2021年阪神JF　全頭評価。その5。

＜タナザウィング＞・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名	着順	内容
新馬戦	1着	スローバランスを中段の前から、3，4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。持続力の高さを見せた。
新馬戦ではスローバランスだが、L5から11秒台に入るロンスパを先行押し切り、L1で12.2まで落としたが、持続力の高さは見せた。

「阪神JFへ向けて」好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

好材料は新馬戦で勝ったマイルへの距離適性で、ロンスパを押し切ったので持続力は見せた。悪材料はクラス負けの危険で、新馬戦でロンスパを押し切ったが、当日のポートアイランドSでは、中緩みのない平均バランスで1:32.6と、馬場はかなり軽かったので新馬戦の走破時計、ラップタイム共に高評価は出来ない。いきなりのGⅠだし新馬戦では先行出来たが、スタートも良くはなかったので前に行けない可能性もある。

適性:梅

 

＜トーホウラビアン＞・心肺機能は高く、パワーは不明、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名	着順	内容
新馬戦	5着	ややスローバランスを中段の前から、3，4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
未勝利戦①	2着	ハイペースバランスを2，3番手先行、3，4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。やや高い心肺機能は見せた。
未勝利戦②	1着	ハイペースバランスを中段の前から、3，4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。心肺機能と持続力を見せた。
フェニックス賞	5着	不良馬場でハイペースバランスを中段のやや前から、3，4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
白菊賞	3着	スローバランスを逃げて3着。スローバランスに落とす謎騎乗で、トップスピードの質で見劣り。
新馬戦ではややスローバランスでスムースなレースをしていた、直線では差せずに差されているのでトップスピードの質で見劣った。未勝利戦①ではハイペースバランスを先行、差し切れなかったが心肺機能は見せた。未勝利戦②ではハイペースバランスを先行押し切り、未勝利戦の①では1.5秒のハイペースバランスに対して、②では2.3秒のハイペースバランスをどちらも先行しているので、前半が速い方が良さが出る。フェニックス賞では不良馬場に戸惑ったのか、スタートがやや悪く先行出来ず、流れ込むだけで凡走した。白菊賞ではなぜかスローバランスで逃げてしまい、L2の10.9は自身のものだがここで後ろから並ばれてしまった。L1で一気に突き放されたので、トップスピードの持続力でも見劣り。

「阪神JFへ向けて」好材料：・・・。　悪材料：クラス負けの危険、騎手不安。

好材料はなし、前走阪神のマイルで3着だが、スローに落とす謎騎乗でトップスピードの質で見劣った、なのでコース適性が良いとまでは言えない。悪材料はクラス負けの危険で、前走の3着も走破時計が良くない、当日の立雲峡Sが1:32.9なので、レースレベルが低い中で勝ち切れていないのは印象が悪い。太宰騎手への乗り替りはプラスでもマイナスでもないでしょうね。

適性:梅

 

＜パーソナルハイ＞・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。　　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

レース名	着順	内容
新馬戦	5	スローバランスを中段から、3，4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
未勝利戦①	2	平均バランスを中段のやや前から、3，4コーナー内目を回して直線やや狭くなり2着まで。
未勝利戦②	1	スローバランスを逃げ切り。
赤松賞	2	スローバランスを逃げて2着。トップスピードの質で見劣り。
新馬戦ではトップスピードの質で見劣り凡走、未勝利戦①では平均バランスで自身はややスローくらい、直線入り口でやや狭くなってから伸びが悪かったので、トップスピードの質だけでなく瞬発力の低さも見せた。未勝利戦②ではかなりのスローバランスで逃げ切り、中盤に13秒台を連発するような3F戦で、L2で11.0は出しているがトップスピードの質を評価するには適切ではないと思う。赤松賞では逃げたがスローバランスでトップスピードの質で見劣り。

「阪神JFへ向けて」好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

好材料は距離適性で、前走マイルで2着だし未勝利戦は2000mを勝ち切ったので好相性で良いと思う。ちょっと短い印象もあるが。悪材料はクラス負けの危険で、前走の赤松賞でナミュールに0.3差付けられたので、余程展開が向かないと逆転は無理だと思う。

適性：梅