ムーア、ビュイック両騎手に短期免許交付。ジャパンC出走予定のミッキーロケットは戸崎騎手。チャンピオンズC出走予定のオメガパフュームはC・デムーロ騎手に。福島記念3着のエアアムセンは中山金杯の予定など。
R・ムーア騎手に12月3日までの短期免許交付です、チャンピオンズCまでの騎乗ですね。W・ビュイック騎手は12月17日までの短期免許交付です、こちらは朝日杯FSまでですね。ムーア騎手は言わずと知れた名手です、日本でも重賞14勝、昨年のチャンピオンズCはゴールドドリーム、モーリスで天皇賞秋、ジェンティルドンナでジャパンCとG1でも大活躍です。ビュイック騎手は2014年以来の来日ですがトゥザワールドで有馬記念2着、トーセンジョーダンでジャパンC3着と実績十分です。12月2日まで最大6人の外国人騎手が乗るので、11日に逃した外国人騎手による全レース制覇が達成されてしまうかも。
ジャパンC出走予定のミッキーロケットは和田騎手負傷で戸崎騎手に乗り替りです。今秋は天皇賞秋で復帰、5着でしたが高速馬場のハイペースは決して良い条件ではなかったはず。宝塚記念勝ちで一段とレベルアップしてきた感じですね。戸崎騎手と言えば”好位差し”が得意、この馬には合うのですが、展開が合うかどうか。
チャンピオンズC出走予定のオメガパフューム、こちらも和田騎手負傷でC・デムーロ騎手に乗り替りです。この馬はスタートが遅く後方からになってしまうんですよね、C・デムーロ騎手はしっかりと追える騎手なので、仕掛け所さえ間違えなければ末脚は確か。
今年の函館記念1着のエアアムセンは来年の中山金杯を目指します。前走は福島記念3着でした、ハンデ戦で先着した2頭より2㎏重かったのでよく頑張ったと思います。中山はオールカマーで4着、スピカS1着なので相性の良いコースですね。内枠から先行出来れば十分勝負になるでしょう。
ダービー3着のコズミックフォースも中山金杯を目指します。菊花賞ではドスローで見せ場なしでしたが、ダービーでは流れた中でしっかりと粘りを見せての3着。京成杯で2着があるのでコース適正は問題ないと思いますが、セントライト記念で凡走しているのが休み明けを原因とするものなら、金杯でも不安はありますね。
富士S2着のワントゥワンは阪神Cに決まりました。富士SではエアスピネルやペルシアンナイトなどのG1級牡馬を差し切っています、全レースで上がりタイムが3位以内という強烈な末脚の持ち主で、脚質も後方からの追い込み1本です。阪神Cは内回りで直線が短いので届くかどうか不安はありますね。
古都S1着でOP入りしたアドマイヤエイカンの次走はステイヤーズSです。心肺機能特化型のこの馬には長いところは合うでしょうね。ちょっと気になるのは使い過ぎていること、まぁ準OPを使っているだけなのでそれ程疲労は溜まっていないと思いますが、ハーツ産駒は疲労と、格上げで苦戦しますからその点はやや不安です。3600mもあれば内枠に入っても外に出すチャンスはあるでしょうから、直線で変にインコースに拘らなければ。
最後にJRAのルール変更です、来年1月より女性騎手は永久に2㎏の斤量軽減措置を受けられるようになります。現在は男女ともデビュー時3㎏減からスタートして通算101勝するか、デビュー6年目以上で軽減が消滅します。新規定では女性騎手に限り4㎏減からスタート、50勝以上で3㎏減、101勝以上で2㎏減になります、6年目以降も2㎏減になりこの2㎏減は女性である限り永久に続きます。ただし重症とハンデ戦では適用されません。
フランスではすでに女性騎手に対する斤量軽減措置は行われているので、特に問題はないでしょう。日本の公営競技ではボートレースで女性の最低体重が4㎏軽減されています。競馬も男女が同じ土俵で戦っていますから、こういう軽減措置はあっていいと思います。将来藤田菜七子騎手が200勝しちゃったら見直しの議論が出てくるでしょうね。
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