金曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
＜今週からBコースを使用します。正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的には良好な状態です。＞
土曜日の開催なので前日の馬場状態は参考程度ですが、先週の稍重から良馬場の馬場よりも乾いていますね。明日にかけては雨の予報もないので、もう少し乾くかなという感じですが・・・。
昨年の馬場状態を見ても、土曜日は金曜日に比べてゴール前では含水率が上がっていますね。4コーナーでは下がっているので、風向き次第では部分的に乾いたり、乾かなかったりとマチマチになりそう。ただ雨は降らないようだし、散水もしないと思うので、これ以上含水率が上がることはないと思います。
◎アグリ
○ママコチャ
▲ララクリスティーヌ
△ホウオウアマゾン
★ウイングレイテスト
ワイド ⑫＝⑪⑬⑭ 3点
3連複BOX ⑪⑫⑬⑭⑰ 10点
3連単 ⑬⑭ー⑫⑬⑭ー⑪⑫⑬⑭⑰ 12点
逃げるのはホウオウアマゾンかウイングレイテスト。この2頭以外に逃げそうな馬が居ないので、どちらかが逃げると思います。ダディーズビビッドが先行、中段の前からエエヤン、ララクリスティーヌ。中段のやや前からスタート五分ならウインマーベル、ママコチャ、アグリ。中段からダノンスコーピオン、ピクシーナイト、アサヒ。中段のやや後ろからグレイイングリーン、グレナディアガーズ。中段の後ろからミッキーブリランテ、ルプリュフォール、エイシンスポッター。後方からロータスランドという並びを想定。
ホウオウアマゾンは怖がらずにハイペースにしてしまった方が良いのですが、坂井騎手でペースは上がりそうもないですね。坂井騎手はこの馬で差しに行き、マイルCSで凡走させているので、ここでハイペースにしてくるとは思えませんね。ウイングレイテストもハイペースよりは、平均バランスくらいで良さが出るので、無理に逃げ争いに行くことはないと思います。そもそも坂井騎手も松岡騎手もペース認識は悪いので、逃げ争いにならなければ平均バランスで、前半34秒台前半くらいで落ち着きそう。
このレースは過去10年で平均バランスが6回、ややハイが2回、ハイペースが2回と、何が何でも逃げる馬が居ないと、だいたい平均バランスになりやすい。平均バランスだと中段より前に居て34秒台で勝負になる、中段よりも後ろで最内を回せば34秒台でもOK、外を回すと33秒台が求められますね。それでも外を回すと3着が精一杯で、インディチャンプがこれでした。
4コーナーです、大きな中緩みはないと思うので、隊列は変化なく3，4コーナーを回りそう。ララクリスティーヌがウイングレイテストの外を狙う感じ。アグリとママコチャの位置取りは注目ですね。もしアグリがママコチャの外に居れば、当然ルメール騎手はママコチャを閉じ込めるはず。今年のマイラーズCの動きですね。グレナディアガーズが外から進出し始めるのもこの辺りだと思います。
直線L1標識付近です、スムースで実力通りなら前に居るホウオウアマゾン、ウイングレイテスト、ララクリスティーヌが先頭で踏ん張るはず。アグリがギリギリまでママコチャを閉じ込めてからスパート、この辺りはアグリの手応え次第ですね。手応えが良ければ、この辺りでもママコチャを閉じ込めているはず。グレナディアガーズは外からスムース。ロータスランドは岩田康騎手で、内から中目を狙うと思います。
ここからホウオウアマゾンとウイングレイテストがどこまで粘るか。ララクリスティーヌはスムースに抜け出し、その後ろからアグリが差し切れるかどうか。ママコチャは追い出しが遅れれば取りこぼす可能性がありますね。グレナディアガーズは外を回して届くかどうか、上がり34秒台前半を出せるかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎アグリ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高い、持続力は高い。
好材料：コース適性、間隔。 悪材料：届くかどうか。
ルメール騎手へ乗り替わって必勝態勢ですね。当然ですが前走のような後ろからの競馬にはならないはずだし、枠の並びからもママコチャを閉じ込める可能性もあります。中段よりも前に居れば末脚は確かだし、心肺機能と持続力も持っているので、展開は不問のはずで取りこぼしはないと思います。
○ママコチャ ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料：コース適性。 悪材料：特になし。
スプリンターズSでGⅠを勝っていますから、この中では格上ですね。川田騎手の継続騎乗で不安はないのですが、隣にルメール騎手が居るのがイヤな感じですね。蓋をされて追い出しが遅れると取りこぼす可能性があります。コース適性は良いし、安土城Sが強かったのでスムースなら勝ち切るはず。
▲ララクリスティーヌ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
・休み明け良くない。・揉まれ弱い。
好材料：コース適性。 悪材料：内枠。
内枠だと揉まれて投げ出すので、外目の枠を引けたことが大きいですね。 京都牝馬Sで同コースを勝っているし、スワンSは牡馬相手に2年連続で2着と、クラス負けしないことは証明済み。先行出来るし速い上がりも使えるので押し切りまでありそう。
△ホウオウアマゾン ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：コース適性。 悪材料：特になし。
2年前のこのレースで2着だし同コースで行われたスワンSでも3着、今年の阪急杯でも3着とコース適性抜群。この馬は速い上がりは使えないので、自身の上り3Fが34秒台前半で足りるペースにしないとダメ。坂井騎手はそれが出来ないので、他力本願と言うか運を天に任せるだけですね。
★ウイングレイテスト ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料：距離適性。 悪材料：特になし。
前走のスワンSは鮮やかな先行押し切りでした、同じ1400mだし坂は苦にしないので再度の好走がありそう。この馬も速い上がりを使えるタイプではないので、前半怖がらずにペースを上げられるかどうかですね。