土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
＜第1回中山競馬終了後、損傷箇所へ洋芝を追加播種し、凹凸整正および肥料散布、約2週間のシート養生を実施しました。洋芝の生育に不揃いな箇所が部分的に見られますが、全体的には概ね良好な状態です。＞
馬場状態ですが良馬場、金曜日にパラっと降りましたが大きな影響はなく、クッション値は変わらずで9.9。11Rの冨里特別ではスローからの3F戦でしたが、L1が12.3迄落ちていました。高速馬場とまでは言えず標準的な良馬場で、内外はフラットからやや内優位くらいかなという感じ。土曜日の夜にパラっと降る予報ですが、雨量は多くないようなので大きな影響はないと思います。
◎ヒシイグアス
〇ドーブネ
▲シュネルマイスター
△スタニングローズ
★ソーヴァリアント
☆リューベック
複勝 ⑪
3連複 ④⑤⑪＝④⑤⑥⑪⑫⑭＝④⑤⑥⑪⑫⑭ 19点
逃げるのはトーラスジェミニ、2番手にショウナンマグマとナイママ。中段の前からドーブネ、リューベック、中段からソロフレーズ、スタニングローズ、ラーグルフ、ダノンザキッド、ソーヴァリアント、ヒシイグアス。中段の後ろからシュネルマイスター、後方からイル―シヴパンサー、モズベッロという並びを想定。
逃げるのはトーラスジェミニかショウナンマグマ、この2頭が行くと思いますが、ナイママも後ろからでは勝負にならないと思うので、前に行き3頭で逃げ集団を形成。ペースが速くなればメイン集団を豊騎手がコントロールするはずで、ドーブネ以下は平均からややスローくらいだと思います。リューベックは前に行くと思いますが、逃げ3頭に加わることはなくメイン集団の前まで。
中段はスタート次第で変わってくると思いますが、ダノンザキッドとソーヴァリアントはもう少し前に行くかもしれないし、メイン集団が平均くらいまでペースが上がればもう少し縦長で、前半はバラけることもありそうですね。シュネルマイスターは中段の後ろ、イル―シヴパンサーはミルコなので後ろからだと思います。モズベッロは長休明けで、追走に苦労するかも。
4コーナーです、L4辺りからドーブネが前を捕まえに行き、メイン集団は中目を回してくるでしょうね。大外になりそうなシュネルマイスターはかなり距離ロスしそうで、力でねじ伏せることが出来るかどうか。この辺りはペースが一気に上がっているはずで、詰まるような馬は居ないと思います。L2区間では11秒台の前半が出る馬場なので、ある程度のトップスピードの質がないと、この辺りで苦しくなる馬も出て来るかも。
直線L1標識付近です。ドーブネが先頭でリューベック、ラーグルフ、ヒシイグアス、シュネルマイスターが2列目でスムース。その後ろからソーヴァリアント、スタニングローズ、ダノンザキッド。後ろからイル―シヴパンサー。
ドーブネがどこまで粘れるか、中段から伸びるのはヒシイグアス、シュネルマイスター、スタニングローズ、ソーヴァリアント。ヒシイグアスとシュネルマイスターは外から伸びるかどうかですね、馬場は問題ないはずなのでスムースなら問題ないはず。スタニングローズとソーヴァリアントは前で粘りたいタイプなので、初手で中段のやや前を取れないと伸びあぐねるリスクはあると思います。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ヒシイグアス ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料：コース適性。 悪材料：長休明け。
正直かなり迷いましたが、この馬に本命を打ちました。昨年の宝塚記念以来で8カ月振りなので不安はありますが、この馬は間隔詰めて使えないようで、休み休み使っています。ノーザンFしがらきを使う馬なので、間隔空けても走るところは宝塚記念2着、天皇賞(秋)5着、ウェルカムS1着で見せているので、間隔がやや長い感じはしますが勝てる状態にはなっているはず。コース適性は一昨年勝っているレースなので良いし、同じ鞍上松山騎手も好材料でしょう。
〇ドーブネ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：距離適性。 悪材料：クラス負けの危険。
重賞を勝っていないのでクラス負けの危険はありますが、前走を見ても2000mはやや長い感じで、今回こそが適正距離だと思います。行きたい馬を行かせて第二先行のような位置取りになるはずで、豊騎手のペース認識が生きると思います。開幕週で自分の展開に持ち込んで粘れるかどうかですね。
▲シュネルマイスター ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。
好材料：コース適性。 悪材料：展開。
海外の水が合わないようで前走香港で凡走、昨春のドバイも凡走しているので、国内で走れるだけで好材料でしょう。2走前のマイルCSは内枠で、直線スムースに走れなかったので度外視。1800mは毎日王冠で快勝しているし、中山も1200mのスプリンターズSは度外視して良いと思うので、ひいらぎ賞1着、弥生賞2着で悪くない。上手く外に出して3コーナー辺りからスムースなら、力は上のはずで頭まであると思います。
△スタニングローズ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料：コース適性。 悪材料：特になし。
前走のエリザベス女王杯は重馬場だったので、今のところ敗因はハッキリしません。ただ負け過ぎの感はありますね。フラワーCで同コースを勝っているので、コース適性は良いし休み明けでも走る。特に不安はないのですが・・・。
★ソーヴァリアント ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料：コース適性。 悪材料：特になし。
この馬はチャレンジCを2年連続圧勝していますね、阪神2000mなので中山コースはこなせるはずで、セントライト記念でも2着とコース適性は見せています。ただチャレンジCで負かした相手が強いとは言えず、着差はありましたが1㎏貰っていたヒートオンビートと、同斤量のルビーカサブランカ。1線級とは未対戦でクラス負けの危険が若干あるかも。
☆リューベック ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料：距離適性、コース適性。 悪材料：クラス負けの危険。
条件戦を勝ち上がったばかりなので、このクラスでいきなり好走するとは考えにくいのですが、前に行けるのは大きな武器で、開幕週なら狙ってみてもいいかなと思います。