みやや競馬

2023年天皇賞(春) 全頭評価。その5。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ブレークアップ ・心肺機能は低い、パワーはまぁまぁ、、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
サンシャインS 2着 ハイペースバランスをスタート良く離れたメイン集団の単独先行、3,4コーナー中目をスムースに回して、直線スムースだったがすぐ後ろから差されて2着まで。
三方ヶ原特別 11着 ハイペースバランスを離れた単独2番手先行から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。
ジューンS 2着 スローバランスをスタート五分に出て逃げ体勢、3,4コーナー内目をスムースに回して、直線スムースだったが2着まで。
六社S 1着 稍重でスローバランスをっスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目をスムース、直線スムースに伸びて差し切り。
2022年アルゼンチン共和国杯 1着 スローバランスをスタート五分に出て離れたメイン集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線でアクシデントの影響をやや受けたがスムースに差し切り。
2022有馬記念 16着 スローバランスをスタート五分に出て2番手先行、4コーナーで苦しくなり凡走。
2023年阪神大賞典 3着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて3着。
サンシャインSではスタート良くメイン集団の単独先頭から、ハイペースバランスだが大きく離れていたので自身はスローだったはず、L4からジワジワ加速している感じなので、スローからの3F戦でまぁまぁの持続力は見せたが、L1ですぐ後ろに居たパラダイスリーフに差されているので、パワーで見劣った可能性がある。この時はパラダイスリーフに3㎏貰っていたので2着でも高評価は出来ない。

三方ヶ原特別ではハイペースバランスを離れた2番手先行で、自身もハイペースバランスに入っていたはず、これでL2で一杯になったので心肺機能で見劣り。騎手のペース認識が悪過ぎる。ジューンSではスタート五分から逃げ体勢、スローからの4F戦持ち込み2着、L2で1㎏貰っていたヴェラアズールに交わされているので、トップスピードの質で見劣り。

六社Sではスタートやや早く中段の前から、スタートで左に寄れて迷惑をかけている。スローからの3F戦で進路変更したが、L1で差し切ったので持続力を見せた。2022年アルゼンチン共和国杯ではスタート五分に出て、離れたメン集団の前から。直線入り口でアクシデントがあったが、大きな影響は受けずにスムースに抜け出し差し切り。L2でハーツイストワールに差を詰められているので、坂で若干見劣ったが、坂上では踏ん張ったので持続力は見せた。

2022有馬記念ではスタート五分に出て先行、前半に脚を使ってしまい凡走。2023年阪神大賞典ではスローからの5F戦を中段の前から3着、トップスピードの質でディープボンドを上回った。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

好材料は距離適性で、前走の阪神大賞典が3着、1着ジャスティンパレス0.3差に1㎏、2着ボルドグフーシュ同タイムに2㎏あげていたので、長距離戦で目途を立ててきたし、クラス負けの危険も少ない。悪材料は特にないが、馬場が重くなった時に対応できるかどうか。前走やアルゼンチン共和国杯、稍重だった六社Sでも11秒台前半のラップで好走している。長距離戦らしい消耗戦になってしまうと、苦しくなるかもしれない。

適性:竹

ボルドグフーシュ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
ゆきやなぎ賞 1着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り快勝。
京都新聞杯 3着 ハイペースバランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず3着まで。
一宮特別 1着 スローバランスをスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
神戸新聞杯 3着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。
菊花賞 2着 ハイペースバランスをスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びたが2着まで。
2022有馬記念 2着 スローバランスをスタート五分に出たが二の足が遅く中段の後ろから、3,4コーナーで外から捲り上がり、直線スムースだたtが2着まで。
2023年阪神大賞典 2着 スローバランスをスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。
ゆきやなぎ賞では少頭数の後方から、スローからの3F戦で持続力はまぁまぁ、トップスピードの質はやや高いものを見せた。京都新聞杯ではハイペースバランスを後方から、スタートが遅くどうしても後ろからになってしまう。3,4コーナーで中目を回して届かず3着、L1までしっかり伸びているので距離はもう少し長い方が良さそう。一宮特別ではスタートやや遅く中段の後ろから、スローからの5F戦で自身は6F戦くらいの動きで差し切り、11秒台の前半を問われず持続力の高さを見せた。

神戸新聞杯ではスタート遅く後方から、3,4コーナー外目を回して直線L2で11.2には追走まで、L1で伸びて3着まで。菊花賞ではスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナー外を回して直線伸びて2着なので、距離適性は見せた。2022有馬記念ではスタート五分に出たが、二の足が遅く中段の後ろから。3コーナーから捲り上がり2着まで、初手の位置がどうしても後ろになってしまうので届かない。2023年阪神大賞典ではスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナーで中目を回すロスがあり2着まで。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:特になし。

好材料は距離適性で、菊花賞で2着、前走の阪神大賞典でも2着と長距離は好相性。悪材料は特にないが、前走阪神大賞典でブレークアップに2㎏貰って同タイムは印象が悪い。消耗戦になった方が良いタイプなので、展開は合うと思う。

適性:松-

マテンロウレオ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
新馬戦 1着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線前が壁になり抉じ開けて差し切り。
ホープフルS 6着 平均バランスをやや離れた中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず。
きさらぎ賞 1着 稍重でややスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
弥生賞 10着 スローバランスを中段から掛かっている、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
皐月賞 12着 ややスローバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
ダービー 13着 平均バランスをやや離れたメイン集団の中段のやや後ろから、3,4コーナー内目をスムースに回し直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年アンドロメダS 1着 スローバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。
2022年中日新聞杯 2着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが差されて2着。
2023年中山金杯 5着 スローバランスをスタートやや遅く中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。
2023年京都記念 2着 平均バランスをスタート五分に出て中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて2着。
2023年大阪杯 4着 平均バランスをスタート五分に出て3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
新馬戦では直線L1標識まで前が壁で追い出せず、そこから前を抉じ開けて差し切ったので、瞬発力の高さを見せている。L2までの11.9では動きがなかったので、自身のⅬ1ラップは11.5くらいのはず。上り坂区間なのでパワーと、4F戦で持続力の高さを見せた。ホープフルSでは中段のやや後ろから、直線外からスムースだったが届かなかった。トップスピードの質が高くないことを見せた。きさらぎ賞ではややスローからの3F戦、終始最内をスムースに回して、直線入り口からスムースに外目に出して差し切り。

弥生賞ではスタート五分から中段辺り、向正面で12秒台半ばに落ちて掛かっていた、これでリズムが悪くなったのか直線までスムースだったが伸びなかった。精神的に脆い感じがある。皐月賞では後方から伸びずに凡走、L2から11秒台のラップで届かず。ダービーでは中段やや後ろから、直線スムースだったが同じ位置に居たダノンベルーガにも見劣り凡走。トップスピードの質で苦しくなっているので、中緩みがなかったとこで心肺機能で見劣った可能性がある。なのでレースレベルが上がると危ない。

2022年アンドロメダSではスローからの4F戦を中段の前から、持続力を生かしてスムースに押し切り。2022年中日新聞杯ではスローからの5F戦で、スタート五分に出て中段の前から、外枠で距離ロスがあったので差されてしまったが、持続力の高さを見せた。2023年中山金杯ではスタートで前脚を上げてしまいやや出遅れ、中段からになりスムースだったがトップスピードの質で見劣り。57.5の斤量も堪えたかも。

2023年京都記念ではスタート五分に出て中段から、3,4コーナーでエフフォーリアが下がった影響を受けてやや待たされてしまったが、直線はスムースに伸びて2着、やや高いトップスピードの質を見せた。ハーツクライ産駒で休み明け4走目の疲労を心配したが、肉体的な疲労ではなく精神的な疲労に弱いようで、輸送が鬼門になる。 2023年大阪杯ではスタート五分から3番手先行、これで4着は力負けだと思う。騎乗は最高だった。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:・・・。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料は距離適性で、菊花賞に出なかったし距離適性は不明。クラス負けの危険もあって、前走大阪杯で0.4差4着、最高の騎乗をしていたのでGⅠでは不安がある。

適性:竹

<メロディーレーン>・心肺機能は低くはない、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。

”京都未勝利戦”ではスローバランスをやや離れた追走集団の後方から、4コーナーから外を回して直線ジリジリ伸びて3着。”阪神未勝利戦”では稍重でほぼ平均バランスをやや離れた後方から、4コーナー外を回して直線圧勝。”2019年中京1勝クラス”では稍重でスローバランスを後方から、3,4コーナー外を回して直線スムースだったが凡走、使い詰めの疲労。”2019年阪神1勝クラス”ではスローバランスを離れた追走集団の後方から、4コーナー外を回して直線スムースに伸びて1着、L1が12.5まで落しているので持続力はまぁまぁ。”2020年日経新春杯”ではスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線外からスムースだったが伸びずに凡走。”2020年阪神大賞典”では超々ロンスパ戦を後方から、3,4コーナー内目を回して流れ込み5着。”2020年天皇賞(春)”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2020年兵庫特別”では稍重でスローバランスを中後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年海の中道特別”では重馬場で平均バランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。”2021年松籟S”では平均バランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年大阪ハンブルクC”ではスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが全く伸びずに凡走。”2021年天皇賞(春)”ではハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年ジューンS”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年宝塚記念”ではスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが届かず凡走。”2021年古都S”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。”2021年有馬記念”ではハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年ダイヤモンドS”ではスローバランスを離れたメイン集団の中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年天皇賞(春)”では稍重で平均バランスを離れたメイン集団の中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年宝塚記念”ではハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2022年ステイヤーズS”ではローバランスをスタートやや早く2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。“2023年阪神大賞典”ではスローバランスをスタート遅く後方から、追走一杯になり凡走。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。

4歳の時点で300㎏台前半の非常に小柄な馬で、距離を伸ばして良さを見せてきた。未勝利戦を勝ったのも2400mでスローバランスを後方から、稍重だったこともありかなりタイムが遅い、これをバテ差しで圧勝しているので、持続力とパワーはまぁまぁ、トップスピードの質は当然高くない。阪神の1勝クラスも2600mで超高速馬場を大したタイムじゃない、それでも圧勝してきたので長距離戦でこその馬なんだと思う。ただここまでは全て軽ハンデで49~51㎏と、今後は斤量面も含めて厳しくなりそう。

2020年日経新春杯では49㎏で恵まれたが、後方から全く伸びずに凡走。この時が休み明け4走目で疲労の可能性が高い。2020年阪神大賞典では後方から流れ込み5着、超々ロンスパ戦で消耗戦になり小柄な馬体が生きた感じ。2020年天皇賞(春)では後方から進め、3.4コーナー最内をロスなく回したが凡走。L4から11秒台を連発するレース展開では追い込むだけのスピードが足りない。

2020年兵庫特別でもトップスピードの質で大きく見劣り、逃げ切ったロールオブサンダーが上がり3F35.0に対して、こちらは36.6なので3着でも評価できない。2021年海の中道特別では中段の前から、重馬場で11秒台のラップが2回だけだったし、L1では13.3迄落ちているので、先行してトップスピードの質が問われず持続力を生かせた。2021年松籟Sでは中段やや後ろから、直線全く伸びなかったのでトップスピードの質が低いことを見せた。2021年大阪ハンブルクCではスローバランスで中段のやや後ろから、4F戦でL3、L2が11秒台前半だったし、Ⅼ1まで11秒台だったのでスピード負けした感じ。2021年天皇賞(春)では中段後ろから伸びなかったので、クラス負けした感じ。

2021年ジューンSではスローからの5F戦を中段の後ろから、11秒台に入った辺りから追走でも苦労していて、前が止まらないことで全く届かなかった。トップスピードの質では勝負できないし、高速馬場も良くないことを見せた。2021年宝塚記念ではスローバランスを中段の後ろから、前残りの馬場で届かず凡走した。2021年古都Sでは先行押し切りで長距離適性を見せた、スローバランスを先行したことでトップスピードの質は問われなかったし、条件戦で相手も弱かった。2021年有馬記念では中段からスムースだったが全く勝負にならなかった。

2022年ダイヤモンドSでは中段のやや後ろから、直線スムースだったがⅬ3の11.4で見劣り凡走。2022年天皇賞(春)では中段からスムースだったが、L3の11.5に対応できずに凡走。2022年宝塚記念では中段の後ろからになり伸びずに凡走。2022年ステイヤーズSではスタートやや早く先行、終始最内をロスなく回したので5着に好走した感じ。2023年阪神大賞典ではスタート遅く後方から、追走一杯になり凡走。

好材料は距離適性で、この馬は長距離戦では結構好走していて、菊花賞5着、2020年阪神大賞典5着、2021年古都S1着、2022年ステイヤーズS5着があるので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、このレースは3年連続出走していて11着、11着、9着と勝負になっていない。

適性:梅