みやや競馬

2025年東京新聞杯 回顧。

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走破時計 1:32.6   前半800m  46.1  上がり3F 34.9

まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計が1:32.6なので標準的な良馬場ですね。ウォーターリヒトが外から差し切ったので、内外はフラットでした。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2024年谷川岳Sのグラフです。

ペースは前後半46.1-46.5で平均、中緩みも小さかった。これはセオが逃げる意思を見せなかったので、メイショウチタンが自分のペースで淡々と進めたからですね。メイショウチタンは谷川岳Sでも平均バランスを前で押し切っています。トップスピードの質は高くないので、自分のペースで淡々と進めると、こういう逃げ残りがあるんですね。

もちろんこの結果を招いたのは横山和騎手が突かなかったからで、これは横山典騎手にも言えますね。セオとマテンロウスカイはハイペースで良さが出るタイプではないので、これは仕方ないですね。セオはギリギリ平均くらい、マテンロウスカイはややスローくらいで入ったはずなので、メイン集団はペースが遅かったですね。

逃げたのはメイショウチタン、2番手にセオ。中段の前からオールナット、マテンロウスカイ、ゴートゥファースト。中段のやや前からシャンパンカラー、ボンドガール、ゾンニッヒ。中段からサクラトゥジュール、ブレイディヴェーグ、ジュンブロッサム。中段のやや後ろからコラソンビート、ウォーターリヒト。中段の後ろからラーグルフ、、後方からジオグリフ、オフトレイルという並びでした。

スタートはメイショウチタンが早く、オールナット、マテンロウスカイ、ゴートゥファーストがやや早かった。ブレイディヴェーグ、ラーグルフ、オフトレイルがやや遅く、ジオグリフが1頭だけ出遅れました。他は五分に出ていますね。

ボンドガールは五分に出てポジションを取ってきました。マイルだしペースも早くなかったので下げなかったのは、豊騎手のペース判断の良さですね。マテンロウスカイもスタートやや早く中段の前、このレースの2F目は11.0ですから、この馬の二の脚でも前に行けましたね。ブレイディヴェーグはスタートやや遅く、リカバリーして中段を取りました。サクラトゥジュールは掛かて首を上げていました。

4コーナーです、メイショウチタンが差を広げたというより、マテンロウスカイが中緩みを作った感じですね。サクラトゥジュールは首を上げて掛かってしまい、コーナー区間でも折り合いが付きませんでした。ジュンブロッサムは外目でスムース、その後ろからウォーターリヒトもスムースでした。

直線L2標識付近です、メイショウチタンが先頭で、セオ、マテンロウスカイが続きます。ボンドガールがコース確保。ブレイディヴェーグは左右にスペースがなく、前にゾンニッヒが居て動けません。ウォーターリヒトが外目に出してスムース。オールナットはこの辺りで手応えが悪くなっていましたね。

直線L1標識付近です、メイショウチタンが粘り、セオとマテンロウスカイがジリジリまで。ボンドガールがスムースで、ジュンブロッサムが下がったスペースを使って、ブレイディヴェーグが外へ出します。ウォーターリヒトは外からスムースで、ジリジリと前との差を詰めてきます。

ここからボンドガールが前との差を詰め始め、外からウォーターリヒトが伸び、前で粘るメイショウチタンが並んで、ゴール前はウォーターリヒトが差し切り、ボンドガールは差されて2着。メイショウチタンは3着に粘りました。ブレイディヴェーグは伸び切れず、ペースを考えると息切れしたという感じではなく、仕上がて来なかったことからスピード負けした感じですね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はウォーターリヒト、前走の京都金杯はハイペースで、後ろから2着まで持ってきました。今回もL2から減速するラップ推移でしたから、キレッキレのトップスピードの質を見せたわけではなく、持続力の高さを見せましたね。キングカメハメハMでトップスピードの質は見せているので、マイルであれば適性の幅が広いですね。驚くのは使い減りしないことで、今回は休み明け4走目。昨春というかデビューから使われまくってきさらぎ賞を好走したので、とにかくタフな馬です。不安なのは恐らくこれで転厩になるはずで、新しい厩舎でも同じように結果を出せるかどうかですね。

2着はボンドガール、この馬自身はややスローくらいのはずで、この馬にとってはちょっと遅かったですね。ダイワメジャー産駒なので、もう少し流れてくれた方が合っていたと思います。しっかり2着を確保したし、豊騎手もマイルでポジションを取ってきたので、今後も安定した成績を出しそうですね。

3着はメイショウチタン、これは驚きました。逃げ一の展開で自分のペースで行けたし、後ろもやや離れていた。あとは馬場状態ですね、このレースは逃げ馬が再三好走しているので、逃げられたことが大きな好走要因だったと思います。

4着はブレイディヴェーグ、ドバイに登録していること、1週間に感冒でまともに追い切りが出来なかったこと、伸びきれなかったのはこの辺りが原因でしょうね。

5着はマテンロウスカイ、前に行ければこのくらいはやれる馬ですね。リゲルSが良かったですから、2F目が10秒台に入らないことが好走条件になりそうです。今回は斤量に泣かされましたね。

オールナットは9着、マイルは忙しい感じでした。ジュンブロッサムは10着、58㎏で再三好走しているので、単純に斤量負けとは思えず。通ったコースもすぐ後ろにウォーターリヒトが居たので、馬場に敗因を求めるわけにもいきません。4コーナーから手応えが悪かったので、走る気が無くなってしまったか、どこか見えない故障があるか、復活の兆しが見えませんでした。

馬券の方はハズレ、メイショウチタンは買い難いですね。ただこのレースは逃げ馬が再三馬券になっているので、来年は黙って逃げ馬に印を打ちたいと思います。

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