土曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
<今週からBコースを使用します。向正面から正面にかけて内柵沿いに傷みが見られますが、柵の移動により傷んだ箇所はカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は朝の時点で良馬場、お昼過ぎに稍重に変わりました。朝から雨が降っていて夕方まで降ります。トータルの雨量は30㎜強といったところ。京王杯SCが前日に60mくらい降って、当日は良馬場のスーパーレコード、超々々高速馬場でした。
土曜の夜からは雨の心配はなく、日曜日は晴れ時々曇り、気温は29度まで上がる予報です。なので一気に乾いて超々々高速馬場になりそう。Bコースに替わりますが、特に内外で有利不利はなさそうですね。
◎クイーンズウォーク
○ラヴェル
▲アスコリピチェーノ
△アルジーヌ
★サフィラ
☆ボンドガール
Xステレンボッシュ
3連複 ⑯=②③④⑤⑩⑰=②③④⑤⑩⑰ 15点
逃げるのはクリスマスパレード、サフィラが2番手先行。中段の前からアルジーヌ、ビヨンドザヴァレー、クイーンズウォーク。中段のやや前からアドマイヤマツリ、シングザットソング、マサノカナリア。中段からステレンボッシュ、シンリョクカ、アリスヴェリテ。中段のやや後ろからラヴェル、ソーダズリング、アスコリピチェーノ。中段の後ろからミアネーロ、ボンドガール。後方からシランケド、ワイドラトゥールという並びを想定。
クリスマスパレードは初めてのマイルなので、ペースが速くなることはないと思います。サフィラも前に行きますが、逃げ争いをするタイプではないし、スローペース歓迎の口なので、平均からスローの流れになりそうですね。クイーンズウォークは前走が2000mでスタートも早くはない、なのでこのクリスマスパレードのペースは歓迎。ポジションを取りやすくなりました。
アスコリピチェーノは中段辺り、京成杯AHのような位置取りだと思います。ステレンボッシュが中段のやや後ろ、スタート遅いし二の足も遅い、ただ土曜日の雨で内が空く可能性があるので、リカバリーはしやすいかな。ボンドガールは後ろからでしょうね。
4コーナーです、マイル戦だし捲り上がる馬もいないはず。ペースはこの辺りからジワっと上がる感じで、スローからの4F戦くらいになりそうですね。
直線L2標識付近です、クリスマスパレードが先頭、サフィラが並びかける感じ。クイーンズウォークが2列目に上がり、内からアルジーヌ。外からアスコリピチェーノ、大外からボンドガール。ステレンボッシュが内からコースが空くかどうか。ラヴェルは中目でコースは空くと思います。
直線Ⅼ1標識付近です、L2区間はトップスピードの質が問われるはずで、ここでクイーンズウォークが先頭。サフィラが続き、その後ろからアルジーヌ。ステレンボッシュは3歳時の状態なら、内を抉じ開けてでも伸びてくるはず。外からはアスコリピチェーノ、中目からラヴェル、大外からボンドガールですね。
ここからクイーンズウォークが押し切るはず、この馬は持続力を持っているので、先頭に立ってしまえば粘り切れるはず。サフィラが粘るところ、ラヴェルが中目から伸び、アルジーヌは内から。ステレンボッシュも内からですね。ボンドガールは届くかどうか。
アスコリピチェーノはL1で伸びるかどうか、レースラップにしてもL1は減速するはずですが、アスコリピチェーノはそれ以上に減速してしまう可能性がある。というのもこの馬の血統はレシステンシアとほぼ一緒。レシステンシアはこのレースが6着、3着でした。6着だった時は走破時計1:31.0、3着の時は走破時計1:32.2。1000m通過は57.6と58.0でほぼ一緒ですが、6着時のレースの上り3Fは33.4、対して3着時は34.2ですから、速いラップを最後まで求められて苦しくなっている。アスコリピチェーノが血統の壁を越えられるかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎クイーンズウォーク ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
まず血統的に母系にVice Regentが入っています、この血統は府中のマイルが好相性で、先週のNHKマイルCでも2,3着にVice Regentの血が入っていました。だからなのかクイーンCを勝っていて、マイルが合うかと思ったら桜花賞で凡走。右回りは新馬戦2着と未勝利戦1着以外は全て凡走しています。逆に左回りは3勝、4着1回も距離が長かったオークスなので、府中のマイル戦はこれ以上ない舞台だと思います。前走は牡馬混合の重賞で、天皇賞(秋)3着のホウオウビスケッツをやっつけているし、川田騎手の継続騎乗も安心材料です。
○ラヴェル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
この馬もVice Regentの血が入っている馬で、アルテミスSを勝っているコース巧者。オクトーバーSで府中の2000mを走って6着、この時は休み明けでプラス16㎏と走れる状態ではなかった。金鯱賞は道悪に泣いてます。なのでまともに左回りを走ったのはアルテミスSと、オークス4着だけ。オークスは距離が長いので4着でも高評価でしょう。騎手不安はありますが、昨年勝っているので、良いイメージで乗ってくれればチャンスはあるはず。
▲アスコリピチェーノ ・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:なし。
NHKマイルCが詰まりながら2着なので、スムースなら問題はないと思います。ただ血統の不安があるのでこの評価ですね。
△アルジーヌ ・心肺機能はやや高い、パワー有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
とにかく安定感抜群の馬で、前走の阪神は初めてのGⅡでしっかり2着を確保。休み明けでプラス12㎏と直前の乗り替りも克服しての好走でした。ここでも相手なりに走りそうだし、レーン騎手がこのレースと相性が良いので怖いですね。
★サフィラ ・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
前走は条件馬の立場でGⅡを勝ち切りました、斤量の恩恵はなかったので、フロックでもなんでもなく実力だと思います。スタートが良くなって前に行けるようになったし、前半ゆったり入れば、前走のように前に居て上がり33秒台前半が出せるので、スムースなら粘り切れそう。
☆ボンドガール ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
いつも速い上がりを使う馬ですが、噛み合い切れずに届かないレースが続いています。前走は栗東滞在が裏目に出たようで、輸送がないにもかかわらずマイナス8㎏でした。今回は地元で走れるので、体調面の心配はないと思います。あとは届くかどうかですね。
Xステレンボッシュ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:前走の凡走。
GⅠで1-2-1-1と実績的には完全に1頭抜けています。しかし前走の大阪杯の敗因が不可解で、1.1秒差13着は負け過ぎです。輸送は複数回こなしているし、休み明けも桜花賞を勝っているので、敗因を特定できないんですよね。所謂エピファネイアタイマーだとすれば、ここでも危ないはず。加えてこの馬はスタートが遅いし二の足も速くない、今回はペースが上がらないと思うので、リカバリーは出来ると思いますが、届くかどうかも不安材料ですね。