土曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
<向正面直線、内・外回り3コーナーから4コーナー、正面直線にかけてコース内側に軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です。>
土曜日は良馬場でした、6Rの未勝利戦1800mの走破時計1:46.7、8Rの1勝クラス1400mでは1:20.6、10Rの3勝クラス1400mが1:20.0でした。クラスを考えるとやや高速という印象で、先週のマーメイドSではコースレコードが出ているので、やや高速馬場が継続していると見て良いと思います。土曜日は日中パラっと降っていますが、アメダスの記録に残る程の雨量ではなかったので、馬場状態に影響はないと思います。日曜日も雨の予報は出ていないので、やや高速馬場と見て良いと思います。土曜日のレースと先週のレースを見ると、中段よりも前で内から2頭目、春の阪神コースの傾向を引き継いでいる感じなので、中段よりも後ろから3コーナーで外を回すと勝負権が無くなりそうです。
◎ヒシイグアス
○ウインマリリン
▲ポタジェ
△アリーヴォ
★オーソリティ
☆エフフォーリア
Xタイトルホルダー
Xデアリングタクト
※ディープボンド
馬連 ⑩=①④⑥⑦⑫⑬⑮⑱ 8点
3連複 ⑩=①④⑥⑦⑫⑬⑮⑱=①④⑥⑦⑫⑬⑮⑱ 28点
3連単 ⑩ー⑫ー①④⑥⑦⑬⑮⑱
⑩ー①④⑥⑦⑬⑮⑱ー⑫ 14点
逃げるのはパンサラッサ、並んでアフリカンゴールド。中段の前からアイアンバローズ、ギベオン、ステイフーリッシュ、中段のやや前からタイトルホルダー、ウインマリリン、ポタジェ。中段からディープボンド、ヒシイグアス、オーソリティ、中段のやや後ろからエフフォーリア、デアリングタクト、グロリアムンディ。中段の後ろからアリーヴォ、マイネルファンロン、後方からメロディーレーン、キングオブコージという並びを想定。
逃げるのはパンサラッサだと思いますが、アフリカンゴールドも逃げ宣言しているように、この2頭は並んで逃げそうですね。ただ逃げ馬が複数いるからと言ってハイペースになるかは疑問です。アフリカンゴールドもハイペースで良さが出るタイプではないし、パンサラッサの前走もハイペースで飛ばしていません。案外2頭で並んで平均バランスくらいに落ち着く可能性もあります。特にパンサラッサは距離不安があるので、アフリカンゴールドを潰しに行って、自滅するようなレースはしないと思いますが・・・。
アイアンバローズが前走控えて凡走、今回は積極的に行くというコメントがあるので、スタートから出して行ってタイトルホルダーの前に行くと思います。タイトルホルダーよりも後ろからでは勝負になりませんから、スタートで遅れない限り今回は前に行くでしょう。外からギベオンが上がってきてステイフーリッシュとポジション争い、タイトルホルダーもですがステイフーリッシュも前走が長距離で、スタートから速いペースに対応できるかどうかですね。
外からポタジェも前に行くと思いますが内に入れるかどうか、ハイペースで馬群がばらければ切れ目も出来ると思いますが、思ったよりもペースが上がらないと案外馬群が詰まった状態で外を回されてしまうかも。その後ろからディープボンド、この馬もスタートでスッと前に行けるタイプではないので、この枠だと中段の外目からになりそうですね。スタートと二の足が良いウインマリリン、ヒシイグアスが中段辺りで内から2頭目。オーソリティが最内の中段辺りだと思います。
エフフォーリアとデアリングタクトはスタート五分くらいで、中段のやや後ろからになりそうですね。スタートから出して行くタイプではないので、周囲を見ながら収まるべきところに収まりそう。アリーヴォは豊騎手の継続騎乗なので、内を狙って上手く潜り込むと思います。
ペースは平均くらいでハイペースになるかどうかは微妙、まずパンサラッサは距離が不安。前走のドバイでも競り掛けられなかったこともあり、ハイペースにはしませんでしたね。吉田豊騎手も試したのか、それとも馬が初の海外で戸惑ったのか。中山記念でもスタートから出して行っての逃げだったので、押して押してアフリカンゴールドを潰しに行くとは思えない。相手がタイトルホルダーなら潰しに行くのも分かりますが、人気薄のアフリカンゴールドを潰しに行って自滅したら、さすがに吉田豊騎手も立場が無くなると思います。
メイン集団も2頭を離して逃げを容認するとは思えない、中山記念でパンサラッサに逃げ切られているので、同じように逃がしてしまい届かずでは批判は免れないですからね~。前に行く2頭とメイン集団は平均バランスくらいならば、お互いに好ましいペースになるのではないかと。
4コーナーです、パンサラッサとアフリカンゴールドが逃げていて、ポタジェがギベオンの外へ上がりそう。それをウインマリリンが追いかけ、ヒシイグアスが続くと思います。タイトルホルダーががジワっと外に出しオーソリティが追走、空いた内のスペースを狙いそうなのがアリーヴォですね。ディープボンドは外目を回し、デアリングタクトが追走、その後ろからエフフォーリアでしょうか。
直線L1標識付近です、ポタジェが先頭に立ち、ウインマリリン、ヒシイグアスが並びかける感じ。パンサラッサは距離が不安で、この辺りで苦しくなりそう。心肺機能で見劣りそうなのがアフリカンゴールドとギベオンで、この辺りで苦しくなりそうですね。外目からディープボンド、デアリングタクト、エフフォーリア。内からはコースを探してアリーヴォですね。タイトルホルダーとオーソリティは3列目辺りから伸びるかどうか。
3コーナーで外目を回すと苦しくなると思うし、縦の位置でも中段よりも後ろからだと届かない可能性が出てきます。やや高速馬場で前半もハイペースにならなければ、後半11秒台の前半を求められるはずで、ディープボンドはやや苦しいかもしれませんね。絶好調ならばデアリングタクトとエフフォーリアが突き抜けると思います。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ヒシイグアス ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:初距離。
大阪杯では3,4コーナーで外目を回して4着でした、同じコースを通したエフフォーリア、アカイイト、キングオブコージが全く伸びなかったので、0.3秒差でしたが一番強い競馬をしたと思います。今回はレーン騎手へ乗り替りで騎手強化、大阪杯だけでなく中山でも好走多数なのでコース適性も良いと思います。スタートと二の足も良いのでポジションは取れるはずだし、3,4コーナーのコース取りはレーン騎手なので心配なし。初めての2200mが唯一の不安ですね。
○ウインマリリン ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性、栗東滞在。 悪材料:クラス負けの危険。
近走良くないですね、大阪杯もマイナス10㎏で本来の力が出せなかった感じ。今回は栗東滞在を選択してきました、陣営のこういう工夫は好きなので期待を込めて2番手評価です。中山で好走しているので、コース適性は問題ないはずだし2200mはベスト距離でしょう。
▲ポタジェ ・心肺機能はやや高く、パワーはやや低い、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
大阪杯では何もかも上手く行った感じで、2走続けて幸運が続くかどうか。今回は大外を引いてしまったしポジションが取れるかどうか、スタートと二の足が速いので前に行けると思いますが、外を回される危険はありますね。
△アリーヴォ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
大阪杯では7番人気で3着に激走、豊騎手が馬場を読み切った好騎乗でした。今回も豊騎手の継続騎乗なので、前走と同じように内を狙ってコースが空くのを待つ感じですね。有力馬が4コーナー出口から外へ行くと、前走と同じように内が空く可能性があり再度の激走に期待。
★オーソリティ ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:コース適性、輸送。
右回りが苦手なのか輸送が良くないのか分かりませんが、天皇賞(春)10着と有馬記念14着が不安です。ジャパンCで2着しているのでクラス負けの危険はないし、距離も大丈夫なはず。ルメール騎手の継続騎乗で内枠を引けたので、上手く立ち回ればチャンスはあると思います。
☆エフフォーリア ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
好材料:コース適性。 悪材料:輸送。
前走が輸送の影響だと思うので克服できるかどうかですね。3歳時の力を発揮できれば、コース取り不問で勝ち切ると思うので体調だけですね。
Xタイトルホルダー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:展開。
前半どこまで積極的に行くか、前走が長距離戦だったので初手で速いラップを問われた時に、馬群に飲まれるかもしれません。この辺りを上手く立ち回れるかどうかですね。
Xデアリングタクト ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は高い。
・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
この馬もエフフォーリアと一緒で、3歳時の力を発揮できれば展開不問で好走すると思います。骨折明けで1年振りの前走でとりあえずの目途は付いたので、あとはどこまで力が戻っているかですね。
※ディープボンド ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。
好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安。
馬場がかなり速そうなので、11秒台の前半を求められると対応できない可能性も。パンサラッサとアフリカンゴールドがやり合って、ハイペースの消耗戦になれば一気に台頭しそうですが。
コメント
こんにばんは。
今回は先行勢が多いこともあり、展開考察と芝状態がとても重要な気がしまして、先生の見解はとても参考になります!ありがとうございます。
そしてここで我らが(?)ウインマリリン!
厩舎戦略も面白いですし、調教ものびやかで調教後体重では10キロ戻してきてますから、今回(こそ)は可能性を秘めていますね!
どうか届いて!(`・ω・´)
そだしさん、こんばんは。
我らがウインマリリン、馬券にはなりませんでしたが、4コーナーで踏ん張ってくれたことで、ヒシイグアスを引っ張ってくれたと信じてます。
あそこで垂れていたらヒシイグアスも大きくブレーキした可能性もあるので、マリリンに感謝しています。
それにしてもタイトルホルダー強いですね。