みやや競馬

2024年府中牝馬S 回顧(´;ω;`)

  ←押して応援してくださいね~

競馬ランキング


走破時計1:44.7   前半800m  46.9  上がり3F 34.1

まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計が1:44.7で、上がり3F最速がブレイディヴェーグとシンテレーションで32.8ですから、やや高速馬場ですね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は今年の初音Sのグラフです。

期待したコンクシェルですかが、岩田望騎手の謎騎乗で凡走しました。まず初音Sですが、この時は前に1頭逃げていて5,6馬身離れて2番手先行でした。なので前半は更に遅くゆったり入っています。問題はL2でラップが落ちていること。ここは逃げていたセンタースリールが残り300mまで先頭だったので、センタースリールが垂れたことによるものです。

コンクシェルはL3から前との差を詰めているので、L3から11.1-11.1-11.4くらいのラップだったはず。これで圧勝しましたから、まぁまぁのトップスピードの質を3Fしっかり持続して押し切ったんですね。

ところが今回はL2標識まで追い出さないので、後続に一気に差を詰められて、トップスピードの質で見劣り凡走しました。勝ったブレイディヴェーグ、2着シンテレーション、3着のマスクトディーヴァも恐らく10秒台のラップを踏んだはずで、コンクシェルでは対応できませんでした。

大問題はテン乗りではなく、初音Sで勝っていること。なぜ初音Sを勝てたのか、恐らく検証していないんでしょうね。だからこの馬が苦手とするラップを作り出してしまうんだと思います。

逃げたのはコンクシェル、2番手にモズゴールドバレル。3番手にラリュエル。中段の前からコスタボニータ、ハーパー、フィアスプライド。中段のやや前からフィールシンパシー。中段からマスクトディーヴァ、ライラック。中段のやや後ろからブレイディヴェーグ、アスコルティアーモ。中段の後ろからシンティレーション、後方からモリアーナ、ルージュリナージュ、セントカメリアという並びでした。

スタート遅れたのはセントカメリアとルージュリナージュ。ブレイディヴェーグもやや遅く、リカバリーして中段のやや後ろから。マスクトディーヴァはスタート良かったですね。ハーパーもスタート良く中段の前が取れました。アスコルティアーモはやや遅れましたね。

ペースはスロー、前後半で見ると46.9-46.0、これはコンクシェルにとって理想的なペースですね。2F目で10.9を踏んでいますが、馬場が速かったので特に問題はないと思います。

4コーナーです、コンクシェルが先頭で、モズゴールドバレルがやや離れて2番手。ライラックがジワっと上がります、マスクトディーヴァは動けず。ブレイディヴェーグとシンティレーションは外目を伺いながらスムースでした。

直線L2標識付近です、コンクシェルが先頭でまだリードがあります。モズゴールドバレルが追いかけないものだから、メイン集団は一気に凝縮しました。マスクトディーヴァが前が壁になり追えず。外からブレイディヴェーグが、ライラックを風除けに使いながら上がって来ます。その後ろからシンティレーションですね。

直線Ⅼ1標識付近です、L2区間で前が空きマスクトディーヴァがジリジリ伸びて先頭、コンクシェルはL2でトップスピードの質が足りずに苦しくなります。外からブレイディヴェーグがスムースに伸び、先頭に並びます。L2区間でシンティレーションがもたついたので、ブレイディヴェーグには瞬発力の差で見劣っていますね。

ここから勢いを付けたブレイディヴェーグが突き抜け快勝。マスクトディーヴァは瞬発力が高くないんでしょうね、ここからジリジリで3着。シンティレーションがスピードに乗って2着まで持ってきました。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はブレイディヴェーグ、休みが長かったので仕上がりに不安がありましたが、しっかり仕上がっていましたね。トップスピードの質と持続力だけでなく、瞬発力もまぁまぁのものを見せたので、適性の幅が広いですね。ただスタートが遅かったので、リカバリーできないとどこかで取りこぼしそう。

2着はシンティレーション、スタートやや遅く中段の後ろからになりましたね。今回はこれが良かった感じで、前半溜めた分末脚を発揮できた感じ。上がり3Fが最速タイで32.8ですから、トップスピードの質は高いものを見せましたね。ただL2区間ですぐ前に居たブレイディヴェーグに離されたので、瞬発力では見劣りました。前に併せずL3から全開で追っていれば、突き抜けたかも・・・。コーナーでこの脚が使えれば、エリザベス女王杯も楽しみになりますね。

3着はマスクトディーヴァ、コーナーでペースが上がらなかったので、上手く3,4コーナーを通過できました。仕上がり今一歩という感じでしたから、3着でも及第点。ただ瞬発力勝負よりは、L4から流れて勢いを付けた時の方が、爆発的な末脚を発揮できると思います。

4着はフィアスプライド、休み明けで4着なら上出来ですね。この馬は次です。

5着はルージュリナージュ、上がり3F32.9ですから、この馬の能力は出し切っています。ただレースのL1が11.0ですから届きませんね。スタートも良くなかったし、展開も合わない、なかなか噛み合いませんね。

馬券の方はハズレ、岩田望騎手の謎騎乗にはマイリマシタ。藤岡佑フォルダーに入れる騎手ですね。次回は富士Sと菊花賞の予定です。