオスに負けていますが、休み明けでプラス8㎏、社台F生産馬なので一叩きされての上積みを考えれば、サリオスを逆転できると思います。
△サリオス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
安田記念3着で復活した感があります、ただサリオスはスムースだったのに対して、シュネルマイスターは進路変更して2着ですから、力関係では明らかにサリオスが下。ムーア騎手も差しに回るはずで、スローからの3F戦では届かない危険があります。
★ダノンスコーピオン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
前走の富士Sではセリフォスに2㎏あげていましたから3着は納得、この馬は非ノーザンF生産馬で休み明けでしたから、今回は叩き2走目で上積みが見込めます。セリフォスよりは上の評価ですが、安田記念でセリフォスとサリオスの着差と斤量を考えると、サリオス以上の評価はできない。
☆ソウルラッシュ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
この馬も非ノーザンF生産馬で、一叩きされて上積みが見込めます。前走の内容からセリフォスよりは上の評価ですが、大きく上回る程ではないと思います。セリフォスよりはちょっと上の評価ですね。
※セリフォス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はかなり高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目、騎手強化。 悪材料:特になし。
この馬も非ノーザンF生産馬で休み明け2走目、一叩きされた上積みが見込めます。安田記念では古馬に4㎏貰っていながら4着、前走も同級生のダノンスコーピオンに2kg貰っていますから、このメンバーでは高く評価できない。ただ大幅な騎手強化なので無視はできない。
※ソダシ ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:展開。
マイルではGⅠを3勝しているし、内2勝は同コースですからコース適性は最高。問題は牡馬相手に通用するかどうかで、ここはファインルージュを物差しにしました。ファインルージュは桜花賞でソダシと0.1差、安田記念ではサリオスから0.2差なので、ソダシはサリオスから0.1秒後ろではないかと。想定よりも1列前に居て、L4から自分で先捲りに行けばチャンスはあると思いますが。