2025年府中牝馬S 回顧。

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走破時計1:46.0    前半800m  47.2  上がり3F 35.4

まずは馬場状態ですが良馬場でした、ただ走破時計と上がり3Fが示すように、かなり時計の掛かる馬場になっていますね。土曜日に散水していますが、含水率は大して上がっていないので、乾いているのに時計が掛かったということ、馬場が荒れていたんでしょうね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

セキトバイーストにはドンピシャのラップ推移でした、今回は平均バランスで、中緩みのないロンスパ戦。後ろの馬も持続力が問われる展開でした。セキトバイーストは前走の都大路Sで、ハイペースバランスを先行押し切り圧勝、トップスピードの質が問われない展開で、心肺機能と持続力を生かして勝ち切りましたね。

この厳しい展開でボロが出たのがカニキュル、赤と緑のグラフがカニキュルの前走と前々走なのですが、ともにスローからの3F戦で、前半楽をしていたんですね。今回は後方からでしたが、中緩みが無かったことで全馬息が入らず、厳しいペースで速い上がりを封印されてしまいました。

逃げたのはエリカヴィータ、タガノエルピーダとセキトバイーストが先行。中段の前からフィールシンパシー、アスコリティアーモ。中段のやや前からカナテープ。中段からシングザットソング、ラヴァンダ。中段のやや後ろからラヴェル、ミアネーロ。中段の後ろからウンブライル、グランスラムアスク。後方からカニキュル、ウインエーデルという並びでした。

エリカヴィータ、カナテープ、セキトバイーストのスタートが早く、ラヴェル、ミアネーロ、カニキュルはやや遅れましたね。エリカヴィータがそのまま逃げて、ペースを落としませんでした。決して速いペースではないのですが、馬場状態が良くなかったようで、前後半は47.2-47.1でした。

セキトバイーストは3番手先行、スタートが良かったので、初手で無理をしないで先行出来ましたね。カニキュルはスタートがやや遅く、行き脚も付かなかったようで後方からでした。

4コーナーです、最内よりも内から3頭目くらいを回した馬で上位独占。内が良くなかった感じですね。

直線L2標識付近です、エリカヴィータが先頭でタガノエルピーダが並びかけます。その後ろからセキトバイースト、カナテープ、ラヴァンダがスムース。大外からミアネーロとカニキュルでした。ウンブライルが内からジリジリ上がって来ました。

直線L1標識付近です、タガノエルピーダが先頭で、セキトバイーストが並びかけます。カナテープとラヴァンダが追走。内からはウンブライルがジリジリ伸びてきます。

ここからセキトバイーストが差し切り、カナテープがセキトバイーストを追いかけますが2着、その後ろからラヴァンダが伸びて3着でした。内からウンブライルが伸びて4着、馬場を考えれば頑張りましたね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はセキトバイースト、トップスピードの質が問われなかったことで、持続力で押し切りましたね。前走で心肺機能と持続力の高さを見せていたので、逃げませんでしたが、エリカヴィータが最高の展開を作ってくれました。

2着はカナテープ、前走の初音Sがややハイペースバランスで、中段よりも後ろからでしたが、持続力の高さで差し切った感じです。今回もトップスピードの質は問われず、位置取りは違いましたが、持続力を生かして2着に持ってきた感じですね。

3着はラヴァンダ、秋華賞では持続力で4着に来たのですが、どちらかというとトップスピードの質で勝負したいタイプですね。今回は馬場が悪くトップスピードの質が生かせない展開もあって、この馬の良さが出なかった感じですね。

4着はウンブライル、この馬も近走速い上がりが使えなくなっていましたが、今回は持続力の高さで4着まで持ってきました。現状では展開待ちですが、嵌れば重賞でも勝負になるポテンシャルは持っていますね。

5着はタガノエルピーダ、前走は直線詰まって凡走しましたが、今回はスムースなレースでピリッとしませんでした。忘れな草賞の勝ちっぷりから、心肺機能と持続力の高さは見せているので、展開が敗因ではないはず。他に敗因を考えると輸送ですかね~、オークスは距離もあるのではっきりは言い切れませんが、今後も輸送がある時は不安が残りました。

馬券の方はハズレ、スローペースを予想していましたが、まさかの平均バランスでした。次回は8月のクイーンSの予定です。1カ月空くので流れを変えたいです。

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