土曜日の馬場情報 良馬場 Cコース
<3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めました。その他の箇所は概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場、10Rの勝浦特別は1:09.2、遅く感じますが前半3F34.7、後半34.5なのでレースレベルが低いです。11Rの秋風Sがマイル戦で1:33.6なので3勝クラスではまぁまぁのタイム。やや高速馬場という感じですね。
10Rと11Rのレース内容では直線は内外フラット、3,4コーナーはハッキリ内優位でした。特に11Rではルージュエクレールのコース取りが参考になります。出遅れ後方からの競馬になりましたが、終始最内を回して4コーナー出口から直線入り口にかけて、馬群の切れ目から外に出して差し切りでした。他の馬は内から先行押し切り、もしくは内から差し切りなので、3,4コーナーで内から3頭目よりも外を回した馬は全滅でした。
◎ママコチャ
○ウインマーベル
▲ナムラクレア
△ナランフレグ
★メイケイエール
☆マッドクール
X ジャスパークローネ
※アグリ
3連複 ⑥=①④⑤⑧⑨⑩⑬=①④⑤⑧⑨⑩⑬ 21点
この2頭を見る形になりそうなのがモズメイメイ、前の2頭が32秒台で行けば、2,3馬身離れて後続をコントロール、自身の前半が33秒台になるようなペース配分。モズメイメイに並びかける可能性があるのがマッドクール、10番枠なのでママコチャに主張されると、外々を回されそうですが。中段のやや前からウインマーベル、ママコチャ、オールアットワンス。中段からナムラクレア、ウインマーベルと位置が逆になるかもしれませんね。
中段のやや後ろからピクシーナイト、メイケイエール、ジュビリーヘッド、中段の後ろからナランフレグ、アグリ、キミワクイーン。後方からドルチェモア、エイシンスポッター。アグリは前走差しに回っているし、ジャスパークローネとテイエムスパーダが逃げ争いをやると、横山典騎手が考えれば、前走同様の後方から差しに回るような気がします。
内のウインマーベル、ママコチャ、ナムラクレア、メイケイエール、ピクシーナイト、アグリ、ナランフレグ、ドルチェモアは動き無くスムースに回ってくると思います。ペースは遅くならないと思うので、内に居てもブレーキすることもないと思います。
後ろからだとアグリ、ナランフレグですが、昨年3着のナランフレグを参考にすると、レース後半の3Fが35.1だったんですね。その前年2021年は後半3Fが33.8で中段よりも前で決まっています。2020年グランアレグリアの年は後半3Fが35.5なので、後半が35秒台に入らないと中段よりも後ろからの馬は苦しいはずです。で、今年の展開予想ですが、前に豊騎手が居るんですね。ジャスパークローネとテイエムスパーダが逃げ争いをしても、モズメイメイはやや間隔を空けてコントロールするはずで、モズメイメイの前半3Fは33秒台だと思うので、今回は馬場状態も含めて中段よりも後ろからは苦しいのではないかと。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ママコチャ ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走休み明けで初の1200m戦を2着と、いきなり適性の高さを見せました。この時は1着ジャスパークローネに0.5㎏あげていました、これで0.1秒差は高評価ですね。タイムも1:07.4と良かったし、騎手は大幅な強化でこれも好材料です。特に評価できるのが昨年のターコイズSで、5着でしたが終始リズムの悪い競馬でした。最初の2コーナーで外から切れ込まれて首を上げてしまい、直線入り口でも前が壁になり低い瞬発力を問われてしまいました。これでも5着に来ているので、レース内容を考えれば高評価で良いと思います。クロフネ産駒で持続力は証明されているので、スローから瞬発力やトップスピードの質を問われなければ、スムースに差し切れるはず。
○ウインマーベル ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:斤量。
前走は中間にザセキもあり重馬場で殿負け、この馬は高松宮記念でも不良馬場で10着に凡走しましたが、次の京王杯SCで2着に好走するなど、条件次第で平気で巻き返すタイプですね。昨年は55㎏でしたが2着に好走したし、昨年に引き続き内枠を引けたので再度の激走に期待です。昨年も2番手評価にしているので、我らがウインマーベルに今年も頑張ってもらいましょう。
▲ナムラクレア ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
現在のスプリント界では実績ナンバー1ですね、内枠も引けたし普通に走れば勝つと思うのですが・・・。内過ぎる。昨年のジャンダルムのように前に行けばいいのですが、この馬のいつものポジションだと、馬群を捌かなければいけないので、詰まる危険は大いにあると思います。そこだけですね。
△ナランフレグ ・心肺機能はやや低く、パワーはある、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
・休み明けは馬体重が増えているとダメ。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:届くかどうか。
この馬もスプリントGⅠの実績は十分で、昨年に引き続き内枠を引けました。差・追込一辺倒の馬なので届くかどうかが最大の不安材料。で、届く条件としては後半35秒台までペースが落ちることですが、今年は豊騎手が前に居るので、前がバテる展開にはなりにくいと思います。なので可能性は低いと思いますが、内から2頭目を通せる枠は大きな魅力ですね。
★メイケイエール ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
・反動が出やすい。
好材料:距離適性。 悪材料:気性。
昨年は外枠でしたから仕方ないですね、8番枠ならギリギリ内から2頭目を回せると思いますし、折り合いさえ付けば能力は高いと思います。新しいハミが機能するかどうか。
☆マッドクール ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走のCBC賞では熱中症で9着に凡走したようですが、それまでは1200mで4-0-1-0と抜群の適性を見せています。前に行けるタイプですが、内から主張された時に内から2頭目を確保できるかどうか。
X ジャスパークローネ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
重賞を連勝してサマースプリント王者になりましたから、1200mの適性は高いですね。逃げ争いにならない可能性もあるし、スンナリなら逃げ切りも十分考えられます。1点気になるのは使い詰めの疲労、休みらしい休みがないまま今年7走目になります。さすがに疲労が不安になります。
※アグリ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高い、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前に行ける馬ですが、この枠だと前に行くと内から3頭目を回されそうだし、前に行きそうな2頭がやり合いそうな気配もあるので、横山典騎手は控えると思います。前走は2着でしたが、目の覚めるような末脚を使ったこともあり、余計に差しに回る考えになりそう。ただその前走ですが、上がり3F32.4は速いと思います、ですがエイシンスポッターが32.5、ピクシーナイトですら32.9なので、どこまで信用できるか。それとナランフレグの項でも書きましたが、届く展開になるかどうかも不安ですね。