<サリオス>・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
”新馬戦”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外を回して直線は持ったまま圧勝。”サウジアラビアRC”ではスローバランスを中段から、直線はL1の持続力でクラヴァシュドールを突き放して1着、この時が休み明け。
「朝日FSへ向けて」好材料:距離適正、騎手強化。悪材料:初輸送。
新馬戦では持ったまま圧勝してしまったのであまり参考にならないが、トップスピードの質と持続力の高さは見せてる。サウジアラビアRCではスローバランスを3番手から、直線ですぐ後ろに居たクラヴァシュドールに並ばれたがL1で突き放して快勝、トップスピードに乗るのにもたもたした感じに見えるが、ラップを見るとL3で11.2、L2で10.8とシッカリと加速しているのでこれはクラヴァシュドールが強い。その上でL1だけで1馬身半程突き放したのは持続力が勝っていたから、L1で11.5なのでクラヴァシュドールは11.7のはず。走破時計も1:32.7とレコードタイムだが当日は超高速馬場で、1勝クラスの1400mで1:20.4が出ている程なのでそこは考慮すべき。
好材料は距離適正で新馬戦、サウジアラビアRCとマイルで快勝しています、府中の長い直線でトップスピードの質と持続力の高さを見せているので、阪神外周りならコース適正も合うはず。騎手はムーア騎手へ乗り替わり、サリオスは先行出来る馬ですし掛かる素振りも見せていないので、楽に中段が取れそう。その上で好位差しなら世界一のムーア騎手ならば好材料と言っていいと思います。悪材料は未確認ながら初輸送になりそうな点で、新馬戦、サウジアラビアRCとノーザンF早来から直接入厩しています。堀厩舎なのでてっきりノーザンFしがらきを使っているのかと思いましたが、どうも牧場からの直接入厩で関西圏へに輸送は初めてのようです。牡馬なのでそこまで神経質になることはないと思いますが、2歳馬なので不安材料ではありますね。
<ジュンライトボルト>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
”新馬戦”では稍重でスローバランスを中段から、直線はスムースだったがジリジリまでで3着。”未勝利戦”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー外を回して直線スムースに差し切り、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力もまぁまぁのレベル。”紫菊賞”では稍重でスローバランスを中段から、3,4コーナー外を回して直線はトップスピードの質で見劣り3着まで。”ベゴニア賞”では不良馬場で平均バランスを2,3番手先行、直線中目からジリジリ伸びたが差されて2着。
「朝日FSへ向けて」好材料:コース適正。悪材料:使い詰め、騎手弱化。
良馬場で走ったのが未勝利戦の一回だけでサンプルが少ないが、まぁまぁのトップスピードの質とまぁまぁの持続力を見せて勝ち切っている。この日は超高速馬場なので走破時計、上がりタイム共に評価できるレベルではない。ベゴニア賞が不良馬場の中で平均バランスを先行している、これで直線粘って2着を確保しているので心肺機能はまぁまぁだし、坂でもシッカリした反応だったのでパワーもある。紫菊賞で先着されたロールオブサンダーが次の京都2歳Sでマイラブソディの3着になっているので、案外レースレベルは高かったのかもしれない。この紫菊賞でもやや重だったがトップスピードの質で見劣っているので、中段から差す展開では苦戦しそう。
好材料は未勝利戦で勝った阪神1800mと同じ阪神外回りなので、コース適正は良いと思う。距離も前走2着と目途は立てた。悪材料は使い詰めの疲労で9月からコンスタントに使われて4戦目、今年5戦目になる疲労はあると思う。騎手もスミヨン騎手から岩田騎手へ乗り替りでプラスではない。
<タイセイビジョン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
”新馬戦”ではハイペースバランスを中段から、3,4コーナー外を回して直線スムースに伸びて圧勝。”函館2歳S”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー最内を回して直線内目から抜けて2着、脚を余している。”京王杯2歳S”ではややスローバランスを中段からやや掛かり気味、直線は中目から抜け出し圧勝。
「朝日FSへ向けて」好材料:実績上位、休み明け2走目。悪材料:距離不安。
新馬戦ではハイペースバランスを外から捲り追い込みでねじ伏せてしまい圧勝した、心肺機能と持続力の高さを見せている。函館2歳Sもハイペースバランスで後方からだが自身平均バランスくらいでは入っている、これを終始最内を回して直線入り口でやや待たされてしまい、離された2着までだったが脚を余した印象が強く距離が短かった。京王杯2歳Sではややスローバランスを中段から進めて圧勝、直線でのトップスピードの質と持続力の高さを見せた。特にトップスピードの質はL2で10.9くらいを出しているし、L2標識まで前が壁だったのでまぁまぁの瞬発力も見せている。一点引っ掛かったのがやや掛かっていたことで、1200mからの延長だったのでペースが遅かった可能性がある。
好材料は前走の京王杯2歳Sを勝っている実績でGⅡを圧勝しているのでクラス負けの危険はない、前走は時計も優秀だったし内容も良かった。休み明けでも走ることは前走見せているが、2走目での上積みも期待できる。悪材料は距離不安でマイルへの延長で初距離、半兄のノストラダムスが毎日杯でブラストワンピースの0.4差4着と好走しているので大きな不安ではないが、前走ペースが遅くやや掛かっていたのでマイルへの距離不安というよりも、ペースに対する不安がややある。