みやや競馬

2023年マイラーズC 予想。高速馬場で時計の裏付けがある馬から。

土曜日の馬場情報 良馬場  Aコース

2020年の第4回京都競馬終了後、コース全域の馬場改造工事を行いました。昨年の7月までに馬場全面の芝張りを完了し、その後肥料散布・薬剤散布・芝刈り等の管理作業を行い、芝の生育促進に努め、昨年10月下旬に洋芝によるオーバーシードを実施しました。野芝・洋芝共に順調に生育し、非常に良好な状態です。

土曜日の馬場状態は良馬場でした、9Rのあやめ賞1800mの走破時計は1:45.0、12Rの2勝クラス1600mの走破時計が1:32.4、両レースともハイペースバランスだったことで、上がり3Fは34秒台でした。走破時計からすると高速馬場ですね。午前中のレースでは内優位でしたが、午後になって外からも伸びて好走していたので、前後内外はフラットと見て良いと思います。

◎シュネルマイスター

○ソウルラッシュ

▲ジャスティンスカイ                    

△トリプルエース                         

★エアロロノア                                  

馬連ワイド ⑩=⑮                

3連複 ⑩=⑮ー②③⑭  3点          

3連複 ⑩ー⑮ー②③⑭  3点

逃げるのはシャイニーロック、酒井騎手なのでペースは不安ですね。シャイニーロック自身はあまりスピードを持っているタイプではないので、外目の枠から無理やり逃げると速くなる可能性があり、縦長になる可能性もありますね。それでも土曜日の傾向を見ると、馬場は明らかに速いので、他の騎手も前への意識はあるはず。前半45秒台でも馬群は凝縮しそうですね。

先行勢はザイツィンガー、キングエルメスの2頭で、この2頭は前走も前で競馬をして好走しているので、ペースに関係なく前に行くと思います。サヴァ、グラティアスが中段の前辺りで、外からビーアストニッシド、内へ入れられればこの馬が中段のやや前辺り。中段が内からジャスティンスカイ、ガイアフォース。川田騎手もこの枠だと最内に押し込められそうですね。

中段のやや後ろ辺りにゴールデンシロップ、シュネルマイスター、ソウルラッシュ。ソウルラッシュは1頭分引いて、シュネルマイスターの後ろもあると思います。その後ろからエアロロノア、最内にトリプルエース。マテンロウオリオンは後ろから、前走も前半は無理をしなかったので、同じように乗ってくると思います。

4コーナーです、3コーナーの手前にある上り坂で前がペースダウンして、中緩みができやすいので、馬群は凝縮すると思います。ソウルラッシュの位置取り次第では、シュネルマイスターの仕掛けが遅くなる可能性がありますね。ソウルラッシュがシュネルマイスターの後ろからならば、シュネルマイスターは自分のタイミングでスムースに仕掛けられるはず。

ジャスティンスカイが内に居ると動けなくなる可能性があり、この馬はズブイので仕掛が遅れると危なくなる。直線入り口で内が空くコースなので内へ行っても良いのですが、瞬時に加速できるタイプではないので、4コーナーでどこを回すかが結構重要になりますね。改修したことで4コーナーから直線入り口の形状がやや緩やかになりました、なので流れてくれれば内に居てもモタモタすることはないと思います。

直線L2標識付近です、先頭列はシャイニーロック、キングエルメス、サヴァ、外からビーアストニッシドが並んでくる感じ。その後ろからザイツィンガー、ガイアフォース、外からシュネルマイスター、ソウルラッシュ。ジャスティンスカイはシュネルマイスターの内側ですかね~。後ろからはエアロロノア、トリプルエース、マテンロウオリオンがスムースのはず。

直線Ⅼ1標識付近です、中緩みが出来る可能性もあるし、土曜日の走破時計からも高速馬場だと思うので、上がり3Fは33秒台を求められると思います。なのである程度はトップスピードの質を持っていないと勝負にならない、そうなるとシュネルマイスター、ソウルラッシュの末脚が生きて外からスムース。その後ろからジャスティンスカイですが、スムースな加速が出来るかどうか注文が付きますね。後方からはエアロロノア、トリプルエースくらいかな~。

では1頭ずつ見ていきます。

◎シュネルマイスター  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。

好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

近走ピリッとしない成績ですが、まず中山記念は直線詰まっています。香港マイルは苦手な海外競馬。マイルCSも直線入り口で詰まってスムースな競馬が出来ず。スプリンターズSは外からで馬場バイアスが合わずでした。その前は安田記念でタイム差無し2着だし、2021年のマイルCSも2着とここでは格上。ルメール騎手が乗ることも好材料で、外目の枠もこの馬の脚質を考えると良い枠です。他の馬と比べれば1枚、2枚は上なのでスムースなら勝ち切るはず。

○ソウルラッシュ  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

この馬もGⅠで好走している馬で、前走のマイルCS0.3差4着に好走、上がり3Fは33.7でキレッキレのトップスピードの質を持っているわけではないですが、やや高いトップスピードの質と持続力を持っているので、外目からスムースに加速できればチャンスですね。休み明けは富士Sで2着に好走しているので不安はないと思います。

▲ジャスティンスカイ   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

3連勝でOPを勝ち切る辺りにマイラーの資質を感じますね、秋色Sで上がり33.2で差し切っているので、トップスピードの質も持っているので、重賞になりますが通用して良いはず。秋色Sでも見せたズブさが不安材料で、内枠なのでインに閉じ込められた時に、動きたいときに動けなくなると不安が出てきますね。

                   

△トリプルエース  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。

好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

穴ならこの馬、キャピタルSで上がり33.2でタイム差無し2着、この脚があれば届く可能性はあると思います。土曜日に団野騎手が重賞勝っているので、勢いに乗ってここでも好走して欲しいですね。

                         

★エアロロノア  ・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。

好材料:距離適性。 悪材料:届くかどうか。

この馬もトップスピードの質は持っているが、キレッキレのものではないので届かないことが多い。なので届くかどうかだけですね。