金曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<第4回阪神競馬終了後、10月中旬に洋芝によるオーバーシードを実施しました。その後、11月上旬より約10日間シート養生を行いました。野芝および洋芝とも順調に生育しており、全体的に良好な状態です。>
馬場状態ですが金曜日は良馬場、昨年に比べるとやや含水率が高く、クッション値も低いです。金曜日に散水しているので、土曜日は金曜日と変わらない馬場状態と予想しています。昨年は走破時計1:57.5でソーヴァリアントが勝ちました、この時は前半1000mが速くハイペースバランスでした。上りはかなり掛かっていましたが、走破時計からかなり軽い高速馬場だったはずです。当日の12Rが2勝クラスの1800mで、外回りですが1:45.5、上がり最速は2着のロワンディシーで33.7と、かなり馬場は速かったと思います。今年は含水率からするとそこまでは速くならないと思います。やや高速くらいでしょうか。
◎ボッケリーニ
○マテンロウレオ
▲エピファニー
△ガイアフォース
★フリームファクシ
☆ベラジオオペラ
複勝④
3連複 ④=⑤⑥⑧⑩⑫=⑤⑥⑧⑩⑫ 10点
逃げるのはテーオーシリウスで、この馬は何が何でも逃げるタイプなので、外枠でも出して行って逃げると思います。フェーングロッテンはスタート五分くらいだし、ムルザバエフ騎手も逃げ争いはしないと思います。問題は実はガイアフォースで、国東特別や前走の天皇賞(秋)を見て、中緩みのない消耗戦の方が良さそう。それでも逃げる可能性は低いと思うので、中段の前からだと思います。
その外にマテンロウレオ、スタート五分に出るので騎手がやる気になれば~・・・。中段のやや前からボッケリーニ、べラジオオペラ。中段からリカンカブール、アドマイヤビルゴ。中段のやや後ろからウインマイティ―、フリームファクシは外目の枠で前には行かないと思います。中段の後ろからイズジョーノキセキ、エヒト、後方からエピファニ―という並びを想定。
ペースは平均からスローで、テーオーシリウスは中緩みを作りたいタイプですから、4F戦になりそうですね。スローになっても捲りに行くような騎手は居ませんね。ルメール騎手もGⅢだし早目には動かず、直線勝負だと思います。
4コーナーです、マテンロウレオの後ろがべラジオオペラなら、お父さんが息子を引っ張る可能性がありますね。なのでL3位から先頭に並ぶような感じでペースを引き上げそう。これにべラジオオペラが追走して、アドマイヤビルゴを張りながらボッケリーニがべラジオオペラを追走すると思います。この部分の位置取りは重要で、モレイラ騎手も分かっているはずなので、しっかり主張すると思います。
ガイアフォースが内で待たされるかもしれませんね、瞬発力が問われると立ち遅れるかも。エピファニ―は外から、イズジョーノキセキは中目からでしょうね。フリームファクシは川田騎手なので、早目にアドマイヤビルゴを交わしに行くと思いますが、タイミングが早過ぎるとルメール騎手のアシストになるので、動き出しが難しくなりますね。
直線L1標識付近です、マテンロウレオがべラジオオペラの目標になるように先頭、べラジオオペラが続いて、その外にボッケリーニ。内からガイアフォースが待たされてからになりそうで、コースが空けばスムースですね。外からフリームファクシとエピファニ―、最内からウインマイティ―、中目からイズジョーノキセキ。
ここからはトップスピードの質を持続できるかで、上り坂でパワーも問われますね。マテンロウレオは押し切りも可能だし、ボッケリーニも差し切れるはず。ただボッケリーニは先頭に立つとフワッとするようで、そこをモレイラ騎手が上手く修正してくれればですね。古馬相手に通用すればべラジオオペラもチャンスはあるはずですが、今年の3歳馬のレベルと斤量を考えると、3着までくれば上出来かと。
これは外からのフリームファクシも一緒で、この馬も決してキレキッレのトップスピードの質を持っているわけではないので、馬場が速くなればなるほど届かない可能性がありますね。エピファニ―はバテ差しが効けば届くと思いますが、展開次第では伸びない可能性も十分。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ボッケリーニ ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
鳴尾記念を勝っているコースで、前走は京都大賞典でタイム差無し2着、これで57㎏なので斤量含めて好条件がそろいましたね。加えてモレイラ騎手を配して必勝態勢、ここは勝ち切ってくれるでしょう。
○マテンロウレオ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
・輸送が不安材料。
好材料:コース適性、地元。 悪材料:近走の不振。
今年の京都記念で2着、大阪杯で4着、天皇賞(春)でも5着と好走していますが、地元を離れた札幌記念、オールカマーと凡走しました。今回は地元で京都記念と同じ阪神内回り、巻き返す可能性は十分にあると思います。
▲エピファニー ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
・掛かるので内枠で。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走のケフェウスSでこのコースで1着、スムースだったし圧勝ではないのでクラス負けの危険はありますね。パワーでどこまで伸びるかですが、そこはルメール騎手が上手く乗ってくると思います。
△ガイアフォース ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力非常に高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
この馬はハイペースから平均バランスくらいで、中緩みがない方が合いそう。国東特別や前走の天皇賞(秋)でもL1標識辺りからは減速率が大きくなったので、1800mがベストの可能性もある。西村騎手がどう乗るかですが、逃げる可能性は低いし、中緩みに付き合うと4コーナーで待たされそうだし、取りこぼす可能性は十分ありそう。
★フリームファクシ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:初古馬戦。
未勝利戦は同コースで圧勝、きさらぎ賞も勝っているので見限れないのですが、3歳で古馬に通用するかどうか。
☆ベラジオオペラ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
好材料:・・・。 悪材料:初古馬戦、休み明け。
ダービーで4着ですから通用しておかしくないのですが、今年の3歳世代は強い印象がない。ただこの馬というか、横山和騎手はお父さんをマークできる可能性があり、マークすればお父さんがベストのタイミングで引っ張ってくれると思うので、流れ込む可能性はあるかと。