走破時計 1:44.4 前半800m 47.0 上り3F 34.3
馬場状態は超高速馬場でしたね、こちらは散水もなく土曜の状態を維持していました。8Rのマイル戦2勝クラスが1:33.5、上がり3F34.0でしたから、毎日王冠のレベルからするとまぁまぁですかね~。
アエロリットの今年のラップは安田記念に近いラップですね、澱みのないマイル的なラップで進めて、心肺機能で2着に粘ったレースでしたね。昨年の毎日王冠はL5から11.7を続けてL3で出し抜いて決定的な差を付けてしまう、その上で持続力を生かす形ですね。今年は前半800mが47.0、昨年は47.3なので0.3しか違いませんが、意外に中身が違っていて今年は緩めなかった、昨年は一旦緩めて息を入れてからL3で出し抜くレース、昨年の走破タイムが1:44.5で今年と0.1差なので、どちらが良いとは言えませんね。
ダノンキングリーはこのラップ推移を後方からになり、先頭から8~9馬身離れていましたから、上がり3Fタイムが示す通りL3標識の通過で1秒の差がありました。目視ですがL3からのラップは11.1-10.8-11.5くらい、このトップスピードの質と持続力は現役トップクラスですね。しかも後半800mを44.9で走り切った計算なので、安田記念に出ていても勝ち負けしたレベルです。
ダノンキングリーは久々の分でしょうか、スタートのタイミングが悪く最後方からになってしまいました、少頭数だったので事なきを得ましたが、多頭数のGⅠでは致命傷になりかねませんね。モズアスコットはスタート良かったのですが、なぜか下げてしまいました、前走の安田記念が前目に付けて良かっただけに謎の位置取りですね。
直線L2標識付近です、先頭付近は全く動きが無いというか、同じような差で進んでいきました。インディチャンプやペルシアンナイトがアエロリットとの差を詰められないんですね、この辺りの反応の悪さはインディチャンプが休み明け、ペルシアンナイトは馬場が速過ぎたのかもしれません。この辺りでもダノンキングリーはアエロリットから6,7馬身の差がありました、このⅬ2区間で10秒台の脚を使って一気に伸びてきます、やはりエンジンが掛かってしまえば物が違いますね。
では1頭ずつ見て行きます。
1着はダノンキングリー、スタート出遅れてしまってヒヤッとしましたが、あわてず騒がず後方から落ち着いて追走していたのは、戸崎騎手もこの馬の能力を知り尽くしているからでしょうね。上り33.4、L2は10秒台に入れているはずでトップスピードの質と持続力の高さを見せつけましたね、古馬相手でも通用するところを見せました。次走がマイルCSですか?何で天皇賞(秋)ではないのでしょうか、展開次第ではアーモンドアイに勝てそうですが。
2着はアエロリット、昨年とは中身が違うレースをして走破時計が0.1差ですから、この馬にはこの時計が限界なんでしょうね。そういう意味ではマイルがベストで1800mはギリギリだと思います。騎手含めて不安材料がありましたが、行ってしまえば強いというところは健在ですし、心肺機能を見せつけましたね。インディチャンプに目標にされながら、凌いだ2着は高評価でしょう。
3着はインディチャンプ、休み明けの分を差し引いてもちょっと物足りない、お母さんがウィルパワー、お婆ちゃんがトキオリアリティーなので1800mはやや長いのかもしれませんね。1400からマイルがベストだと思います。
4着がペルシアンナイト、この馬には馬場が速過ぎたかもしれませんね、よく頑張っていますが前半やや掛かったことも含めて、少し気難しさが出てきたかも。次はマイルCSなら得意舞台ですし、内枠を引ければ尚よいですね。休み明け3走目になりますが、ハービンジャー産駒は使い減りしないので問題ないと思います。
5着がランフォザローゼス、距離適正が短くなったんでしょうね、良い5着だったと思います。このメンバーで5着ですから重賞でも十分勝負できますね。
馬券の方はトリガミでした、まぁ当たって良かったってことで、来週も頑張ります。