走破時計 1:58.8 前半1000m 60.4 上り3F 35.4
馬場状態は良馬場、後半1000mを58.4秒で走っているので、軽めの高速馬場と見ていいのかなと。9R筑後川特別1勝クラス1800mで1:47.6が出ているし、10RのRKB賞2勝クラス1200mで1:07.8ですから、重くはないが超高速馬場でもない感じですね。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。クリックで大きくなります。
見ての通り後半5Fのロンスパ戦になり、L1は12.2まで落としています。メールドグラースとカデナにはありがたい展開になりましたね。後方で足を溜めて前が勝手に消耗戦に持ち込んでくれたわけですから。もちろんロンスパにならなければ川田君は自分から動いたでしょうけど、好調な騎手は何もかも上手く行きますね。
ストロングタイタンが逃げ体勢になった以外は、まぁまぁ想定通りの並びでした。レトロロックはもう少し前で競馬したかったですね。松山君は馬の能力を考えての思い切った脚質転換はやってこない感じですね。
メールドグラースは外からスムースに直線に入ってくるさすがの進路取り、57.5㎏を背負っていることを考えると、川田騎手は相当強気に乗りましたね。終始アイスストームをマークする格好で、空気抵抗を受けない位置でしたので追走は楽だったはず。その後ろからカデナが追走していました。
では1頭ずつ見て行きます。
1着はメールドグラース、57.5㎏を克服しただけでなく、ロンスパ戦を外から力でねじ伏せてきましたね。この馬の後半1000mは目視ですが57.7秒、馬場と斤量を考えるとまずまずのレベル、決してハイレベルではないです。GⅡなら十分目途が当たったと思いますが、GⅠだともう一段上を要求されそうです。
2着はカデナ、後方からの競馬で展開が嵌った感じですね。このところハイペースバランスで連続3着と好走していましたが、ここでもロンスパの消耗戦でトップスピードの質が問われなかったことが良かったですね。ディープインパクト産駒ですが、トップスピードの質よりも持続力と心肺機能で勝負した方が良いタイプですね。
3着がノーブルマーズ、先行してロンスパに持ち込んだことで、トップスピードの低さをカバーしましたね。終始外目を回した分、タニノフランケルを突き放せませんでしたが、3着確保は良かったと思います。最内に入って同じようなレースが出来ればいいんですが、なかなか展開がかみ合わないんですよね、それと8月も好調期ですねこの馬。
4着がタニノフランケル、55㎏以上を背負うとどうしても足りなくなってしまいますね、ロンスパ戦でトップスピードの質が問われなかったのではこの馬にも良かったし、55㎏でハナ差4着なら小倉巧者と言っていいと思います。軽ハンデでトップスピードの質が問われない展開待ちですね。
アイスストームは11着でした、負け方を見ても恐らく疲労が原因だと思います、豊騎手の騎乗に問題はなかったと思うし、休み明け5走目はいくら調教が良くても、買ってはダメですね。
馬券の方は大外れでした。メールドグラースに本命を打てなかった・・・。