走破時計 1:07.1 前半600m 33.7 上がり3F 33.4
まずは馬場状態ですが良馬場でした、金曜日に散水をしていますが、気温が上がったことで含水率が下がりました。開幕週らしく高速馬場になっていて、内が優位でしたね。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2024年ラピスラズリSのグラフです。
ペアポルックスが2着がに頑張りましたね、ラピスラズリSと同じようならラップ推移で、しっかり粘りました。ただ前半からかなり押させていて、岩田康騎手は手綱を引きっぱなし。馬場状態が違いますから、前半のペースが遅過ぎましたね。
L2区間で出し抜いているので、0.3秒の加速が出来る瞬発力を見せました。高いとは言えないけど、まぁまぁの瞬発力を持っていますね。ラピスラズリSのL2区間10.9は自身のものだし、今回もL2標識では先頭だったので、今回のL2区間10.9も自身のもの。なのでトップスピードの質も高いものを持ていますね。
逃げたのはテイエムスパーダ、2番手にペアポルックスが先行。中段の前からママコチャ。中段のやや前からウイングレイテスト、オーキッドロマンス、ヴェントヴォ―チェ、ウインモナーク。中段からショウナンハクラク、スリーアイランド、プルパレイ。中段のやや後ろからステークホルダー、オフトレイル。中段の後ろからクムシラコ、サウザンサニー、後方からレッドモンレーヴという並びでした。
ステークホルダーはゲート内で暴れて出遅れ、リカバリーしましたが中段のやや後ろまででした。オフトレイル、レッドモンレーヴ、スリーアイランドもスタートで遅れていました。他馬は五分以上に出ていて、ママコチャ、ウイングレイテスト、テイエムスパーダ、ペアポルックス、ヴェントヴォ―チェ、テイエムスパーダもスタートが早かったです。
このレースは前後半33.7-33.4で平均バランス、馬場状態を考えれば前半が遅かったですね。前半の内に前に行けなかった馬には、この時点で勝負権が無くなりました。そしてトップスピードの質がない馬も、前に居ても切れ負けしたので、今回はトップスピードの質が問われたレースでした。
4コーナーです、L2標識付近でぺアポルックスが抑え切れずに先頭に立ちました。これにママコチャが追走、ウイングレイテストは内に居ました。ヴェントヴォ―チェは内から3頭目で、このロスの分だけ3着に届かなかった感じですね。
直線L1標識付近です、ペアポルックスがL2で出し抜き先頭、ママコチャが追走して、その後ろからウイングレイテストとヴェントヴォ―チェが並んでスムース。結局この4頭で決まったので、前に居ないと勝負になりませんでした。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はママコチャ、スタート良く中段の前からスムースに差し切りました。格が違うなという感じの勝ち方で、次走へ向けて万全の勝ち方だったと思います。
2着はペアポルックス、この馬にとってはペースが遅く、かなり掛かっていましたね。L2標識で押さえ切れなくなり先頭に立ち、一気に出し抜きリードを広げました。このまぁまぁの瞬発力と高いトップスピードの質は大きな武器で、前に行ければ今後も重賞で好走しそうですね。
3着はウイングレイテスト、この馬は前半ゆったり入った方が良いタイプで、今回は展開がドンピシャ。欲を言えば2番手先行ならもっと着差は小さかったはずです。馬場と展開に恵まれた感じはしますが、前に行けるので安定した成績を出しそうですね。
4着はヴェントヴォ―チェ、スタートが良かったので前に行きましたね。ペースも遅かったし下げたら勝負権が無かったことを考えると、ルメール騎手の好判断。3,4コーナーで内から3頭目を回した分だけですね。
5着はウインモナーク、初手の位置取りが中段のやや前で、このポジションが響きましたね。ラピスラズリSでペアポルックスに0.3秒差を付けられたので、このクラスになるとやや苦しい感じでした。
ステークホルダーは10着、ゲート内で暴れてしまい出遅れ、馬場と展開からこの出遅れが致命傷になりました。
馬券の方はハズレ、軸にしたステークホルダーが出遅れてしまい、縦目の決着でした。