みやや競馬

2022年大阪杯 全頭評価。その3。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ショウナンバルディ ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質は低く、持続力はやや高い。

レース名 着順 内容
2020年中日新聞杯 4着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。直線入り口ですぐ横に居たシゲルピンクダイヤにトップスピードの質で見劣り。
2021年中山金杯 13着 スローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線挟まれて伸びずに凡走。直線で進路を確保できなかったことは、瞬発力で見劣ったからで、中段からでは勝負にならない。
2021年小倉大賞典 15着 ハイペースバランスを離れた追走集団の中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質が低いことを見せた。
2021年福島民報杯 16着 不良馬場でハイペースバランスを逃げて凡走。重馬場を苦にすることはないので、心肺機能が低いことを見せた。
2021年都大路S 3着 スローバランスを逃げて3着。スローバランスで心肺機能を問われず、5F戦にしてトップスピードの質も問われなかった。1着マウントゴールドが58㎏だったので、1馬身遅れたのは印象が悪い。
2021年鳴尾記念 2着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに粘り2着。スローからの4F戦に対応して持続力の高さを見せた。
2021年七夕賞 3着 稍重でハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線外に出してから伸びて3着。持続力を見せた。
2021年小倉記念 5着 稍重でスローバランスを2番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。瞬発力で見劣り。
2021年新潟記念 14着 スローバランスを逃げて凡走。トップスピードの質で見劣り。
2021年ケフェウスS 8着 重馬場でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
2021年中日新聞杯 1着 スローバランスを逃げ切り。やや高い持続力を見せた。
2022年日経新春杯 12着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
2022年金鯱賞 6着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが6着まで。持続力は見せた。
総評
2020年中日新聞杯では直線入り口ですぐ横に居たシゲルピンクダイアにトップスピードの質で見劣り、同じ斤量だったのでトップスピードの質が高くないことを見せたし、L1で後ろから差されているので持続力も高いとは言えない。2021年中山金杯では直線入り口で進路を確保できず、瞬発力の低さを見せた。2021年都大路Sでは逃げ切り、スローバランスからの5F戦に持ち込んだので、弱点を誤魔化せた。

2021年鳴尾記念では前日の雨で直線乾ききっていなかった感じで、差し勢の末脚が鈍ったのも好走できた要因だと思う。2021年七夕賞では稍重でハイペースバランス、中段の最内からロスなく進め、直線では外に出すのにやや手間取ったが、L1で12.8迄落ちたので3着に届いた。2021年小倉記念ではスローバランスを2番手先行から、L5から11秒台の前半に入っったところでやや下げて、L2では12.2にラップが下がっている、ここからL1で11.9に上がったが対応できなかったので、再加速に手間取った感じで瞬発力の低さを見せた。

2021年新潟記念では逃げたがL2の11.0に対応できずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2021年ケフェウスSではスローからの3F戦を中段の前から、トップスピードの質で見劣り凡走。2021年中日新聞杯ではスローからの5F戦を逃げ切り、L1が12.6迄落ちているので持続力はやや高いくらい。上がり3FをケフェウスSと比較すると、ケフェウスSは34.3に対して、中日新聞杯は35.0なので、上がりが掛かる展開で逃げか先行が好走条件になりそう。2022年日経新春杯ではスローからの4F戦を2番手先行、直線L1でも11.9なのでトップスピードの質で見劣り凡走。2022年金鯱賞ではスタート五分だが出して行かずに中段のやや後ろから、3,4コーナーで最内を回して差を詰めて6着まで、持続力は見せた。

「大阪杯へ向けて」好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、斤量。

好材料はコース適性で、条件戦だが明石特別1着、垂水S2着と好走歴有。距離適性は非常に高く、中日新聞杯1着、鳴尾記念2着など2000mは好相性。悪材料はクラス負けの危険でGⅠは初めて。重賞での好走もローカルハンデ重賞だけなので、このクラスでは危ないかも。斤量も58㎏は初めてなので対応できるか未知数。

適性:梅

ジャックドール ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。 ・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
レース名 着順 内容
プリンシパルS 5着 スローバランスを逃げて5着。トップスピ度の質で見劣り。
1勝クラス 1着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。持続力を見せた
浜名湖特別 1着 スローバランスを逃げ切り。持続力を見せた。
ウェルカムS 1着 スローバランスを逃げ切り。持続力を見せた。
2022年白富士S 1着 スローバランスを逃げ切り。持続力を見せた。
2022年金鯱賞 1着 スローバランスを逃げ切り。スローからのロンスパで持続力を見せた。
プリンシパルSでは逃げたがスローからの3F戦、トップスピ度の質で見劣り5着。1勝クラスではスローからの4F戦を2番手先行、持続力の高さを見せた。浜名湖特別ではスローからの4F戦を逃げ切り、L2で10.8を出しているが差を広げていないので、トップスピードの質はまぁまぁまで。ウェルカムSではスローからの4F戦を逃げ切り、このレースはL3で11.0が出ているがここでは差を広げていないので、トップスピードの質はまぁまぁ、L2からの減速区間で差を広げたので、パワーと持続力を見せた。

2022年白富士Sではスローバランス、開幕週で高速馬場だったので、中緩みで12秒台に入らなかった、実質4F戦でL1が12.4まで落ちたところで、アドマイヤハダルに0.2まで詰められたので、持続力はやや高い位。2022年金鯱賞では逃げ切り、ロンスパに持ち込みL3で最速11.0を出しているが、この区間は下り坂で瞬発力は見せていない。持続力はかなり高い。

「大阪杯へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:展開。

好材料はコース適性で、未勝利戦で同コースを圧勝、2000mは6勝もしている程で距離適性は高い。前走の金鯱賞でレイパパレを撃破、同斤量で実質2㎏貰っていたし、自分の展開に持ち込んだので恵まれた感はあるが、自分の形に持ち込めばレコードで圧勝するパフォーマンスは見せた。悪材料は展開で、悪材料という程ではないが、心肺機能を未だ見せていないので未知数。前半からレイパパレやウインマリリンにハイペースにされると、後半失速する可能性はある。

適性:竹+

スカーフェイス ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。  ・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
レース名 着順 内容
刈谷特別 9着 ハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質が高くないことを見せた。
皆生特別 1着 重馬場で平均バランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。少頭数で前を射程に入れられた。
2021年七夕賞 10着 稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
元町S 8着 スローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
岸和田S 1着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。良馬場だが重い馬場でパワーが生きた。
2021年チャレンジC 5着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。中段から流れ込むだけ。
2022年中山金杯 2着 スローバランスを中段のから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて2着。パワーと持続力を見せた。
2022年小倉大賞典 5着 稍重でスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず。
総評
刈谷特別ではハイペースバランスだったがスピード負けした感じで伸びなかった。皆生特別では重馬場で平均バランスでトップスピードの質が問われなかった、後方からだったが少頭数で前から離されなかったので、バテ差しが届いた。2021年七夕賞では中段の後ろから届かず、自身はスローバランスだったので心肺機能は問われていないが、前までの間隔が空き過ぎて、この馬のトップスピードの質では勝負にならなかった。元町Sでは後方から届かず、この時は上がり3F32.9で全体2位の末脚だった。この傾向から前半はゆったり入った方が良いが、後方から届くほどのトップスピードの質は持っていない。

岸和田Sでは良馬場でも重い馬場で、トップスピードの質を問われず、少頭数で前を射程に入れられてので届いたが、斤量は恵まれていた。2021年チャレンジCでは中段から流れ込むだけで、上位3頭からはやや離された。2022年中山金杯ではスローからの5F戦をバテ差し、持続力とパワーを見せたが、この時は54㎏で1着レッドガランに2㎏貰っていた。2022年小倉大賞典では稍重でスローからの5F戦、初手の位置取りが後ろになり届かなかった。

「大阪杯へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、条件戦だが岸和田Sを勝っている。悪材料はクラス負けの危険でGⅠは初めて、中山金杯で2着があるが1着のレッドガランに2㎏貰った上に、0.4秒も差を付けられたのでこのクラスでは苦しいはず。

適性:梅