土曜日の馬場情報 良馬場 Aコース
<先週の競馬による傷みは少なく、概ね良好な状態です。>
土曜日の馬場状態は良馬場でした、10Rの大原Sが外回りですが、3勝クラスの1800mで1:44.0、1F目とL1以外は全て11秒台の平均バランスで、中緩み無しの厳しいラップ。これを逃げたケイアイセナが逃げ切ったので、前優位の馬場になっていますね。
含水率は低く、クッション値はやや硬めに入っているので、10Rのタイムからも高速馬場だと思います。明日にかけては晴れで、気温も上がるのでさらに乾くはず。なので土曜日に散水する可能性はありますね。
◎タガノエルピーダ
○ステレンボッシュ
▲ランスオブクイーン
△クイーンズウォーク
★チェルヴィニア
☆ミアネーロ
単勝・複勝 ④
馬連・ワイド ④=⑭
3連複 ④=⑭=②③⑤⑪ 4点
3連単 ④=⑭ー②③⑤⑪ 8点
逃げるのはセキトバイースト、2番手にクリスマスパレード。中段の前からタガノエルピーダ、中段のやや前からチルカーノ、ランスオブクイーン。中段からアドマイヤベル、クイーンズウォーク、ラヴァンダ。中段のやや後ろからチェルビニア、ラビットアイ。中段の後ろからミアネーロ、ステレンボッシュ。後方からホーエリート、ボンドガール、コガネノソラという並びを想定。
逃げる可能性が高いセキトバイーストが大外枠、そして前に行きたいクリスマスパレードも7枠13番と外目の枠なので、この2頭が前に行くのに促すと、2F目が速くなり10秒台に入るかもしれませんね。なのでこの2頭がメイン集団をやや離して逃げるかもしれません。
メイン集団の前はタガノエルピーダ、この馬は朝日杯でハイペースを前に行って残っているので、ある程度流れても対応できるはず。ランスオブクイーンがその後ろ。クイーンズウォークは中段辺りでしょうね。その後ろからチェルビニア、最内に入りそうです。
ステレンボッシュは外枠なので、戸崎騎手が無理に前に行くことはないと思います。馬群の切れ目を狙って中段辺りからだと思いますが、1コーナーで外を回すと中段の後ろ辺りになりそう。ボンドガールは近2走のスタートが悪く、仮にスタート出ても距離不安があるので、前半は後ろでゆったり入るのではないかと思います。
4コーナーです、セキトバイーストとクリスマスパレードがやや離して逃げ、タガノエルピーダがメイン集団の先頭。この辺りでジワジワ差を詰めてくると思います。ステレンボッシュが外からショート捲りに来るはずで、そこにボンドガールが乗てくる感じ。クイーンズウォークは中目に出して、ステレンボッシュの捲りに併せる感じですね。チェルビニアは動きにくい位置取りになりそう。
直線Ⅼ1標識付近です、セキトバイーストは心肺機能が高い訳ではないので、前半飛ばすようだとこの辺りで苦しくなるはず。クリスマスパレードの方が粘れるかもしれませんね。タガノエルピーダが先頭に立ち、ランスオブクイーンが追走、クイーンズウォークはその外、さらに外からステレンボッシュが伸びてくるはず。チェルビニアは捌きながらになると思います。
ここからタガノエルピーダが押し切り狙い、ランスオブクイーンが追いすがり、外からステレンボッシュがまとめて差し切れるかどうか。クイーンズウォークとチェルビニアは右回りをこなせるかどうかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎タガノエルピーダ ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
この馬は非ノーザンF生産馬で休み明けが良くないですね、チューリップ賞とローズSが休み明けで4着、休み明け2走目の忘れな草賞を圧勝していますから、一叩きされないと本領を発揮できないんですね。オークスは初輸送だったし外枠だった、距離もやや長かった感じなので、2000mは忘れな草賞で圧勝した距離で好相性。朝日杯で牡馬相手に0.2秒差の3着なので、牝馬限定GⅠなら勝てると思います。
○ステレンボッシュ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:騎手不安。
この世代の牝馬の中では間違いなくトップクラス、マイルではアスコリピチェーノが居ますが、それでも距離不問で世代ナンバーワンだと思います。オークスは落鉄があったし、それでも2着は確保したうえで、3着のライトバックに0.3秒差を付けましたからね。今回は外枠が大きな試練ですが、能力で克服できると思うし、戸崎騎手なので変に内枠に入ると詰まる可能性があるので、むしろ外枠はプラスだと思います。
▲ランスオブクイーン ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
オークスでは5着で、上位2頭には離されましたが3着ライトバック、4着クイーンズウォークとは同タイム。1着は難しいかもしれませんが2,3着なら十分可能性があると思います。
△クイーンズウォーク ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:コース適性。
オークスで上位2頭からは離されたので、ステレンボッシュとの勝負付けは済んでいる感じ。桜花賞の負け方が気になっていて、右回りで揉まれるようだと、再度の凡走もありそう。
★チェルヴィニア ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力やや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:コース適性。
オークス馬ですからこれ以上評価を下げるわけにはいきませんね。右回りは良くない感じがするので、直線だけでどこまで来るか。
☆ミアネーロ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、初輸送。
騎手不安はありますが、ドゥラメンテ産駒とこのコースとの相性は悪くないし、上手くコースが空けば。