土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<内回り3コーナー入口および4コーナーから正面直線にかけて部分的な傷みがみられますが、全体的には良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場、含水率はやや高めですが、11Rの若葉Sが1:59.7で走破時計はまぁまぁ。標準的な良馬場のタイムですね。ただ3,4コーナーの位置取りはハッキリ内優位でした。
◎テーオーロイヤル
○ユーキャンスマイル
▲シルヴァーソニック
△ワープスピード
★ディアスティマ
☆ブローザホーン
※ディープボンド
※サヴォーナ
複勝 ⑥
3連複 ⑯=⑤⑬=②③⑤⑨⑩⑫⑬ 11点
3連単 ⑯ー⑤⑬ー⑤⑨⑬ 4点
逃げるのはジャンカズマ、ディアスティマも逃げてもいい馬ですが、ムルザバエフ騎手なので逃げ争いはないと思います。中段の前からテーオーロイヤル、地方所属のアンタンスルフレが芝でスタート遅れなければ前に来るでしょうね。中段のやや前からワープスピード、サヴォ―ナ。中段からブローザボーン、ディープボンドは岩田望騎手に乗り替わるので、中段になるのかもっと後ろになる可能性もありますね。
中段のやや後ろからプリュムドール、この馬はスタートやや遅いので、内枠を生かして中段のやや後ろを取れるかどうか。その外にシルヴァーソニック、スタートは五分に出るので、もう少し前に行けるかもしれませんね。後方からはユーキャンスマイル、ショウナンバシット、メイショウブレゲ、ゴールデンスナップで、最後方からゼーゲンという並びを想定。
ジャンカズマはハイペースで逃げるタイプではなく、前走の万葉Sもスローからの4F戦。ディアスティマのムルザバエフ騎手は、むきになって逃げ争いを仕掛けるタイプではないので、前半ゆったり流れると思います。長距離のレースだしポジション争いは激しくならないはず、出たなりで内へ内へという位置取りでしょうね。
テーオーロイヤルはアンタンスルフレが下がって出来たスペースを使ってジワっと上がり、ワープスピードが追走。シルヴァーソニックが内から2頭目、ユーキャンスマイルがその後ろからでしょうか。
直線L1標識付近です、ジャンカズマが苦しくなるはずで、内からディアスティマ、中目からテーオーロイヤルがトップスピードの質を生かして抜け出し。ワープスピードが追いすがり、外目からサヴォ―ナとディープボンドがスムース。中目の中段からシルヴァーソニック、ユーキャンスマイル。内目からブローザボーン。
ここからテーオーロイヤルが押し切り狙いですね、ディアスティマがどこまで粘るか。ワープスピードの後ろからブローザボーン、シルヴァーソニック、ユーキャンスマイルが届くかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎テーオーロイヤル ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
3000m以上では2-1-1-0と凡走無し、菱田騎手とのコンビで天皇賞(春)で3着なので、騎手不安もないし、前走は58.5㎏を背負って勝ち切っているのでクラス負けの危険もないでしょうね。内目の枠を引けたし前に行けるので、現状の馬場も合うと思います。
○ユーキャンスマイル ・心肺機能特化型でパワーはやや少ない、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ。・休み明けでも走る。
・左手前では直線外に向いてしまう。
好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
このレースは5年連続の出走で、4年前は1着、3年前は2着と好相性ですね。9歳になりますが昨年の新潟記念で2着に好走、1着のノッキングポイントに4㎏あげていたので、0.2秒差は高評価ですね。まだまだ老け込んでいない感じがします。今回は内目の枠に入ったので、コースロスなく乗って直線勝負すれば、あとは届くかどうかだけだと思います。
▲シルヴァーソニック ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
1年弱の長休明けですが、この馬は長休明けでも走ることはステイヤーズSで見せていますね。天皇賞(春)で3着に好走した馬で、豊騎手が乗るなら期待できます。おそらく3,4コーナーでは無理をしないと思うので、初手で前に行けなければ直線勝負で届くかどうかになると思います。
△ワープスピード ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手不安。
長いところで良さを見せてきた馬で、前走は重賞で3着に入りました。クラス負けの危険はありますが、枠の並びを見ると内に入れそうな感じなので、ロスなく進められそうなのは好材料。川田騎手は長距離戦を苦手としている印象なので、日本人トップジョッキーですが、騎手不安はありますね。
★ディアスティマ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:近走の不振。
3年前になりますが松籟Sを勝っているので、長距離は合うはずです。今回ムルザバエフ騎手で、無理な逃げ争いはしないはずで、2番手辺りからロスのない競馬をすると思います。馬体重が絞れればチャンスはありそう。
☆ブローザホーン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:・・・。 悪材料:初距離、転厩初戦。
初距離だし転厩初戦なので不安要素は多いのですが、内枠を引いたことは大きいですね。内でロスなく乗れば。
※ディープボンド ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質は低く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安。
このレースとは好相性の馬ですが、外目の枠から出たなりで外を回すようだとロスが大きくなるし、展開的にもスローからの4F戦ではトップスピードの質で見劣りそう。土曜日に岩田望騎手が外を回して凡走しているので、同じように乗ってくると不安ですね。
※サヴォーナ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
菊花賞で5着なので、長距離が悪いことはないと思いますが、この世代で5着というのは印象が悪い。3,4コーナーでアンタンスルフレを交わすロスがあると、かなり危なくなりそう。