みやや競馬

2024年安田記念 全頭評価。その5。

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下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ナミュール ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

・休み明け2走目でも走る。

レース名 着順 内容
新馬戦 1着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。
赤松賞 1着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り快勝。トップスピードの質を見せた。
阪神JF 4着 ハイペースバランスを出遅れ後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
チューリップ賞 1着 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線前が壁になったが空いてから伸びて差し切り。瞬発力を見せた。
2022年桜花賞 10着 ややスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
オークス 3着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。
秋華賞 2着 ややスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。
2022年エリザベス女王杯 5着 重馬場で平均バランスをスタートでやや遅れて中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年東京新聞杯 2着 平均バランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
2023年ヴィクトリアM 7着 平均バランスをスタートやや早くアクシデントがあって中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年安田記念 16着 ややスローバランスをスタート遅く中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線挟まれて凡走。
2023年富士S 1着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
2023年マイルCS 1着 ややスローバランスをスタート五分に出て後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
2024年ヴィクトリアM 8着 ハイペースバランスをスタート遅く中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
新馬戦ではL1まで10秒台でトップスピードの質を見せた。赤松賞ではスローからの3F戦で、自身のL2は10秒台のはず、L1は持ったままだったので持続力も見せている。阪神JFでは出遅れ後方から、直線でも馬場の悪い内へ行ってしまい伸びきれずに4着まで。展開を考えると良く4着まで来たという内容で、このレースは度外視して良いと思う。チューリップ賞ではスタート五分に出て中段から、直線ではL2標識過ぎまで前が壁になったが、空いてから伸びて差し切り圧勝した。スムースに再加速しているので瞬発力を見せた。

2022年桜花賞では大外枠でスタートやや遅れる、中段の後ろからになり3,4コーナーは内から4頭目、内・前優位の馬場で勝負にならなかったが、同じ位置から直線伸びたサークルオブライフに見劣っているのは印象が悪い。オークスではスタート五分に出て中段から、スムースだったがL1標識辺りで外に寄れているので、距離的に苦しくなった感じ。秋華賞ではスタートで寄られたこともあり中段のやや後ろから、4コーナーで外を回したのは不器用な面が出た感じで、右回りはあまり良くない感じ。直線ではトップスピードの質と持続力、パワーを見せて2着まで持ってきた。

2022年エリザベス女王杯ではスタートで遅れて中段から、3,4コーナーで馬場の悪い中目を回したが、直線で伸びが悪かったのは見えない反動があったからだと思う。2023年東京新聞杯ではスタート五分に出て中段の前から、自身も平均に入っていたはずで心肺機能と持続力を見せた。トップスピードの質を生かすには、前半ある程度溜めた方が良さそう。

2023年ヴィクトリアMでは3コーナー手前で狭くなり下がってしまい、これでリズムを崩したように凡走。2023年安田記念ではスタート遅く中段の後ろから、直線で挟まれてしまったが、それ以前に反応が悪かったので間隔が短かった。2023年富士Sではスタート五分に出て中段のやや後ろから、終始スムースで差し切り快勝。この時は休み明けで左回りと条件が最高だった。

2023年マイルCSではスタート五分に出て後方から、直線ほぼスムースだったが、L1標識付近で外に居たレッドモンレーヴを弾き飛ばしてコースを確保しているので、牝馬らしからぬ闘志とトップスピードの質、持続力の高さを見せた。2024年ヴィクトリアMではスタート遅く中段の後ろから、海外帰りで態勢が整わなかったようで、直線全く伸びなかった。

「安田記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:体調、届くかどうか。

好材料はコース適性で、富士Sで同コースを快勝しているし、マイルCSを勝っているので距離適性も良い。悪材料は体調面で、前走のヴィクトリアMは海外帰りで態勢が整わなかった感じ、そこから中2週で立て直せるかどうか。スタートの遅さは相変わらずで、どうしても後ろからになってしまうので、届くかどうかも大きな不安材料。

適性:竹+

パラレルヴィジョン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
府中S 3着 スローバランスをスタート五分に出て2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。
垂水S 3着 スローバランスをスタート五分に出て少頭数の中段やや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。
2024年ニューイヤーS 1着 平均バランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
2024年ダービー卿CT 1着 稍重でややスローバランスをスタート早く離れたメイン集団の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
府中Sではスローからの5F戦だが、L3から10.9-11.3-11.5で先行したが、L2で見劣り3着だった。トップスピードの質で見劣った。垂水Sでは中段のやや前から、実質スローからの3F戦で、直線入り口では反応が悪かったので、トップスピードの質と瞬発力で見劣っている。2024年ニューイヤーSでは平均バランスを中段の前から、中緩みの小さい展開でパワーと持続力で差し切り。

2024年ダービー卿CTではスタート早く、離れたメイン集団の前から。稍重で速いラップが無く、自身の上りも34.0なので、パワーと持続力で差し切れた。

「安田記念へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:脚質、クラス負けの危険。

好材料は距離適性で、マイルで2連勝しているので好相性。悪材料は脚質で、この馬はトップスピードの質が高くない。ウインカーネリアンが逃げると、三浦騎手がまた中緩みを作る可能性が高く、トップスピードの質が問われると危険。クラス負けの危険もあって、GⅢを勝ったが、相手がエエヤンであまり評価できない。

適性:梅

フィアスプライド ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。  

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
大宰府特別 5着 稍重で平均バランスをスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず5着。
2勝クラス 1着 稍重で平均バランスをスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
長岡S 12着 スローバランスをスタート遅く中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
秋風S 1着 ハイペースバランスをスタートやや遅く中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
ターコイズS 3着 平均バランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが3着まで。
2023年エプソムC 9着 稍重で平均バランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。
2023年関屋記念 4着 ややスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず4着まで。
2023年府中牝馬S 4着 スローバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず。
2023年ターコイズS 1着 ややスローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
2024年中山牝馬S 9着 稍重でスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2024年ヴィクトリアM 2着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びたが2着まで。
大宰府特別ではゲート内で煩くやや出遅れ、中段の後ろからジリジリ伸びたが5着まで。2勝クラスではスタート五分に出て中段のやや後ろから、平均バランスだが中緩みからの3F戦になり、スムースに差し切った。やや高いトップスピードの質とまぁまぁの持続力を見せた。長岡Sでは休み明けでプラス14㎏、全く伸びずに凡走。秋風Sではスタートやや遅く中段の後ろから、ハイペースバランスでバテ差しが効いたし、終始内目を回して直線も内からスムースだった。この時52㎏。

ターコイズSではスタート遅く後方から、平均バランスで中緩みが小さくバテ差しで3着まで、持続力の高さを見せたがこの時53㎏。2023年エプソムCでは先行したが凡走、6カ月振りで休み明けの影響が出た。2023年関屋記念ではスタート五分に出たが下げてしまい中段のや後ろから、キレッキレのトップスピードの質を持っていないので、伸びては来たが4着までだった。

2023年府中牝馬Sではスタート五分に出たが下げてしまい届かず、キレッキレのトップスピードの質がないので、中段に居ないと届かない。2023年ターコイズSではスタート五分から中段の前、ややスローバランスで中緩みの小さい展開になり、スムースに差し切った。パワーと持続力の高さを見せた。

2024年中山牝馬Sでは稍重でスローバランス、スタート五分に出て中段のやや後ろから。向正面で中段の前に上がり、スムースだったがL1標識付近で苦しくなり凡走。距離が1F長かった感じだが、休み明けの分もあるはず。2024年ヴィクトリアMではスタート五分から中段の前、ハイペースバランスで自身もややハイだったはずで、やや高い心肺機能を見せたし、持続力も高いものを見せた。

「安田記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:騎手弱化。

好材料はコース適性で、前走のヴィクトリアMで2着に好走したし、府中牝馬Sでも0.1秒差4着なので好相性。この馬は前走のように前に行って心肺機能と持続力で好走することもできるし、府中牝馬Sのように、速い上がりも使えるので適性の幅が広い。悪材料は騎手弱化で、前走はルメール騎手が乗ていたので、坂井騎手への乗り替りは不安。

適性:竹+++

レッドモンレーヴ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。    

・トップスピードの質は高く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
LトレーナーC 1着 平均バランスをスタート五分に出て中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
秋色S 2着 平均バランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。
節分S 1着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。
ダービー卿CT 7着 スローバランスをスタート遅く中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
2023年京王杯SC 1着 スローバランスをスタートやや遅く中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
2023年安田記念 6着 ややスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが6着まで。
2023年富士S 2着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて2着まで。
2023年マイルCS 9着 ややスローバランスをスタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2024年中山記念 15着 稍重でハイペースバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2024年京王杯SC 2着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
LトレーナーCでは平均バランスで中緩みからの3F戦、中段からスムースに差し切ったので、やや高いトップスピードの質とやや高い持続力を見せた。秋色Sでは中緩みの小さい展開で2着、L1で後ろからジャスティンスカイに差されたので、持続力でわずかに見劣った感じ。節分Sではスローからの3F戦で、L3から11.1-10.9-11.5で快勝、高いトップスピードの質とまぁまぁの持続力を見せた。

ダービー卿CTではゲート内で煩く立ち上がってしまいスタート遅れてしまった。これで中段の後ろからになり、展開的にもスローからの3F戦でL1最速になってしまい届かず。2023年京王杯SCではゲート内でソワソワしてやや出遅れ、直線はキレッキレのトップスピードの質で差し切り。高いトップスピードの質と持続力を見せた。

2023年安田記念ではスタート五分に出て中段のやや後ろから、直線スムースだったがL2でソングラインに離されたので、瞬発力で見劣った。2023年富士Sではスタート五分に出て中段の後ろから、二の脚がやや遅い感じでポジションが後ろになる。直線はスムースに伸びて2着なので、トップスピードの質を見せた、この時58㎏。

2023年マイルCSではスタート五分に出て中段のやや後ろからスムース、直線いつもの伸びが見られなかったので、輸送の影響か右回りか?2024年中山記念では追走すらままならない感じで凡走、道悪が良くなかった感じ。2024年京王杯SCではスタートやや遅く後方から、直線はキレッキレのトップスピードの質を見せたが、ハナ差で2着まで。

「安田記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:反動。

好材料はコース適性で、富士Sで2着、条件戦だが節分賞1着など、府中のマイルは2-2-0-1と好相性。悪材料は反動で、昨年のこのレースが6着、今年と同じように京王杯SCで好走して挑んだが、いつもの末脚が発揮できなかったので、凡走の原因が反動だと、今年も不安が出て来る。

適性:竹-