2024年エリザベス女王杯　全頭評価。その4。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

桜花賞ではスタート五分から前に行けたが、2F目の10.4を速いと感じて中段のやや前に下げている。このスペースにペリファーニアに入られて、結局これを差せずに4着だった。トップスピードの質では勝負できず、持続力とパワーは見せた。オークスでは終始リバティアイランドをマークする形で2着、L2で一気に離されたのでトップスピードの質で見劣ったが、持続力の高さは見せた。

秋華賞ではスタートやや早く中段の前から、スローからの3F戦になり、3，4コーナーで内に閉じ込められてしまい待たされた。これで直線スムースだったがトップスピードの質で見劣り3着まで。2023年エリザベス女王杯ではスタート五分に出て中段の前から、スムースだったがトップスピードの質で見劣り3着まで。

2023年有馬記念ではスタートやや早く中段の前から、スムースだったが凡走したのでクラス負けした感じ。2024年大阪杯では中段のやや前から、3，4コーナーで外目を回したこともあり伸びず、クラス負けした感じもある。2024年ヴィクトリアMではスタート五分に出たが中段のやや後ろから、全く伸びずに殿負けなので体調面の問題かも。2024年府中牝馬Sではプラス20㎏で凡走。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

2024年マーメイドSでは離れたメイン集団の中段から、この馬自身はスローからのロンスパになっていて、直線はスムースだったが前に届かず、後ろから迫られているので、トップスピードの質は高くない。この時は斤量で恵まれていた。2024年新潟牝馬Sではスタート五分に出てバラケタ中段から、ハイペースバランスで自身は平均くらいで4F戦にして差し切り、持続力の高さを見せた。

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

クイーンCではスタート五分に出て中段のやや後ろから、スムースだったがタイム差無しで3着まで、トップスピードの質が高くないので、展開とポジション取りがシビア。ニュージーランドTでは中段から、3，4コーナー外目を回して直線スムースだったが、L1で減速率が大きくなったので坂の影響かもしれない。

NHKマイルCではスタート遅く中段の後ろから、直線大きく外へ進路変更してスムースだったが、ジリジリしか伸びずトップスピードの質で見劣り。紫苑Sではスタート若干立ち上がってしまい、ゲートがやや遅く後方から。バテ差しの展開になり直線だけで差し切り、パワーと持続力の高さを見せた。秋華賞ではスタートやや遅く中段の後ろから、終始最内を回して距離を稼げたので5着まで来たが、スローからの3F戦でトップスピードの質で見劣り。

2024年AJCCでは後方から届かず4着、どうしても展開待ちの届くかどうかになってしまう。2024年阪神牝馬Sではスタート遅く中段の後ろから、スローからの3F戦で前を射程に入れられたし、下り坂でトップスピードの質を誤魔化せた感じで3着に届いた。

2024年ヴィクトリアMではスタートやや遅く中段の後ろから、直線スムースだったが縦長で伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2024年クイーンSではスタート遅く中段の後ろから、3，4コーナーで大外を回して距離ロスして凡走。2024年府中牝馬Sではスタート五分に出て中段の後ろから、スローからの2F戦になりトップスピードの質で見劣り。