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2024年京都大賞典 全頭評価。その4。

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下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ドクタードリトル ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は高い。     

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

レース名 着順 内容
2勝クラス 1着 スローバランスをスタートやや早く少頭数の中段から、3,4コーナー内目を回して直線空いてから差し切り。
府中市70周年記念 4着 スローバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線狭くなり4着まで。
むらさき賞 2着 平均バランスをスタートやや早く中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
江ノ島S 8着 スローバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
関ヶ原S 1着 平均バランスをスタートやや早く離れたメイン集団の後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
2勝クラスではスタートやや早く中段から、直線ではL2標識まで前が空かなかったが、空いてから瞬時に加速したので、瞬発力の高さとやや高いトップスピードの質、持続力の高さを見せた。府中市70周年記念では中段の前から、直線では狭くなり抜け出すのに手間取ったが、休み明けの影響かL1で減速率が大きくなった。むらさき賞では中段からスムースだったが、1着ジェイパームスに1㎏あげて0.1秒差なので高評価。

江ノ島Sではスタート五分に出たが中段の後ろから、前走差されたことで差しに回った感じで、調教師が適性を見極めていないかも。関ヶ原Sでは離れたメイン集団の後方から、少頭数でメイン集団が纏まったので前を射程に入れられた。自身は5Fくらい11秒台を連発していたので、高い持続力を見せた。

「京都大賞典へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:初距離、クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、京都外回りは2勝クラスで3着があるので好相性で良いと思う。悪材料は距離適性で、2400mは初めて。2200mで4着なのでこなせるかどうか未知数。クラス負けの危険もあって、3勝クラスをクリアしたばかりなので、いきなり重賞で通用するか未知数。

適性:竹-

<バビット>・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

”新馬戦”では平均バランスを押し出されるように逃げてL2最速戦で2着。”阪神未勝利戦”では平均バランスを2,3番手先行、3,4コーナー最内を回して直線スムースだったが差せずに2着。”福島未勝利戦”では平均バランスを並んで逃げて押し切り。”早苗賞”ではスローバランスを逃げ切り。”ラジオ日経賞”では稍重で平均バランスを逃げて圧勝。”2020年セントライト記念”ではスローバランスを逃げ切り。”菊花賞”ではスローバランスをやや離れた2番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったがL1で一杯になり凡走。”2020年有馬記念”ではスローバランスを逃げて凡走。”2021年中山記念”では平均バランスを逃げて凡走。”2022年オールカマー”ではスローバランスを逃げて4着。”2022年天皇賞(秋)”ではハイペースバランスを離れたメイン集団の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2023年AJCC”ではスローバランスをスタートやや早く2番手から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2023年毎日王冠”ではスローバランスをスタート早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。”2023年福島記念”ではハイペースバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線挟まれて凡走。”2024年京都記念”では平均バランスをスタートやや早く2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに粘って3着。”2024年福島民報杯”ではスローバランスをスタート早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して一杯になり凡走。”2024年鳴尾記念”平均バランスをスタート早く逃げて凡走。”2024年七夕賞”ではハイペースバランスをスタート早く逃げて凡走。

「京都大賞典へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。

<心肺機能について>ラジオ日経賞では平均バランスを逃げて圧勝しているので、心肺機能はやや高い。2024年七夕賞では逃げたが、2F目と3F目も10秒台だったことでさすがに息切れ。

<パワーについて>福島の坂も克服しているので、パワーは十分ある。

<瞬発力について>福島未勝利戦ではL2で出し抜くだけの加速を見せているので、瞬発力はまぁまぁ。

<トップスピードの質について>阪神未勝利戦では2,3番手先行だったが、差せずに2着なのでトップスピードの質は期待できない。2022年天皇賞(秋)ではメイン集団をコントロールして、スローからの3F戦にしてしまいトップスピードの質で見劣り凡走。2023年AJCCではスローからのL2最速戦で凡走、L2の11.3でトップスピードの質で見劣り。2024年福島民報杯ではスタート早く中段の前から、3コーナー手前の11.3に対応できずに凡走。

<持続力について>早苗賞では逃げて4F戦を押し切っているので、持続力は高い。ラジオ日経賞でも4F戦に持ち込んで圧勝。2020年セントライト記念では超スローバランスを逃げて押し切り、誰も競ってこない楽な逃げだったが、後半L5から11秒台に入るロンスパを押し切ったので持続力の高さは見せた。L2,L1ではかなり落としているが、この時は良馬場表記だが重馬場以上に時計の掛かる馬場だったので、評価は変わらない。2022年オールカマーでは屈腱炎で長休明け、スローバランスだが絶妙なペースで逃げて、馬場の助けもあり4着は好走と言って良いと思う。2024年京都記念では平均バランスを2番手先行、3,4コーナー最内を回して距離ロスを最小限にして先頭へ、持続力の高さを生かして3着に粘った。

<その他について>この馬は非ノーザンF生産馬だが福島未勝利戦が休み明けで圧勝、意外にも休み明けを苦にしないかもしれない。ラジオ日経賞では逃げて圧勝したが、ハンデ戦で53㎏、この時は51~54㎏の範囲だったので軽ハンデとは言えないが、絶対的な斤量は軽かった。2020年セントライト記念では良馬場表記だが重馬場並みの馬場で逃げ切り、特にこういうトップスピードの質が問われない馬場を得意としているサトノフラッグを0.3秒ちぎったのは高評価。

菊花賞では先行したがL1で一杯になり凡走、マイナス12㎏で体調イマイチだった。2020年有馬記念では逃げて凡走、前半のペースが遅過ぎて後半のロンスパに対応できなかった、ラジオ日経杯が稍重だがタイムが良いので、軽い高速馬場の方が合っている感じ。2021年中山記念では離して逃げて凡走、一緒に逃げたウインイクシードが3着なので、3歳秋以降の成長が出来ていない可能性が高い。

2023年毎日王冠では中段の前からスムースだったが、直線に入って内にモタれる感じが見えたので、左回りは良くないかもしれない。2023年福島記念ではハイペースバランスを中段の前から、消耗戦になってトップスピードの質は問われなかったが、直線入り口で反応が悪く挟まれてしまい凡走。2024年鳴尾記念では逃げて凡走、高速馬場に対応できなかった。

<2021年中山記念後に屈腱炎>

好材料はコース適性で、4走前に京都記念で京都外回りで3着に好走したので好相性。悪材料は休み明けで毎日王冠で10着だし、AJCCでも8着に凡走。非ノーザンF生産馬だし仕上がっているか不安。距離も2400mは初めてで、菊花賞と有馬記念で凡走したので、距離不安もある。

適性:梅