みやや競馬

2024年毎日王冠 回顧。

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走破時計145.1   前半1000m  59.4  上がり3F 33.7

まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計は1:45.1で速くはありませんが、スローペースだったので仕方ないですね。9Rの昇仙峡Sの上り3F最速が32.8なので、やや高速馬場でしたね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

ホウオウビスケッツの岩田康騎手にいいようにやられた、この一言に尽きると思います。前後半は47.5-45.7でスローバランス、しかもグラフを見れば分かる通り、スローからの3F戦です。ハッキリ言ってレースレベルは低いですね。なので上位にきたのは中段よりも前に居た馬だけ。

ローシャムパークは中段のやや後ろから、このスローペースで動かず凡走しました。ここが戸崎騎手の危険なところで、決め打ちして乗るだけで臨機応変な対応が出来ないんですね。4コーナー出口で外から上がろうとしていましたが、この時は外から先にオフトレイルに来られて、外に出せませんでした。

逃げたのはホウオウビスケッツ、エルトンバローズとシルトホルンが先行。中段の前からヤマニンサルバム、シックスペンス。中段のやや前からダノンエアズロック、中段からマテンロウスカイ、ヨーホーレイク。中段のやや後ろからニシノスーベニア、ローシャムパーク。中段の後ろからカラテ、エアファンディタ、オフトレイル。後方からトップナイフという並びでした。

スタート早かったのはホウオウビスケッツ、ダノンエアズロック、シックスペンス、やや早かったのはカラテ、マテンロウスカイ。五分に出たのがヤマニンサルバム、シルトホルン、ローシャムパーク、ヨーホーレイク、エルトンバローズ。遅かったのはニシノスーベニア、エアファンディタ、オフトレイル、さらに遅れたのがトップナイフでした。

ダノンエアズロックはスタート早かったのですが、中段のやや前に引いてしまいました。ハイペースになれば引いても良いと思いますが、結局ペースを見切れないから、差しに回ってしまう。これはローシャムパークの戸崎騎手にも言えますね。エルトンバローズはスタートイマイチでしたが、リカバリーして先行しました。これが好走の要因ですね。西村騎手が意図してこれをやったのなら、今後に期待できますが・・・。

4コーナーです、岩田康騎手がスローに落として馬群は凝縮していますが、後ろから仕掛ける馬が居ない。ローシャムパークは4コーナー手前まで外が空いていましたが、動かず待ってしまいました。そうこうしているうちに外からオフトレイルに来られて、ここで蓋をされてしまいました。

直線L1標識付近です、ここまで隊列に変化がありませんでした。中段よりも後ろに居た馬は前との差を詰められず。シックスペンスもややエンジンの掛かりが遅かった感じでした。この馬はスプリングSで2F戦を圧勝したので、持続力に不安がありましたが、スプリングSはエンジンの掛かりが遅いために結果的に2F戦になったんでしょうね。ルメール騎手もL2標識手前から追ってはいたので、加速に手間取るんでしょうね。

ここからホウオウビスケッツが押し切るところを、シックスペンスがエンジンが掛かって一気に加速して差し切り。ホウオウビスケッツが粘って2着。エルトンバローズが流れ込んで3着でした。シルトホルンは前にホウオウビスケッツ、外にエルトンバローズが居て抜け出せず。ヤマニンサルバムはL2でシックスペンスの後ろに出しましたが、ついて行けなかったのでトップスピードの質で見劣りました。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はシックスペンス、さすがルメール騎手ですね、スタート出たことでペースを見極めて下げずに中段の前。これで勝負ありですね。恐らくスタート遅れてもペースを見切って早目に捲りに行ったでしょうね。ちょっとエンジンの掛かりが遅い感じがあるので、もっと早目に追い出した方が良さそうですね。

2着はホウオウビスケッツ、スローに落として末脚を引き出しましたね。東京新聞杯でもレース全体では平均バランスですが、自身はややスローから上がり3F33.9を使って3着に好走。適性の幅が広い馬で、極端なハイペースを先行しなければ、どんなペースでも対応してきますね。キレッキレのトップスピードの質はないので、レースレベルが上がった時に対応できるかどうかですね。

3着はエルトンバローズ、スタートがイマイチでしたがリカバリーして前に行きました。これ自体は好判断でしたが、スローからの3F戦に付き合ってしまったことで、切れ負けしましたね。動ける位置に居たので、L4で動かなかったことから西村騎手の判断ミスだと思います。マイルCSでも切れ負けしていたので、今後も積極的に動く競馬はしないんでしょうね。

4着はヤマニンサルバム、内に入っていたので動けませんから、スローからの3F戦に巻き込まれたのは仕方ないですね。

5着はシルトホルン、この馬も内で閉じ込められて抜け出せませんでした。スローからの3F戦なら、格上相手にも前で勝負できることは見せましたね。

馬券の方はハズレ、ローシャムパークというよりも、戸崎騎手のペース判断の悪さは知っていても、ここまでとは・・・。次回は秋華賞と府中牝馬Sの予定です。