2023年クイーンS　全頭評価。その3。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

府中未勝利戦では1400mらしい中緩みの少ない展開で、中段の前から押し切りったので持続力の高さを見せた。アネモネSでは2，3番手先行でスムースに抜け出したが、L1で差されて2着だったので、坂の可能性と距離の可能性両方考えた方が良い。桜花賞では2，3番手先行から直線スムースだった、高速馬場でトップスピードの質で見劣り凡走。

若槻Sでは平均バランスで中緩みのない一本調子の展開に持ち込み2着、まぁまぁの心肺機能と高い持続力、パワーを見せた。幕張Sではスタートやや早く2番手先行、ハイペースバランスで向正面で10秒台に入ったところで付き合わず、L1の12.6で差し切り。心肺機能とパワー、持続力の高さを見せた。

2023年福島牝馬Sではスタート五分に出たが出して行かずに中段のやや後ろから、3，4コーナーで外を回すロスがあり届かず4着。スローからの4F戦でパワーと持続力は見せた。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

阪神JFではスタート遅く後方から、馬場の良い内目を回したので6着まで持ってきたが、展開的に勝負権がなかった。チューリップ賞ではスタートやや早く中段のやや後ろから、直線で挟まれて凡走。桜花賞ではスタート遅く後方から、3，4コーナー外目を回したが、すぐ後ろに居たリバティアイランドに見劣り凡走。オークスでは中段の後ろから、バテ差しになり届いて3着。このレースは中緩みがなく後ろからでも高い持続力を見せた。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

春菜賞ではハイペースバランスを中段のやや前から、直線スムースに差し切ったが、トップスピードの質ではなく持続力の高さを見せた。アネモネSではややハイペースバランスを2番手先行、中緩みからの3F戦になって押し切ったので、やや高い心肺機能とパワー、持続力の高さを見せた。桜花賞ではスタートやや遅く3番手先行、3，4コーナー馬場の良い内目を回したが、L3から11秒台の前半に入って苦しくなった感じ。