土曜日の馬場情報 良馬場 Cコース
<今週からCコースを使用します。柵の移動により傷みはカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場、10Rの葉山特別が2勝クラスのマイル戦で1:31.6、1着のモズゴールドバレルが上がり3F最速で33.3でした。このレースは45.6-46.0の平均バランスで、中緩みも大きくないのに上がり33秒台が出ているので、かなりの高速馬場になっていますね。明日にかけては雨の心配が無く、散水しても乾くと思うので最低でも高速馬場、超高速馬場でレコードタイムが出るかもしれませんね。
◎タスティエーラ
○ファントムシーフ
▲ハーツコンチェルト
△トップナイフ
★ソールオリエンス
☆スキルヴィング
Xサトノグランツ
※シーズンリッチ
ワイド ⑫=②④⑤⑪⑬⑭⑰⑱ 8点
3連複 ⑫=②④⑤⑪⑬⑭⑱=②④⑤⑪⑬⑭⑱ 21点
逃げるのはべラジオオペラ、この馬自身前に行くタイプですし、横山和騎手が乗るので積極的な位置取りをしそう。先週のオークスではないですが、内目の枠に入ったソールオリエンスが閉じ込められないように、ペースを引き上げて馬群を縦長にしそう。このべラジオオペラとソールオリエンスは共に社台F生産馬ですし、鞍上は兄弟ですから”やってくる”かも・・・。
もう一点スタートで気になるのがお父さんが乗るトップナイフ、前走の皐月賞ではホウオウビスケッツに寄られて後方からになりました。今回も隣にホウオウビスケッツが居ます。これが危ない。ホウオウビスケッツは新馬戦からすべてのレースで右に寄れています、しかもレース毎に寄れ方が悪化していて、右隣の馬に迷惑をかけています。今回もホウオウビスケッツの右隣にいるのがトップナイフで、再度ぶつけられる可能性があります。ホウオウビスケッツは無駄にゲートが早いので、上手く交わすことも難しいし、トップナイフは今回も後ろからになる可能性もあります。
べラジオオペラが逃げて、2番手にパクスオトマニカ、内からホウオウビスケッツが3番手でその外にドゥラエレーデまでが先行勢。中段の前からグリューネグリーン、サトノグランツ。中段のやや前からスタート出られればトップナイフ、フリームファクシ、中段からソールオリエンス、タスティエーラ、ノッキングポイント。中段のやや後ろからメタルスピード、シーズンリッチ、ファントムシーフ。中段の後ろからシャザーン、スキルヴィング、ショウナンバジット。後方からハーツコンチェルトという並びを想定しました。
4コーナーです、べラジオオペラが先頭で縦長のまま直線に入っていく感じですね。ファントムシーフは3コーナーの手前で内に入れる感じですね。トップナイフがスタート出たらという条件付きですが、この辺りから外を意識したコース取りをしてくるはず。これは後ろに居る可能性が高いソールオリエンスに道を作る感じですね。
直線L2標識付近です、この辺りまでは前も踏ん張るはずだし、直線入り口でやや外に広がりながら、ほとんどの馬がスムースだと思います。トップナイフは外へ行って、内にソールオリエンスのスペースを作るようなコース取り。ここからソールオリエンスが伸びるかどうかですね。外からはフリームファクシ、タスティエーラがスムースなはず。
直線L1標識付近です、L2は11秒台の前半、下手すると10秒台に入る可能性もありトップスピードの質が問われるはず。サトノグランツ、トップナイフ、ソールオリエンスが先頭列、その後ろからタスティエーラ、フリームファクシ。前から3列目くらいからファントムシーフ、シーズンリッチ。スキルヴィングは中目から、ハーツコンチェルトは外に出すと思います。
ここからソールオリエンスは持続力を持っていれば差し切るはず、トップナイフ、タスティエーラは持続力を持っているので粘るはず。ファントムシーフはL1でラップが落ちれば落ちるほど着順を上げてきそう。後ろからだとハーツコンチェルトとスキルヴィング、この2頭は届くかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎タスティエーラ ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:コース適性。
ズブイ馬で弥生賞なんかは押しても押しても反応が悪かった割に、しっかり勝ち切るんですよね。持続力が高いことは分かっているし、やや高いトップスピードの質を新馬戦や共同通信杯で見せているので、中段辺りが取れれば一番信用できる。こういう馬はガシガシ追う外国人騎手と相性が良いので、レーン君への乗り替りは大きなプラスだと思います。松山君が悪い訳ではなく、松山君は当りが軟らかいというだけ。新馬戦のムーア騎手の乗り方からも、堀厩舎がこの馬のズブさを分かっている感じなので、レーン君へもいいアドバイスが出来ていると思います。
○ファントムシーフ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
共同通信杯を勝っているのでこのレースとの相性は良いですね。豊騎手もダービーの勝ち方は誰よりも分かっているし、持続力の高さも見せているので良馬場で本領を発揮して欲しいところ。気になるのはサドラーズウェルズを持っている血統で、トップスピードの質を削ぐような血ですから、切れ負けの危険はあると思います。やや枠が外だったのも不安材料ですね。
▲ハーツコンチェルト ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
青葉賞では残り300mまで馬群の中で狭くなっていました、これでスキルヴィングと半馬身差なので、スムースなら逆転可能だと思います。今回は内枠ではないし、外からスムースなレースが出来ると思うので、この馬のトップスピードの質と持続力の高さを発揮できると思います。
△トップナイフ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。
好材料:継続騎乗。 悪材料:特になし。
ホープフルSでGⅠを2着しているし、京都2歳Sで4コーナーの不利から立て直して2着に入ったレースを評価しています。問題はスタートですね、隣のホウオウビスケッツのアタックを避けられるかどうか、ここが一番のポイントだと思います。ここさえクリアできれば、ソールオリエンスを勝たせるコース取りをしても、自然とこの馬も好走すると思います。
★ソールオリエンス ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
無敗で皐月賞馬になる程なので強いはずです、ただ新馬戦からの3戦で見せていない能力があり、それが持続力です。3F以上トップスピードの質を維持できるのかどうか、維持できるなら圧勝まであると思います。
☆スキルヴィング ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
青葉賞のタイムは凄く良いという程ではないし、ハーツコンチェルトと比べるとスムースだったので、今のところこの評価までですね。
Xサトノグランツ ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走勝ち切ったことは評価して良いと思いますが、その前のゆきやなぎ賞が勝つには勝ったがタイムがイマイチで、このクラスで通用するかどうか未知数ですね。外枠に入ってしまったので難しい位置取りになりそう。
※シーズンリッチ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
毎日杯の勝ち時計が1分46秒台なので無視できません。外からどういうレースをするか・・・。