みやや競馬

2024年京都記念 回顧。松山~~~喝!


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走破時計 2:12.1    前半1000m 59.7  上がり3F 35.7

まずは馬場状態ですが良馬場でした。走破時計が2:12.1ですから、昨年よりも0.6秒遅いです。上りも掛かっているので標準的な良馬場ですね。馬場がかなり荒れていて、芝は枯れた葉が目立つ感じ。一昔前の野芝だけの時代のような色味で、芝の育成不良は明らかですね。最内に行ったバビットが3着に粘ったし、プラチナトレジャーもL1では2番手争いに加わっていたので、内外はフラットだったようです。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

アフリカンゴールドはスタートイマイチで、バビットがスタート良かったので、ムキになって逃げに行きましたね。前半1000mは59.7でこの荒れ馬場を考えれば、かなりのハイペースでした。この馬は前半スローで行かないといけないのですが、騎手不安が出てしまいましたね。

アフリカンゴールドから離れた2番手に居たのがバビットで、この馬以降はスローバランスだったはず。なのでL1まで11秒台が続いたんですね。メイン集団はL4標識過ぎにペースアップしたので、スローからの3.5F戦くらいですが、それでも上がり最速はべラジオオペラで34.6なので、馬場の悪さが出ていますね。

逃げたのはアフリカンゴールド、スタート早かったバビットが離れた2番手で、中段の前からマテンロウレオ、シュヴァリエローズ。中段のやや前からプラダリア、外に離れた位置にラヴェル。中段が空いて中段のやや後ろからべラジオオペラ、ジェットモーション。中段の後ろからルージュエヴァイユ、ナイママ、ブレイブロッカー。後方からプラチナトレジャーという並びでした。

アフリカンゴールドはスタートイマイチで、内からバビットが早かったことから、押して押して無理やり逃げに行きました。これで2F目が10.6と早過ぎ、ここで足を使ってしまいましたね。この辺りが騎手不安で、むしろ離れた2番手の団野騎手の方が落ち着いていましたね。マテンロウレオはスタート五分から中段の前、シュヴァリエローズもスタート五分に出ていましたね。

べラジオオペラがスタートイマイチで、中段のやや後ろからでした。出して行って掛かることを嫌ったのかもしれませんね。プラダリアはスタート五分から無理なく中段のやや前、折り合いも付いていました。ルージュエヴァイユはスタート五分に出ましたが、何を思ったか下げてしまい中段の後ろでした。

4コーナーです、アフリカンゴールドが先頭で、この地点ではまだリードがありましたバビットは最内をスムース、プラダリアは外目に出して上がて行き、その後ろからべラジオオペラが続きます。ルージュエヴァイユは中目からで、反応が悪くべラジオオペラについて行けませんでした。

直線L1標識付近です、アフリカンゴールドが苦しくなり減速していき、バビットが内からスムースに抜け出した地点ですね。4コーナーで最内を回して上がってきたのがプラチナトレジャーで、この地点では2番手争いの一角に入ってきました。ブレイブロッカー、シュヴァリエローズ、べラジオオペラ、プラダリアが2番手争いでラヴェルはジリジリしか伸びません。

ここからバビットが押し切り狙いのところ、べラジオオペラとプラダリアが差し切り、プラダリアが1着、べラジオオペラが2着。バビットが3着に粘り、シュヴァリエローズが粘って4着、ラヴェルはジリジリ伸びましたが5着まででした。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はプラダリア、初手で中段のやや前を取れたし、馬群がばらけたのでスムースなレースが出来ました。58㎏で勝ち切ったので高評価ですね。この荒れ馬場をしっかり伸びたので、パワーと持続力の高さを見せました。池添騎手はこの馬でポジションを取ってくるので、このコンビなら今後も楽しみですね。

2着はべラジオオペラ、この距離を克服でいたことは大きいですね。プラダリアには1㎏貰っていましたが、0.1秒差なのでこの馬も高評価で良いと思います。

3着はバビット、上位2頭に離されたし展開に恵まれましたね。これは前に居たからこその好走で、団野騎手が前半アフリカンゴールドに付き合わなかったことも良かった。この3着で復活という感じはないので、今後も買い時が難しい馬になりそうです。

4着はラヴェル、道中はかなり外を走ったりロスの多い競馬でしたが、直線入り口からL2区間で、すぐ内に居たべラジオオペラついて行けませんでした。L1ではジリジリ伸びているので、バテてはいないはず。右回りだと反応が悪くなるんでしょうね。

5着はシュヴァリエローズ、道中は中段の前に居たのでトップスピードの質が問われず、パワーと持続力で掲示板に乗った感じですね。いい展開でしたがこれで5着はクラス負けですね。

マテンロウレオは9着、直線で自分から辞めている感じなので今後が不安。ルージュエヴァイユは8着、初手の段階で勝負権がなかったし、休み明けでプラス10㎏と、勝ちに行くような仕上げではなかったですね。

馬券の方はハズレ、松山君に期待しましたが残念なレースでした。次回は土曜日の京都牝馬Sの予定です。