2020年函館SS　予想。ここでは役者が違うはず。

◎ダイアトニック

○ダイメイフジ

▲ジョーマンデリン

△フィアーノロマーノ

★エイティーンガール　　　　　　

☆マリアズハート　　　　　　　　　　　　　　　　　  

 Xシヴァージ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 xライトオンキュー　                              

 xメイショウショウブ　　　　　　　　　　　　　

馬連　⑥＝②③⑦⑧⑨⑩⑮⑯　8点　 　　　　　　　　　

3連単 ⑥ー②③⑨⑩⑯ー②③⑨⑩⑯　20点

展開が読みにくいので馬連で手広く流して、展開の幅に対応させたいと思います。三連単の方はある程度展開を絞って、平均バランスやハイペースバランスでもなんか緩みができるような展開を想定して買い目を決めました。

逃げるのはスリーケープマンボ、外からメイショウショウブが2番手に上がりリュウノユキナがその外から。グランドボヌールが続きダイメイフジがその外で中段の前から。中段のやや前にスイープセレリタス、ダイアトニック、中段からマリアズハート、ジョーマンデリ、アリンナ。中段やや後ろからフィアーノロマーノ、ライトオンキュー、中段の後ろからティーハーフ、エイティーンガール、後方からミキノドラマー、シヴァージとという並びを想定。

近走逃げているのはスリーケープマンボ、メイショウショウブ、ダイメイフジ辺りですが、メイショウショウブは池添騎手に乗り替わりことで積極的な逃げまではないと思います、ダイメイフジも何が何でも行きたいタイプではないので、中段の前あたりが確保できるようならば折り合うと考えています。リュウノユキナも逃げることがありますが、この馬の場合芝ではスピード不足でハナに立つまではないと思います。

ダイアトニックはスタートが安定しているので中段のやや前あたりを確保できるはずです、スイープセレリタスも前走中団やや前から進めているので、引き続き丸山騎手騎乗で同じような位置取りをしてくると思います。連闘になるジョーマンデリンですが前走同様の中段の前から、内枠を生かしてマリアズハートも中段あたりを確保できると思います。エイティーンガール、ティーハーフ、シヴァージ、ミキノドラマーはいつも通り後方から。

問題のフィアーノロマーノですが、阪神Cでスミヨン騎手がスタート出して行かなかったために、次の阪急杯でやや出遅れました。この時は川田騎手がすかさずリカバリーして中段を確保しましたが、今回も同じようなスタートだった場合、外から切り込んでくる馬がいるためにリカバリーがしにくくなると思います。中段やや後ろの最内というのは、上手くポジションが取れた場合で、最悪後方からもあると思います。無理に内へ入って行かずに馬群の外を回した方が良い場合もあるので、ジョーマンデリンの位置が取れるようならばチャンスは広がると思います。

全体的なペースですがおそらく平均バランスで落ち着くのではないかと思っています、逃げる可能性があるスリーケープマンボの竹之下騎手ですが、ハイペースで逃げられるほどのペース認識を持っているのか疑問です、 かなり出していかないと前半33秒台前半には入らないと思いますし、今の函館の芝コースはかなり速い時計が出るので、前後半で33.5-33.5＝1:07.0、ここから後半やや時計がかかって1:07.5辺りではないかと思ています。 加えて2番手あたりからレースをしそうなメイショウショウブが池添騎手に乗り替わりです、この馬とは手が合わないようで成績が良くありません、積極的にハイペースにするような騎乗は今まで見られないので、竹之下騎手のペースを容認してしまう可能性が高いと思います。

4コーナーから直線入り口です、この地点ですでにL2です、スリーケープマンボが先頭で直線に入ってくるところ、メイショウショウブはこれに続く形、リュウノユキナもこの辺りまでギリギリ我慢しているはずで、外からダイメイフジとダイアトニックが先頭を伺います、ダイメイフジにジョーマンデリンが続き、アリンナの外からライトオンキューとエイティーンガールが中段に上がると思います。 内ではグランドボヌールの外にスイープセレリタスが持ち出し、フィアーノロマーノがさらにその外を回すと思います。

この地点はL2なのでかなり速いラップを踏んでいるはずです、ここでリュウノユキナが一杯になるはずで、これをうまく交わせないと直線で手遅れになってしまいます。リュウノユキナの内に居るメイショウショウブ、後ろに居るスイープセレリタスあたりが待たされる可能性が高いと思います。外でもアリンナがダイメイフジやダイアトニックに反応できずに、ライトオンキューやエイティーンガールはその外を回されると思います。

フィアーノロマーノが初手でジョーマンデリンの位置を取ることができれば、この図の配置も入れ替わります。マリアズハートは内から外に出すタイミングが遅れるようだと直線でも届かない可能性が出てきます。

直線L1標識付近です、ダイメイフジとダイアトニックが抜け出す所を、ジョーマンデリンとマリアズハートが追いかける展開。外からライトオンキュー、エイティーンガール、フィアーノロマーノ、シヴァージがスムーズに伸びてくると思います。この辺りは前に届くかどうか。内を回すメイショウショウブはリュウノユキナが減速してできたスペースを利用して、スリーケープマンボを交わしに行くようだと、瞬発力とトップスピードの質で見劣り届かないと思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ダイアトニック　・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。・トップスピードの質は高く、持続力もある。・直線で外に寄れることがある。好材料：距離適性。　悪材料：特になし。函館芝37.4-11.5、単走やや強め、バランス良い。

前走の高松宮記念は4着に入線しましたがクリノガウディーの降着で3着に繰り上がりました、不利を受けなければ2着の可能性もあっただけにもったいないレースですが、初めての1200mで適性の高さを見せたと思います。この馬はロードカナロアの産駒で当然反動が不安になりますが、今回は3ヶ月弱の休み明けなので大きな不安はありません、加えて豊騎手へ乗り替わることもマイナス材料ではないと思います。58㎏が唯一の不安材料ですが相手関係が非常に楽なので、克服できるのではないかと思います。

○ダイメイフジ　・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・間隔空けると良くないが使い減りしない。・1200がベスト。好材料：距離適性。　悪材料：走れる状態かどうか。函館w38.4-12.6、単走持ったまま、バランス良い。

近走はダートに矛先を変えて名鉄杯で1着と結果を出してきました、再び芝のレースに矛先を変えて得意の1200mですから、相手関係を考えても十分にチャンスがあるのではないかと思います。この馬は1200mならば適性の幅が広くハイペースバランスの消耗戦でも、平均バランスや中緩みのあるレースで一足を求められても、対応できる柔軟さを持っています。ダートでは逃げもしくは先行していたので、大外枠に入りましたが先行できれば十分チャンスがあると思います。最大の問題は厩舎の仕上げが非常に雑で、平気で二桁の馬体重増減をやらかします、当日の馬体重は要チェックです。

▲ジョーマンデリン　・心肺機能はやや低く、パワーはある、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料：なし。　悪材料：クラス負けの危険。

函館との相性が非常に良く函館1200mは3-1-0-0と全て条件戦ながら2着を外していません、前走のUHB杯はハイペースバランスながら中緩みができて、L3では自身も減速、L2からの2F戦で圧勝しています。先行して上り3Fは推定ですが34.0を叩き出しているので、同じようなレースができれば十分勝負になるはずです。大阪ハンブルクCや函館日刊スポーツ杯では消耗戦になって取りこぼしているので、平均バランスや中緩みができそうな今回はチャンスがあると思います、逆にハイペースバランスの消耗戦になるようであればクラス負けの危険が大きくなり、この場合はメイショウショウブが台頭してくるはずなので、ジョーマンデリンとメイショウショウブが同時に好走することはないと思っています。

今回は連闘で3月から使い詰めで5走目になります、通常ならば疲労の不安が大きくなりますが、お父さんジョーカプチーノが使い詰めの7戦目でNHKマイルCを制しているように、使い詰めの不安はないと思います。母父のキングヘイローも休み明けが良くなく、使って良くなるタイプだったので休み明けよりも期待が持てます。

△フィアーノロマーノ　・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は高く持続力も高い。・休み明けでも走る。・左回りは良くない可能性がある。好材料：・・・。　悪材料：騎手弱化、スタート不安。函館芝35.9-11.4、単走持ったまま、バランス良い。

阪急杯でスタート不安が出てしまい、前走のマイラーズCは直前で出走取り消しだったので、スタート不安が解消しているかどうかは全く分かりません。藤岡康騎手へ乗り替りははハッキリ悪材料出、出遅れた時にうまくリカバリーできるのか大きな不安材料です。GⅠこそ結果は出ていませんが阪神Cで2着、阪急杯でも不利を受けながら2着と、重賞でもシッカリと結果を出していますから、クラス負けの危険は全くありません。1200mは初めてですがお父さんのファストネットロックがオーストラリアの短距離で良さを見せている馬なので、距離適性はあると思います。 

★エイティーンガール　・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料：コース適性。　悪材料：特になし。函館w39.1-12.9、単走持ったまま、バランス良い。

1200mでは安定した成績で凡走したのは浜松Sですね、このときは直線で前が壁になりレースにならなかったので、馬の能力で負けたわけではなく敗因ははっきりと騎手でした。後方から追い込む競馬で良さを見せているので、今回も同じように乗ってくると思いますが、 内枠を引いてしまったために、外に出すのにロスがあれば届かない危険が高まります。

☆マリアズハート　・心肺機能はやや低い、パワーは有る、瞬発力は不明。・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。好材料：距離適性。　悪材料：斤量増。函館w41.0-13.2、単走持ったまま、バランス良い。　　　　　　

もともと短い距離を使われていましたが、追い込みに回って安定感が出てきました、今回は内枠を引いてしまったので外に出せるのかどうかが大きな課題です。

 Xシヴァージ　・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はいやや低く、持続力もまあまあ。好材料：距離適性。　悪材料：特になし。函館w38.5-12.6、単走やや強め、バランスは良い。　　　

前走の高松宮記念は後方からグランアレグリアと同じ上がりタイムで5着でした、この馬の課題はスタートと良馬場への対応です、前走は重馬場だったし勝った北九州短距離Sも重馬場でした、良馬場では阪神Cが直線馬場の悪い外を通したとはいえ、7着に敗れているので良馬場で高速馬場になっている現在の函館芝コースに対応できるかどうか、ここが最大の課題です。

 xライトオンキュー　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。好材料：距離適性。　悪材料：海外帰りの休み明け。函館芝36.0-11.4、持ったまま併入、バランス良い。

今年はドバイへ挑戦するために一度輸送されましたが、コロナ問題でレースを走らずに帰ってきました、実質的に7ヶ月の休み明けになり間に海外輸送が入るということで、走れる状態にあるのかどうかが最大の課題です。この馬はダーレ―ジャパンの生産なので、ノーザンF程外厩は期待できません。1200mでは高い適性を見せていますし、UHB賞2着から洋芝適性も見せています。やはり不安は体調と持ち時計が1分8秒台しかないことこの二つだと思いま。

 xメイショウショウブ　・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力もそこそこ。・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。・休み明けは不明、疲れやすい。好材料：・・・。　悪材料：・・・。函館w38.3-12.7、単走持ったまま、バランス良い。　

休み明けが不安になりますが、 過去の休み明けではチューリップ賞が先行せずに凡走、クイーンSでも先行しましたがスローバランスで凡走しているので、休み明けを悪材料とは決めつけることができません。外枠に入りましたがスタートから出して行ってハイペースバランスにして、 消耗戦に持ち込むことができれば十分チャンスはあると思います。問題は池添騎手との相性で、 この馬の特徴を掴んでいないような騎乗を続けているので、大きな不安材料です。