土曜日の馬場情報 不良馬場 Cコース
<3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みが出始めました。>
土曜日の馬場状態は朝の時点で不良馬場でした、クッション値5.4は見たことない数値ですね。金曜日から土曜日の午前中まで降り続き、積算雨量は259㎜の大雨でした。10Rから重馬場に回復して由比ヶ浜特別は2勝クラスの1400mで1:21.9、平均バランスで上がり最速34.5でした。日曜日に掛けては晴れで気温も上がる予報なので、一気に乾いて良馬場だと思います。
◎ウインカーネリアン
○シュネルマイスター
▲メイケイエール
△ダノンスコーピオン
★ソダシ
☆ジャックドール
Xセリフォス
ワイド ⑭⑰=②③④⑤⑥⑭⑰ 11点
3連複 ⑭⑰=②③④⑤⑥⑭⑰=②③④⑤⑥⑭⑰ 25点
逃げるのはメイケイエールではないかと思います。勿論スタートで遅れないことが条件になりますが、ここにきて調教師から逃げも作戦に入っているというコメントが出ています、加えて気持ち良く伸び伸び走らせたいということで、スタートさえ出れば行く気に任せて逃げるのではないかと思います。メイケイエールが出てしまえば、当然他馬は掛かって暴走したと思うはずで、やや間隔が空くのではないかと。
メイケイエールが単騎の逃げで、メイン集団の前からジャックドールとウインカーネリアン、中段の前からソダシ、ドルチェモア、カフェファラオ。中段のやや前からガイアフォース、ダノンスコーピオン、ナミュール、ソングライン。中段からソウルラッシュ、前走後ろから差されているので、今回は控えると思います。シュネルマイスターはいつも通り。イル―シヴパンサーがスタート出ればこの辺りでしょうね。
中段のやや後ろからセリフォス、マイルCSを意識した差しポジションでしょうね。レッドモンレーヴはスタート不安でこの辺り、中段の後ろからシャンパンカラー、マテンロウオリオン、後方からナランフレグという並びを想定。昨年の前半3Fが34.7で、そこまで速くないにも拘らず縦長だったので、もう少し縦長になるかもしれません。
4コーナーです、メイケイエールは先頭に立てば折り合いが付くのではないかと思うので、3コーナー辺りからメイン集団が徐々に差を詰めるような感じ。なのでメイン集団は緩めることのないラップだと思うので、縦長のまま直線に入って行くと思います。中緩みで押し上げが効かないと中段よりも後ろの馬は苦しくなる。逆に昨年のように中緩みがあれば中段よりも後ろに居る差し馬が台頭しそう。外々を回されるソングラインは苦しくなりそう。
直線L2標識付近です、メイケイエールが先頭、ジャックドール、ウインカーネリアン、カフェファラオが2列目ですね。その後ろからダノンスコーピオンで、問題はソダシ。前走のヴィクトリアMで後ろからソングラインに差されています、今回テン乗りの川田騎手がこれをどう考えるか。仕掛が早く差されたと考えれば追い出しが遅くなる、逆にL3でセーフティーリードを築けなかったと考えれば、この地点では先頭に立つくらいの早仕掛けになるはず。川田騎手の最近の騎乗を考えると、仕掛を遅らせそうですね。
外からはナミュール、ソングライン、、内からガイアフォース、ドルチェモアが3列目くらいですね。ソウルラッシュ、シュネルマイスター、イル―シヴパンサーがその後ろからで、更に後ろからセリフォスとレッドモンレーヴ。土曜日の馬場を見ると、内の馬場がかなり荒れている印象で、4コーナーから直線入り口では芝が蹴り上げられていました。なので内は伸びないかも。
直線L1標識付近です、メイケイエールが先頭に立って折り合いが付けば、トップスピードの質も持っているので押し切りもあると思います。いずれにしてもこの辺りでは先頭で、これにウインカーネリアンが並びかける。ジャックドールがマイルのスピードに対応できれば粘っているはずで、その後ろからソダシとダノンスコーピオン。ソダシが仕掛けを遅くして内へ行くと、馬場も悪く伸びない危険がありますね。
ここからメイケイエールが押し切り狙い、ウインカーネリアンも前から持続力勝負に持ち込めば押し切りチャンスですね。内からになりそうなソダシはトップスピードの質で見劣りそう、ジャックドールはマイルのスピードに対応できれば押し切れると思います。内へ行きそうなガイアフォース、ナランフレグは伸びないかも。
中目からのダノンスコーピオンは持続力勝負が得意で、NHKマイルCを勝った時が持続力で差し切り。前走は直線で詰まっているので、今回はスムースなレースに徹するはず。外から伸びてくるのはシュネルマイスター、トップスピードの質と持続力を持っているので、中段辺りを取れれば届くと思います。中緩みのない展開だと中段よりも前で決まると思います。その展開で後ろから届くのはアーモンドアイやグランアレグリアなどの、キレッキレのトップスピードの質と持続力を持っている馬で、上がり3F32秒台前半が要求されると思います。完全に乾くかどうかわからない馬場で、そこまでの末脚を発揮してくる馬は居ないのではないかと。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ウインカーネリアン ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。 ・休み明けでも走る。
好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安、クラス負けの危険。
三浦騎手がGⅠを勝つ最大のチャンスですね、この馬は2走前の東京新聞杯で見せたように、中緩みのない持続力勝負で好走するタイプ。昨年のマイルCSでは何を思ったか控えて差しに回る謎騎乗でした。もちろん三浦騎手を信用することはできませんが、今回はメイケイエールが逃げる可能性があり、スローにはなりにくい。メイケイエールが行けなければ、ジャックドールの豊騎手が逃げるはず。豊騎手ならソロっと出してのロンスパ、前走の大阪杯を短くしたようなラップ推移にするはずで、この2頭のどちらかにベタマークすれば、直線押し切って悲願達成。最大の不安材料は三浦騎手のポジション取りですね。
○シュネルマイスター ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力は驚異的に高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。好材料:・・・。 悪材料:距離適性。
この馬は府中マイルで外目の枠なら展開不問、前走も上がり最速で差し切っているのでリズムも良いですね。1着まで届くかどうか分かりませんが、好走の可能性は高いと思います。
▲メイケイエール ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。・反動が出やすい。
好材料:距離適性。 悪材料:気性。
ここにきて調教師から逃げの手も作戦の内という発言がありました。正直遅いな~と思いますが、内枠を引いてスタートさえ決まれば逃げられるはずだし、逃げて先頭に立てば折り合いが付く可能性もあるので、この馬も勝ち切るチャンスはあると思います。
△ダノンスコーピオン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
NHKマイルCでは内外離れていましたがセリフォスと同じ位置から差し切り、このレースはハイペースバランスなので前は苦しかったはず、これを差し切る持続力は高く評価できるし、いつものポジションでレースをすればこの持続力が活きる。問題はミルコに乗り替わってスタート出るかどうか。
★ソダシ ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
2走続けて乗り替りになりどんなレースをしてくるか難しいですね。どうしても勝ちにこだわって乗り替わったようで、前走差されていることをどう考えるか。前走のように先頭に立ってから差されるのは嫌じゃないかな~、そうなると追い出しが遅れるような気がします。ただこの馬はトップスピードの質は高くないので、差せるかといわれると不安ですね~。
☆ジャックドール ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:・・・。 悪材料:距離適性。
前に居るはずだしマイルのスピードに対応できれば残る、ただここが未知数なので一応押さえ迄。
Xセリフォス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力はかなり高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
NHKマイルCの4着が印象悪いですね、この時内外離れていましたが、同じ位置に居たダノンスコーピオンに完敗、しかもこちらはロスがない最内でしたから、なお更印象が悪い。ただこの馬が来るならマイルCSのように中緩みがある時で、その時はシュネルマイスターと一緒に飛んでくるのではないかと。