みやや競馬

2025年マイラーズC 回顧。

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走破時計 1:31.7   前半800m  46.6  上がり3F 33.9

まずは馬場状態ですが、良馬場でした。それも超高速馬場ですね。金曜日、土曜日と散水していますが、含水率は更に下がり、クッション値はさらに上昇しました。1分31秒台の走破時計ですから、超高速馬場でしたね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

前後半は46.6-45.1でスローバランスですが、グラフを見て分かる通り中緩みがない。1F目以外は全て11秒台のラップ推移で前に行った馬は苦しかったですね。その中ではセオがよく3着に粘ってくれたなという印象。逃げたビーアストニッシド、前に居たレイべリングとミスタージーティーが8,9,10着なので、セオの持続力が光りましたね。

10Rのセンテニアル・パークSが3勝クラスの1800mで、上がり3F最速は1着のホウオウラスカーズで32.9を出しています。展開は違いますが、ロングランの上り3F33.3や、ジュンブロッサムの33.2はやや物足りないタイムですね。中緩みが無かったからこそ、キレッキレのトップスピードの質がないロングランが差し切れたということだと思います。

逃げたのはビーアストニッシド、セオが先行。中段の前からレイべリング、ミスタージーティー。中段のやや前からグラティアス。中段からロングラン、ニホンピロキーフ。中段のやや後ろからホウオウリアリティ、ジュンブロッサム。後方からエアファンディタという並びでした。

ロングランは8枠10番でしたが、岩田騎手は馬場状態を考えて最内狙いでしたね。この考えはズバリ的中で、同じ中段でしたがニホンピロキーフは、ロングランの2頭分外に居て4着。これは騎手の差が大きいですね。

ジュンブロッサムはスタートやや遅く中段のやや後ろ、このレースを勝つことだけ考えれば、ある程度リカバリーしたと思いますが、本番はあくまで次の安田記念ですから、ここは中目から差す競馬に徹していました。エアファンディタはゲート内でソワソワしていて、出遅れてしまい後方ポツンでした。

4コーナーです、ロングランは最内、セオが内から2頭目でした。ジュンブロッサムは内から2.5頭分くらいでした。ジュンブロッサムのコース取りを考えると、2着で及第点ですね。ニホンピロキーフはここでも内から3頭目でした。

直線L2標識付近です、セオがビーアストニッシドを交わして先頭、ロングランは中目に出してスムース。ジュンブロッサムは外へ行きました。セオはL3区間で11.4位のラップだったはず、ここからさらに加速します。

直線L1標識付近です。このレースのL2は11.1です、これはセオのものでやや高いトップスピードの質を見せましたね。ロングランはこの区間で差を詰めているので、10秒台に入っていますね。ジュンブロッサムは外からジワジワ伸びてきます。

ここからセオが減速率が大きくなりました。何とか粘って3着。ロングランはスムースに差し切り、ジュンブロッサムは届かず2着でした。エアファンディタが伸びてきますが、初手のポジションが悪過ぎて届かず。ニホンピロキーフは高速馬場にも適応できずに4着でした。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はロングランでした、自身のL2区間は10秒台に入っていたはずで、高いトップスピードの質を見せましたね。ただL3が11.6で、ここで息が入った感じなので、この10秒台のラップは額面通りには受け取れない。むしろ中緩みが小さかったことと、終始最内を回したコース取りが勝因だと思います。

2着はジュンブロッサム、終始中目を回したし、次を見据えた騎乗だったので、2着で及第点ですね。それでもここで勝ち切れないと、GⅠでは苦しい感じになりました。

3着はセオ、負けて強しですね。中緩みのない展開で、前に居た馬には苦しい展開でした。それでもL3で先頭に立ち、L2でもう一足使ってきましたから、中緩みがあれば・・・。

4着はニホンピロキーフ、元々高速馬場は良くないのですが、今回はそれ以上に通ったコースが謎。騎手だけで相当損しましたね。

5着はグラティアス、流れ込むだけでこのクラスでは苦しい感じでした。

馬券の方は的中、トリガミでした。次回は京王杯SCと天皇賞(春)の予定です。

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