*お詫び、函館競馬場にコース形態を誤認していました、L1が上り坂だと思い込んでいました。正しくは向う正面から緩やかな登りが続きL2で頂上、そのから緩やかに下って平坦ゴールでした。コレじゃ当たらないわ~。
走破時計 1:59.6 1000m通過 59.8 上り3F 35.9
馬場状態は良馬場で、高速馬場ではないですね。含水率も高めでしたし、上がり最速の馬でも35.2掛かっているので、それなりに力の要る馬場でした。
まず今回のラップタイムを見ていて思ったのは、マイスタイルにぴったりの流れになったという事ですね。平均バランスで進めて坂の頂上に向けてじわっとペースを落としています、落とし過ぎなかったことでトップスピードの質を問われなかったんですね。それとL2で0.4引き上げています、この瞬発力がこの馬の武器ですね。ちょっと驚いたのがマイネルファンロンで、L2の加速に対応してきたのは今後に繋がりますね。グラフがほぼ平行に進んでいるように、ラップの上げ下げが無かったことで、心肺機能に難のある馬も好走しています、それがアメリカズカップですね、もちろんL2で反応は出来ていませんがこういうラップは得意ですね。
1000m通過が全く平均バランスになる59.8ですから、ここまで馬群がばらける必要はないはずです。これは菱田騎手のペース認識、馬場読みの悪さ、そして乗っている馬の能力把握をしていない為でしょうね。向う正面の登り区間で12.0までラップが落ちます、先行する2頭は息が入ったはずで、逆にここで差を詰めに掛ったドレッドノータス以下はロンスパになっています。マイスタイルとドレッドノータスの1000m通過時のタイム差は、目視手動計測ですが1.5秒でした、つまりドレッドノータスは後半の1000mを58.8で走ったことになります、これをすぐ後ろに居たステイフーリッシュに差されているので、持続力とトップスピードの質でステイフーリッシュに見劣ったことになります。
では1頭ずつ見て行きます。
1着はマイスタイル、自分のペースに持ち込んでの圧勝でしたね、特にL2で0.4の加速をしてドレッドノータス以下に決定的な差をつけたことが大きい。このコースは向う正面からL2に掛けて緩いのぼりになるので、自然とペースが落ちることで息が入りやすい、L2の後半から直線に掛けて出し抜きを仕掛けたいこの馬にはうってつけのコースですね。田中騎手も今日は良いペースで運べたんですが、同じことが何度もできるのかと言われと・・・、中日新聞杯のオーバーペースもあるので騎手不安は付き纏うでしょうね。
2着はマイネルファンロン、L2が緩い下りになっているとはいえマイスタイルに反応してきたのは立派ですね、マイスタイルの出し抜きに反応できないと思って評価は下げたんですが、この好走は今後に繋がりますね。先行してよどみないラップになったことでの好走なので、自分でレースを作る立場で同じことができるのかは不安ですが、直線の短い小回りコースは合いそうですね。
3着はステイフーリッシュ、ドレッドノータスを目標にしている時点で、騎手のペース認識の悪さを見せてしまいましたが、そつのないレースで3着ならまぁこんなものかな~。57.5㎏で走れたのは好材料ですし、後半1000m58.6で追いかけていますからやや長いのかもしれませんね。4F勝負とかならもう少し差は詰ったかもしれません。中山金杯が4F勝負に行ってウィンブライトの2着でしたからね。
4着がドレッドノータス、マイネルファンロンに付いて行けば2着はあったでしょうね、勿体ない。アンドロメダSの時が4F戦で勝ち切っているので、この馬も仕掛け所が1F長いのでしょう。もちろんマイネルファンロンに付いて行っても、マイスタイルの出し抜きには反応できないと思うので、勝つまではなかったと思いますが、持続力勝負になれば粘れた可能性はあると思いますよ。馬場を考えてもトップスピードの質を問われない馬場ですから、チャンスでしたが。今後も力の要る馬場で先行出来ればチャンスはあるでしょうね。
5着はアメリカズカップ、一定ペースで心肺機能を問われなかったし、トップスピードの質も問われなかった、最内をコースロスなく回せたのも大きかったです。それでもL1標識手前で引き離されているので瞬発力の差は明らかでした。なかなかこの馬に合った展開のレースって少ないんですが、今回はポジション含めていいレース展開でした。
馬券の方はステイフーリッシュが・・・。馬連にしようかな~。ただ馬連って1着3着くらった時にすごく悔しいですよね。来週まで考えます。