馬場状態ですが土曜日は良馬場で行われました、9Rの国分寺特別が3歳以上1勝クラスの1800mで1:46.4、4着のディアセオリーの上り3Fが1番時計で33.2でした。全体時計はスローバランスなので出ていませんが、上り3Fはこのクラスではまぁまぁ。10Rの由比ヶ浜特別が3歳以上1400mで1:20.1なので、高速馬場までは入っていないかな、やや高速馬場くらいに見ておいていいと思います。ですが、土曜の18時から大雨が降っています、これを書いているのは20時前なんですが北西から強い雨雲が接近しているので、降水量はさらに増えそうです。当日の馬場状態は稍重まで悪化するかもしれませんね。
◎グランアレグリア
○インディチャンプ
▲ミスターメロディ
△ダノンプレミアム
★ダノンキングリー
☆アドマイヤマーズ
Xアーモンドアイ
3連複 ⑥⑪=①②⑤⑥⑨⑩⑪=①②⑤⑥⑨⑩⑪ 25点
3連単 ⑪ー⑥ー①②⑤⑨⑩ 5点
逃げるのはセイウンコウセイ、内からダノンプレミアムが二番手で外からミスターメロディが並びかけると思います。三番手は外からダノンスマッシュが上がり内からダノンキングリー、間にクルーガー。中段の前からインディチャンプ、ノームコア、中段からアーモンドアイ、内にペルシアンナイト。中段のやや後ろからグランアレグリア、ケイアイノーテック、アドマイヤマーズが続き、後方からヴァンドギャルドという並びを想定。
ダノックスの関係馬が3頭出走しています、ダービーのノースヒルズのように連携をしてくるのかどうか、ダノンスマッシュは前走逃げていますが、稍重で押し出されるように逃げているので何が何でも行きたいタイプではありません。ここで逃げ争いまでしてダノンプレミアムやダノンキングリーを援護するかどうか、可能性はかなり低いと思います。同厩舎ではありませんし同じオーナーの所有馬でも、露骨な連携はないと考えています。
ダノンスマッシュが逃げた京王杯SCで逃げなかったのがセイウンコウセイ、今回も引き続き内田騎手が騎乗しますが、前走逃げずに5着に敗れているだけに、ここは素直に逃げるのではないかと思います。このメンバー相手に逃げずに差しに行っても勝負にならないことは分かっていると思うので、 控えるようなことはないと思います。これに続くのがミスターメロディで、この馬はスタートもよくすんなりと2番手を先行できると思います。内からダノンプレミアムが前でダノンキングリーはその後ろになりそうです。クルーガー置いてインディチャンプが中段の前から、マイラーズCでも掛かる素振りを見せなかったので、外に馬を置かなくても落ち着いて追走できると思います。
アーモンドアイはいつでも外に出せる位置取りをしてくるはずで、無理にインディチャンプの前とか、インディチャンプを内に入れないといったポジション取りはしないと思います。インディチャンプに外から張り付かれてしまい、勝負どころで詰まってしまうリスクは最初から避ける、それがルメール騎手の狙いではないかと思います。 前走スタートがイマイチだったノームコアが5分に出れば中段あたり、グランアレグリアも前走スタートがイマイチだったのでアーモンドアイを見るような位置取りをしてくるのではないかと思います。
NHKマイルC以降スタートが不安定なアドマイヤマーズがどのようなポジションを取ってくるか、今回は川田騎手に乗り替わりなので、上手くスタートを決めればダノンスマッシュの後ろあたりが取れるかもしれません。ヴァンドギャルドはゲート内でうるさくなってきて、スタートが遅いので今回も後方からになると思っています。
問題はペースです、馬場状態のところでも書いた通り土曜の18時からかなり雨が強く降っています、当然セイウンコウセイの内田騎手は馬場状態の認識が悪いので、前走同様に逃げないという可能性もあります。押し出されるように逃げたとしてもスローバランスになる可能性が非常に高く、昨年のような締まったペースにはならないと思います。 外からダノンスマッシュが逃げ体制に入ったとしても、三浦騎手なのでこちらもペースは速くならないと思います 。逃げる可能性のある2頭の騎手は、共にペース認識が悪く3コーナーあたりでもペースが上がらない可能性が高いと思います、さらに先行しそうなミスターメロディの北村友騎手も、前に居るわけですから自分からペースを引き上げに行く必要はないと考えるはずです。
4コーナーから直線入り口です、逃げているのがセイウンコウセイにしろダノンスマッシュにしろペースは上がらないはずで、この辺りでは馬群が一気に凝縮すると思います。この地点で流れないことはダノンキングリーにとってはやや不安な材料になると思います、逆に外からスムーズに上がって来られそうなインディチャンプ、アーモンドアイ、グランアレグリアあたりにとっては、とてもありがたい流れになると考えています。
この地点はL3なのでここから「よーいどん」のスタートフラッグが振られるような形で、一気にペースが上がると思います。内の前に位置している馬で瞬発力が低い馬は、ここで置かれてしまい逆に瞬発力のある馬は一気に前のポジションがとれるはずです。ダノンプレミアムは瞬発力が高い馬なのでセイウンコウセイを上手く交わすことができれば、一気に先頭に躍り出ている可能性があります。その後ろにいるダノンキングリーの方は瞬発力よりもトップスピードと持続力タイプなので、ダノンプレミアムにはやや置かれてしまう可能性が高いと考えています。
外からスムーズに上がってきそうなインディチャンプ、アーモンドアイ、グランアレグリアは、前との間隔を詰める勢いを殺さないように直線に入ってこられれば、トップスピードの質と持続力を生かして一気に前を飲み込んでしまうのではないでしょうか。
直線L2標識付近です、セイウンコウセイが逃げた場合はミスターメロディと並んでいるはずで、ダノンプレミアムがこれを捌けない危険は十分にあります、ここでダノンプレミアムがセイウンコウセイを上手く捌くことができれば、この地点ではダノンプレミアムが先頭に立っている可能性は十分にあります。ダノンキングリーはスムースなコース取りができないとかなり苦しくなりそうで、瞬発力がないだけに直線入り口からのコース取りが重要になります。元々戸崎騎手は内に詰まることが散見されるので、内枠自体はあまり良い材料ではないと思います。
外からインディチャンプ、アーモンドアイ、グランアレグリアがスムースなコース取りで伸びてくると思います。ヴァンドギャルドも外からスムースなコース取りができると思いますが、トップスピードの質ではインディチャンプ、アーモンドアイ、グランアレグリアよりも劣る可能性が高いので、直線入り口でこれらの3頭よりも前に居ないと勝負にならないと思います。ヴァンドギャルドがスタートが悪いと言う大きな弱点が、ここで結果を左右しそうです。もちろん何かの間違いで超ハイペースバランスになり、前がバテるようなパターンであればヴァンドギャルドの台頭も考えられます。
直線L1標識付近です、外からスムーズだったインディチャンプ、アーモンドアイ、グランアレグリアが抜け出し、内からミスターメロディ、ダノンキングリーあたりが伸びてくると思います、ダノンプレミアムはセイウンコウセイを上手く交わせないと、遅れてしまう可能性が考えられます。レーン騎手なので上手くセイウンコウセイを交わすことができれば、この辺りでは先頭に立っている可能性も考えられるので、このあたりは両にらみで検討した方が良いと考えています。
では1頭ずつ見ていきます。
◎グランアレグリア ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは程々、瞬発力は高くはない。・トップスピードの質は高く持続力はとても高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:距離適性。美浦w37.8-12.4、持ったまま併入、バランス良い。
高松宮記念から2ヶ月強の間隔空けになります、元々間隔を空けつつ使われている馬なのでこのローテーションはとても良いと思います。その高松宮記念が重馬場で上がり3F33.1を繰り出し2着に差し込んできました、明日の馬場状態次第ですが渋ったとしても対応できることは前走を見せましたし、元々良馬場でもトップスピードの質と持続力の高さは見せています。今回本命に抜擢した理由は上記の特性だけでなく、馬場が悪化するかしないかに関わらず騎手の意識として、ペースが落ちてしまえば中段やや後ろあたりから、外を回して馬群に取り付く勢いで差し切ってしまうことに期待しました。
○インディチャンプ ・ステゴ産駒で掛かりやす。・休み明けでも走る。・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・下り坂で加速できれば瞬発力は補えるが、L3が平坦だと加速に手間取る。・トップスピードの質は高く持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路37.4-12.7、強め4馬身先着、バランス良い。
昨年一着なのでこのコースとの相性は抜群です、東京新聞杯やマイルチャンピオンシップ、マイラーズC2連覇とマイル適性の高さは折り紙つきです。加えて条件戦ですが有松特別で稍重馬場を勝ち切っているので、道悪になっても対応可能です。前走のマイラーズCでスローバランスを圧勝しているので、ペースが上がらなくても問題はないはずです。今季絶好調の福永祐一騎手なのでこれも好材料で良いでしょう。
▲ミスターメロディ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は少ない。・トップスピードの質はまあまあ、持続力が高くバテない。・休み明けは良くないが、隠れノーザン。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:海外帰りの休み明け。栗東w35.7-11.8、単走持ったまま、バランス良い。
まずドバイに遠征しましたがレースを走らずに帰ってきました、この馬は休み明けになるとピリッとしないところがあります、ただし隠れノーザンなので休み明けは心配する必要はないと思うのですが・・・。休み明けで大敗した阪急杯とセントウルSは右回り、オーロCは府中でしたが1400mにしてはペースが遅くかなり掛かっていました、この時はまだ3歳だったので若さが出た感じです。 高松宮記念を勝っているように先行して押し切ることができる持続力の高さを持っていますし、NHKマイルCを4着しているので距離適性も不安がないと思います。左回りは3-1-0-2と着外はNHKマイルC4着、オーロC5着なので好材料です。
△ダノンプレミアム ・心肺機能は不明、パワーは高く瞬発力も高い。・トップスピードの質もまぁまぁで、持続力は高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:海外帰り。栗東坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。
前走はオーストラリアのクイーンエリザベスSで59㎏を背負って3着でした、そこから中2ヶ月なのでどこまで調子が戻っているか、これが大きな不安材料だと思います。 この馬はトップスピードの質が高く瞬発力も高いので、 前半がスローになってL3やL2で瞬発力を生かして勝負を決めるようなレースが得意です。朝日杯FSや金鯱賞がまさにこのパターンでした。今回の予想される展開はこの馬に非常に合う展開なので、前の逃げ馬を上手く捌くことができれば十分にチャンスはあるはずです。繰り返しになりますが海外帰りの2ヶ月の間隔というのが大きな不安材料です。
★ダノンキングリー ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質は高く持続力も高い。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:特になし。美浦w37.4-12.2、持ったまま2馬身先着、バランス良い。
前走は逃げ馬不在の大阪杯で自ら逃げて3着と好走しました、 さすがに牝馬2頭の目標になってしまい差されてしまいましたが、改めて持続力の高さを見せました。今回はマイル戦になります、昨年のマイルCSで5着とピリッとしませんでしたが、この時は初輸送だったので度外視して良いと思います。ダービーや毎日王冠で見せているようにトップスピードの質と持続力の高さで勝負するタイプなので、スローペースから瞬発力を問われるような展開になった時に脆さを見せる可能性があります。
☆アドマイヤマーズ ・ダイワメジャー産駒で心肺機能とパワーの両立型、一本調子の展開や消耗戦向き。・瞬発力はあまりなく、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・スタートで左に寄れることがある。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け。栗東w36.4-11.6、単走持ったまま、バランス良い。
前走は香港マイルを勝ち切っているのですが、ドバイの影響でレースをせずに輸送だけして帰ってきました、もちろんノーザンF生産馬なので休み明けでも不安はありませんが、富士Sで出遅れてトップスピードの質で見劣っているので、全幅の信頼を置くわけにもいきません。今回は川田騎手へ乗り替わりです、GⅠでは最近調子がイマイチなのでプラスに捉えることはできません。それでも調教が非常によく動けていたので、この評価にしました。
Xアーモンドアイ ・心肺機能、トップスピードの質、持続力、瞬発力が高く、パワーはまぁまぁかも。・疲れやすい体質だが休み明けでも走る。好材料:コース適性。 悪材料:反動の不安。美浦w37.9-12.4、持ったまま2馬身先着、バランス良い。
前走のヴィクトリアMを見れば現役馬の中では敵を見つけることができないほどのパフォーマンスだったと思います。重箱の隅をつつくような不安材料になりますが、 ロードカナロア産駒の反動、 中2週の疲労、 道悪になりそうな馬場状態と取りこぼしても不思議ではない条件は揃ってます。もちろんこういった不安材料を一蹴してして、圧勝してしまう可能性が非常に高いとは思います。
コメント
お見事!3連単会心の大当たり!かと思ったら
アーモンド2着入れてなかったんですね。。
でもみややさんの予想参考にしてる人はアーモンド2着買ってる気がするので大当たりに匹敵の予想だったと思います。
僕もお陰で馬単取れました。
3連単はアーモンド頭で買っちゃいましたが。。
今後も参考にさせてもらいます!
ともきーさん、コメントありがとうございます。的中おめでとうございます。
絶対女王に無礼な予想をした罰ですね、せめて対抗にはしておかないと・・・。3連単難しいですね。