土曜日の馬場情報 稍重から良馬場 Aコース
<第3回東京競馬終了後、傷んだ内側を中心に約32,000平方メートルの芝張替作業を行いました。その後、肥料散布・散水等の生育促進に努め、8月下旬にオーバーシードとして洋芝を播種しました。野芝および洋芝ともに順調に生育しており、全体的に良好な状態です。>
馬場状態は稍重スタートから5Rで良馬場になりました。11RのサウジアラビアRCが2歳のGⅢですが、ややハイペースバランスを1頭で離して逃げて、メイン集団は1.5秒程離れていました。逃げたグラニットが2着、1着は上がり33.4で差し切ったドルチェモアで、メイン集団の前からでした。このレースの前半4Fは46.3ですが、L3で逃げたグラニットが11.1のラップを踏んでいます。L4から0.4のペースアップをしているので、かなり軽い馬場になっていると思います。特に直線は内・外関係なく非常に良い状態で、9Rのtvk賞では1着のプラチナトレジャーが、後方から上がり最速32.9で差し切りました。
土曜日のサウジアラビアRCと小倉日経OPが似た展開で、小倉日経OPでは前半4F46.1でレッドベルオーブが逃げ切り。この時はL2最速11.7なので、今日の府中よりも馬場は重かった可能性があります。なのでレッドベルオーブが怖がらずに前走同様の逃げを打てば、後ろは届かず逃げ切りという可能性があると思います。
◎レイパパレ
○レッドベルオーブ
▲サリオス
△ジャスティンカフェ
★ポタジェ
☆キングストンボーイ
馬連 ①⑤=①③⑤⑥⑦⑨ 9点
3連複 ①⑤=①③⑤⑥⑦⑨=①③⑤⑥⑦⑨ 16点
逃げるのはレッドベルオーブ、離れたメイン集団の前からノースブリッジ、中段の前からレイパパレ、中段のやや前からキングオブコージ、サリオス。中段からポタジェ、ダノンザキッド、中段のやや後ろからキングストンボーイ、、中段の後ろからジャスティンカフェ、後方からハッピーアワーという並びを想定。
最内を引いてしまったレッドベルオーブはスタートがカギ、幸い少頭数だし何が何でも逃げたい馬が居ない。枠の並びからノースブリッジが前に出ても、バラければノースブリッジの外から前に行けると思います。そもそもノースブリッジもスタート不安で、ウェルカムSではスタートで立ち上がり出遅れています。なので、レッドベルオーブは逃げられると思います。ノースブリッジが離れたメイン集団の2番手、昨年のtvk賞で離れたメイン集団の前からレースをしているので、レッドベルオーブを追いかけることはないと思います。
ノーズブリッジの後ろがレイパパレ、掛かることもある馬なので前に馬を置きたいはずだし、この馬はあくまで次が本番なので、行く気に任せて行かせてしまうことはないはず。キングオブコージが横山武騎手なので、ある程度ポジションを取ってくる可能性があります。外目の枠だし少頭数なので、スタートが遅くともリカバリーはしやすいはず。
サリオス、ポタジェ、ダノンザキッドが中段から、ポタジェは金鯱賞と宝塚記念で後ろからになっているので、後ろからになる可能性もありますね。キングストンボーイは中段のやや後ろ、前半は無理をしないはずで、昨年の共同通信杯のイメージで乗ると思います。ジャスティンカフェとハッピーアワーはいつも通り後方からだと思います。
4コーナーです、レッドベルオーブが単騎で離して逃げ、メイン集団は動かないと思います。キングストンボーイは動いて押し上げないと届かないと思いますが、ここで動くと末が甘くなる可能性もあるし、ルメール騎手もここで無理はしないと思います。
直線L2標識付近です、この付近でもレッドベルオーブはリードを保って先頭、L3区間から11秒台前半を求められるメイン集団は、ノースブリッジにレイパパレが並びかける感じ。サリオス、ポタジェ、ダノンザキッドが中段から足を伸ばす感じですが、ここでは前も減速しないはずで差は詰らないと思います。
直線L1標識付近です、レッドベルオーブがL2区間でどこまで減速するかがカギですね、小倉日経OPのL2が11.7ですから、馬場が良くなれば11.5くらいを出して逃げ切れるかも。ノースブリッジはトップスピードの質で見劣りそうで、レイパパレが抜け出しレッドベルオーブを追いかける。サリオスは馬体重次第で差し切りも、ポタジェは58㎏をこなせるかどうか。ダノンザキッドは輸送が不安で、自力だけでどこまで走れるかですね。後ろからのキングストンボーイとジャスティンカフェは届くかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎レイパパレ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
前走のヴィクトリアMはスタート直後にバランスを崩し、落馬寸前から立て直したので12着も度外視して良いと思います。着順は残念でしたが府中をスクリーニングできたし、マイルでも2戦2勝と好相性。休み明けは問題ないと思いますが、金鯱賞で取りこぼしたので、前哨戦だし大敗はないにしても、2,3着に取りこぼす可能性はあると思います。
○レッドベルオーブ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
土曜日の馬場を見ると前に行った方が優位になると思うし、前走の小倉日経OPと同じようなペースであれば逃げ切りが期待できます。内枠は不安でしたが、隣がノーズブリッジだったことは好材料、ノースブリッジがスタート不安定だし、サリオスも前には行かないと思うので、すんなり逃げられると思います。
▲サリオス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
前走の安田記念3着で復活の兆しが見えましたね、不安は日本人騎手との相性と馬体重です。
△ジャスティンカフェ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
エプソムCでは馬場が悪く届きませんでしたが、良馬場なら32秒台の上りが使えるので、展開次第で届く可能性があります。
★ポタジェ ・心肺機能はやや高く、パワーはやや低い、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
昨年のこのレースが休み明けで3着に好走していますが、金鯱賞が印象悪く不安ですね。宝塚記念でも後ろからになっているので、前哨戦だし後ろからだと凡走もあると思います。
☆キングストンボーイ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
まだ重賞で通用するかは未知数ですが、昨年の共同通信杯で上がり33.3を出しているので、後ろからになると思いますが展開次第では届くかも。