2021年桜花賞 予想。白いヒロインか新しいヒロインか。

土曜日の馬場情報 良馬場  Bコース

土曜は良馬場でした、ただの良馬場ではなく高速馬場に入っていましたね。金曜日に散水していたので、含水率は上がりクッション値は下がりました。時計が掛かってもおかしくないと思いましたが、実際はかなり速いタイムが出ています。阪神牝馬Sが1:32.0、1着デゼルの上り3Fが32.5、2着マジックキャッスルは32.4。10Rの難波Sでは3着に入ったコマノウインクルの上り3Fは31.9と、新潟並みの上りタイムが出ています。直線だけでなく全周にわたって軽い状態になっているようで、これは阪神牝馬Sで1400mベストのプールヴィルが僅差の4着でした。

◎ファインルージュ

○メイケイエール

▲ソダシ                           

△ヨカヨカ                         

★アカイトリノムスメ               

☆エリザベスタワー                                

Xサトノレイナス                  

Xシゲルピンクルビー                               

馬連 ②⑧=②④⑤⑧⑫⑬⑮⑱ 15点

3連単 ②⑧ー②④⑤⑧ー②④⑤⑧⑫⑬⑮⑱ 36点

逃げるのはメイケイエール、2番手にヨカヨカ、中段の前からジネストラ、ソダシ、ソングライン、中段のやや前からストライプ、ストゥーティ、中段からファインルージュ、シゲルピンクルビー、ホウオウイクセル。中段のやや後ろからアカイトリノムスメ、エンスージアズム、中段の後ろからエリザベスタワー、サトノレイナス。後方からアールドヴィーヴル、ブルーバード、ククナ、ミニーアイルという並びを想定。

逃げるのはメイケイエール、スタートは五分に出ると思うので、そこから抑えず自然と先頭に立つと思います。横山典騎手は無理に押さえるタイプではないし、今回はクロス鼻皮などの矯正具も外すそうなので、折り合って控える気はないのでしょう。先頭に立ってしまえば折り合えると思いますが、こればかりはやってみないと分かりませんね。2番手にはヨカヨカ、阪神JFでは逃げましたが前走は中段の前で控える競馬、ここでメイケイエールと逃げ争いはしないと思うので、前の隊列はすんなり決まりそう。

ソダシが中段の前でその外にジネストラ、ソダシはヨカヨカを行かせてその外に出せるかどうか、このポジション取りは最後の直線に影響しそうなので、逆算して1頭分外に出せるかどうかは大事になりそう。特にジネストラは直線入り口で内に寄れるので、ジネストラを上手く避けないと危ないですね。外からソングラインが上がり、ホウオウイクセルがどこまで上がって来るか。ファインルージュはスタート五分なら中段辺り、この外にシゲルピンクルビー。

サトノレイナスとエリザベスタワーは外目の枠で、中段やや後ろ辺りまでが精一杯でしょうね。ククナはスタート良いのですが、前走も控えていたし同じように乗ってくると思うので後方からでしょう。アールドヴィーヴルも中段の後ろ辺りまでかな~。

4コーナーです、メイケイエールが先頭に立って折り合えれば、中緩みが出来そうで、この辺では馬群が凝縮しそう。もちろん横山典騎手がペースを緩めない可能性も十分あるので、その場合は中段以降の馬が押し上げられないと思ので、縦長の展開でしょうね。馬場状態を考えると中緩みは小さいのではないかと・・・。メイケイエール、ヨカヨカの並びは変わらず、ソダシが上手く外に出せるかどうかですね。

中緩みが小さい場合は中段辺りに馬群の切れ目が出来ると思うので、ファインルージュやアカイトリノムスメは外に出すチャンスがあるはず。サトノレイナスとエリザベスタワーは外からスムースのはず。

直線L2標識付近です、メイケイエールが先頭でヨカヨカが続き、ソダシが上手く捌けるかどうか。ジネストラは直線入り口で内に刺さるので、直線入り口ではジネストラを交わしていないと、ソダシは内に極められてしまうかも。ストゥーティとソングラインはキレキッレのトップスピードの質を見せていないので、ジネストラを含めてこの3頭が内に壁を作ってしまいそう。この壁の外に出した馬がスムースに伸びそうで、ファインルージュ、シゲルピンクルビー、サトノレイナス、エリザベスタワーがL2で加速。ククナ、アールドヴィーヴルが続きそう。

直線L1標識付近です、メイケイエールとヨカヨカが馬場を味方にどこまで粘れるか、ソダシはコースを確保できるかが大問題ですね。外からスムースなファインルージュ、シゲルピンクルビー、サトノレイナス、エリザベスタワーが伸びると思いますが、ここからは持続力勝負ですね。アカイトリノムスメもコースが空くかどうか、ククナも内へ行くと詰まりそう。あと体調が心配なアールドヴィーヴルがどこまで伸びるかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ファインルージュ  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:初輸送。

調教データ

今回:美浦w38.9-12.0,持ったまま半馬身先着、やや行きたがっているがバランス良い。

前走のフェアリーSが1頭だけレベルの違う勝ち方で、2着に下したホウオウイクセルが次走のフラワーCを快勝してしまいました。この時の3着がユーバーレーベンで、スムースな騎乗ではありませんでしたが、阪神JFで0.1差3着ですからね~。フェアリーSではややハイペースバランスを捲り追い込み、未勝利戦ではスローバランスを差し切り、この時は稍重で上り34.4でL2の11.3で一気に差を詰めているので、トップスピードの質も見せたし、L1では差を広げているので持続力も見せています。不安は初輸送と内枠で詰まることくらいでしょうか。

○メイケイエール  ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:気性難、乗り替わり。

調教データ

今回:栗東w37.4-12.1,抑えて1馬身先着、バランスは良い。 

阪神JF:栗東w37.9‐12.4、単走持ったまま、掛かり気味でバランスはまぁまぁ。4着。

スタート五分に出れば逃げてしまうと思うので、あとは先頭に立って折り合えるかどうかですね。馬場状態を考えれば、スムースな逃げなら押し切りもあると思います。

▲ソダシ  ・心肺機能はやや高い、パワーは高い、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路39.1-12.5,持ったまま1馬身先着、バランス良い。 

阪神JF:栗東坂路40.0-12.9、単走持ったまま、バランスは良い。1着。

阪神JFの1着馬ですからコース適性は良いし、休み明けもノーザンF生産馬で問題なし。内目の枠を引いてしまったので、直線入り口でスムースな競馬が出来るかどうか。

                           

△ヨカヨカ  ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は低い、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:距離適性。

調教データ

今回:栗東坂路計時不能  単走持ったまま、バランス良い。 

阪神JF:栗東坂路38.8-12.5、単走持ったまま、バランス良い。5着。

フィリーズレビューで2着していますから、持続力の高さは評価すべきです。1400mまでだと思いますが、今の馬場はかなり軽いと思うので、すんなり先行出来れば残り目はあると思います。

                         

★アカイトリノムスメ  ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:距離適性。 悪材料:初輸送。

調教データ

今回:美浦w38.4-12.5,持ったまま併入、バランス良い。

クイーンCで持続力とトップスピードの質は見せているので、スムースならチャンスはあると思います。内目の枠でコースロスを嫌うと、直線で詰まってしまう可能性はあるし、初輸送をかなせるかも不安材料ですね。

               

☆エリザベスタワー  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路39.1-12.5,単走強め、バランスは良いがやや首が高い。

チューリップ賞で掛かりながらも1着同着は高評価ですが、外目の枠で前に馬を置けないと折り合いに不安が出てきます。出して行って掛かると自滅するので、恐らくソロっと出して馬群に入れると思うので、初手の位置取りは中段のやや後ろ辺りだと思います。ここから届くかどうかですね。

                                

Xサトノレイナス  ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:美浦w39.9-13.0,持ったまま併入、バランス良い。 

阪神JF:美浦w39.4‐12.5、やや強め併入、バランスは良い。2着。   

大外枠を引いてしまいましたから、無理やり先行することはないと思います。中緩みが出来れば押し上げて持続力を生かせると思いますが、中緩みの無い展開だと、今の馬場状態では届かない可能性が高いと思います。

               

Xシゲルピンクルビー  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は低い、持続力はまぁまぁ。

好材料:・・・。 悪材料:仕上げ不安。 

調教データ

今回:栗東坂路40.3-12.7,抑えて併入、右に寄れてバランス悪い。 

阪神JF:栗東坂路39.5-12.4、単走やや強め、バランス良くない。17着。

フィリーズレビューで差し切った内容は良かったですね、阪神JFはマイナス10㎏で体調の問題だと思うので、当日の気配次第でしょうか。1点気になったのは調教で右に寄れたことで、併せた馬にぶつかっていました、些細なことかもしれませんが印象はは良くないですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする