みやや競馬

2022年オーシャンS 全頭評価。その1。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

<キルロード>・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
セプテンバーS 13着 稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
みちのくS 1着 ハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。心肺機能と持続力を見せた。
2021年パラダイスS 1着 スローバランスを逃げ切り。
2021年福島テレビOP 1着 ハイペースバランスを離れたメイン集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。心肺機能と持続力を見せた。
2021年信越S 9着 重馬場でハイペースバランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。ハンデ戦で斤量が重かった。
セプテンバーSでは中段の後ろから、直線スムースだったが全く伸びなかったので、トップスピードの質が低いことを見せた。みちのくSではハイペースバランスを2番手先行、4コーナーでは先頭に並びかけて押し切ったので、心肺機能と持続力、パワーを見せた。2021年パラダイスSでは超スローバランスを逃げ切り、前半がかなり遅いので上がり3F33.2は額面通り受け取れない。

2021年福島テレビOPでは離れたメイン集団の前から、前半2F目の10.3には対応できなかった。ただ自身ややハイペースくらいで押し切ったので、心肺機能と持続力、パワーを見せた。2021年信越S出が重馬場でハイペースバランスを3番手先行、この時はハンデ戦で56.5㎏を背負ったのでL1で減速率が大きくなった。   

この馬は非ノーザンF生産馬だが休み明けでも走る、2021年パラダイスS1着、2020年中京1勝クラスでも1着と、意外にも休み明けを苦にしない。

「オーシャンSへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で2勝クラスを勝っている、セプテンバーSは前に行けなかったので度外視して良いと思う。悪材料はクラス負けの危険で、リステッドを勝っているが重賞は初めて、福島テレビOPで2着に下したのはヴェスターヴァルトだし、特殊な展開になったパラダイスSで2着に下したアクアミラビリスには1㎏貰っていた。1分7秒台に対応できるかどうかですね。

適性:竹-

<サヴォワールエメ>・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。 ・軽ハンデで。

レース名 着順 内容
佐世保S 3着 ハイペースバランスを少頭数の中段の前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。トップスピードの質で見劣り。
テレQ杯 1着 稍重でハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し1着。持続力を見せた。
2021年オパールS 1着 平均バランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し1着。持続力は見せた。
2021年京阪杯 13着 平均バランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年シルクロードS 15着 ややハイペースバランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。クラス負け。
佐世保Sでは少頭数の中段の前から、直線で後ろからダノンシティに差されているのでトップスピードの質で見劣った。テレQ杯では稍重でハイペースバランスを2番手先行、スムースに押し切ったので心肺機能と持続力を見せたが、斤量53㎏で恵まれていた。2021年オパールSでは平均バランスを先行押し切り、この時は51㎏で恵まれていた。2021年京阪杯では平均バランスを2番手先行したが、直線では苦しくなって凡走した、この時が54㎏。2022年シルクロードSでは3番手先行、直線早々に苦しくなったので53㎏の影響だと思う。

「オーシャンSへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、オパールSを勝っているので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、別定戦では斤量負けする可能性が高い。

適性:梅

<ジャンダルム>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

・距離は短い方がいい。

”2017年デイリー杯2歳S”ではスローバランスを中段やや後ろから、L2で瞬発力を見せて抜け出し1着。”ホープフルS”ではハイペースバランスを中段の後ろから、4コーナー外を回して直線は先頭に立つもL1でタイムフライヤーに差されて2着。”弥生賞”ではスローバランスを中段やや前から、直線はL1でワグネリアンに刺され3着、距離適正が出てきた感じ。”皐月賞”では離れた追走集団の中段やや後ろから実質スローバランス、直線はⅬ1で一杯になり凡走。”2018年富士S”では平均バランスを中段の後ろから、直線はL1で一杯になり凡走。”2018年マイルCS”ではスローバランスを最後方から、レースに参加できずに流れ込むだけ。”2019年東京新聞杯”ではややハイペースバランスを後方から、全くレースにならずに凡走。”2019年京成杯AH”ではハイペースバランスを離れた追走集団のやや前から、直線は粘って3着、超高速馬場で1F長いはずの距離を克服できた。”2019年富士S”では稍重でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。”2020年ニューイヤーS”では稍重でややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し1着。”2020年東風S”では稍重でハイペースバランスを中段から、3コーナーで外から先頭に並びかけて直線L1で一杯になり凡走。”2020年ダービー卿CT”ではハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2020年関屋記念では平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。”2020年京成杯AH”ではややハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。”2020年信越S”では平均バランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。”2020年阪神C”では平均バランスを中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに7着まで。”2021年阪急杯”では平均バランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年春雷S”ではハイペースバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し圧勝。”2021年北九州記念”では稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず凡走。”2021年セントウルS”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが4着まで。”2021年スプリンターズS”では平均バランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年シルクロードS”ではややハイペースバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。

「オーシャンSへ向けて」好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:騎手不安。

お母さんがビリーブで適性距離は1400までだと思う、2歳時は2000mのホープフルSで2着があるが、それでもL1でタイムフライヤーに差されているので、距離適正の短さは徐々に見せてきた。年明け3歳になり弥生賞ではハッキリとⅬ1で垂れていて、ワグネリアンに差されている。古馬になってからは更にはっきりした感じで、東京新聞杯ではもうレースになっていない。”2019年中京記念”では平均バランスを中段から、直線中目からジリジリ伸びて6着、L1で一杯になったので距離の可能性が高い。”2019年京成杯AH”ではハイペースバランスを離れた追走集団のやや前から、直線は粘って3着だった、超高速馬場で1F長いはずの距離を克服できたんだと思う。スーパーレコードが出る程の軽い馬場だったので、1F粘れた感じだが本質的には短距離馬だと思う。改めてラップを見てみると、L1では離して逃げたトロワゼトワルと距離が詰まっていない、つまりこの超高速馬場でもL1はトロワと同じくらいかやや速いくらいで恐らく11.8くらい、前半の貯金と後続の心肺機能が削がれる展開も、マイルまで持った要因だと思う。

2019年富士Sが稍重だったがいつもの府中、中段の前から進めたがスローバランスで凡走、後半に速いラップを求められるとマイルでは失速するんだと思う。2020年ニューイヤーSでマイル戦を勝っているが、この時は稍重でややハイペースバランス、これを中段の前から進めて押し切った。ラップを見れば分かるが11秒台前半のラップを踏んでいないので、マイルでも持ったんだと思う。2020年東風Sでは2.9秒の超ハイペースバランスを中段から、直線までジっとしていればいいものを3コーナーで外から先頭に並びかける謎騎乗、さすがにL1で一杯になり凡走した。2020年ダービー卿CTではスタートで遅れてリカバリー、ここで脚を使ったからかスムースなレースをしたが直線早々に失速した。2020年関屋記念では距離適正が出た感じでL2辺りで一杯、前夜の雨で良馬場でも重かったことも影響した感じ。

2020年京成杯AHではややハイペースバランスを中段の前からで、自身は平均バランスだったはず。3,4コーナー内目を回してロスなくスムースだったが、すぐ前に居たボンセルヴィーソに明確に見劣って4着までだったのでは、距離適性が最後に出てしまった感じ。2020年信越Sでは距離適性が良い方に出て快勝、平均バランスを中段の前で自身も平均バランスだった、これを押し切っただけでなく軽ハンデの2着カリオストロに0.2差を付けたので、改めて1400mベストを見せた。2020年阪神Cでは中段やや前からスムースだったが伸びずに7着、クラスの壁を感じさせたので、ローカル重賞でハンデに恵まれた時に。2021年阪急杯では先行粘り込みで3着、スタート前に行けたが、4コーナーでレシステンシアの外を回した分だけ直線で粘り切れなかった。

2021年春雷Sでは初の1200ⅿで圧勝、ハイペースバランスを中段の前で先行出来たし、L1まで11秒台を持続して走破時計1:07.3も優秀。当日は決して高速馬場ではなったし、2着のマリアズハートは53㎏に対してこちらは57㎏だったことも高評価。2021年北九州記念では中段の後ろからで届かず凡走、まずこの時は休み明けでプラス8㎏、この馬は非ノーザンf生産馬でノースヒルズの生産馬なので休み明けは良くない。スタートのタイミングが良くなかった感じで中段の後ろからになった、これで直線スムースで上がり3F2位の脚だったが、稍重の馬場も合って伸びなかった。2021年セントウルSではスタート出遅れて後方から、上がり最速で僅差の4着まで持ってきたので、1200mでは展開不問で能力を発揮できるところを見せた。2021年スプリンターズSでは平均バランスを中段のやや後ろから、スタート出たが前に行かなかったので展開合わず。2022年シルクロードSでは2番手先行したが、L2で一杯になり凡走、この時が休み明け。

好材料はコース適性で、2021年春雷Sを圧勝、タイムも良く好内容なのでコース適性は高い。今回は休み明け2走目、前走休み明けでプラス8㎏、この馬はノースヒルズの生産馬なので休み明けはピリッとしない。2021年北九州記念で1番人気7着も4カ月強の休み明けだった。叩き2走目で上積みが期待できる。悪材料は騎手不安で、荻野極騎手は重賞未勝利、内枠に入ると捌けない危険もあるし、騎手不安は付き纏う。

適性:竹+