2023年ジャパンC　予想。前残りに期待。

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土曜日の馬場情報　良馬場　　Cコース

＜コース全体の内柵沿いに傷みが出始めましたが、全体的に概ね良好な状態です。＞

土曜日の馬場状態は良馬場、金曜日に散水しているためか含水率は高目ですね。11RキャピタルSがマイル戦で1:33.3、スローからの3F戦です。上がり3F最速は5着のタイムトゥヘヴンで32.6、逃げ切ったドーブネも上がり3F33.2なので、やや高速馬場と見て良いと思います。直線は内外フラットで若干内の方が良さそう、12Rで直線外目から伸びてきたのが2着のサイルーンでした。3，4コーナーは内から2頭目を回した馬が馬券になっているので、3，4コーナーの位置取りは重要ですね。

◎タイトルホルダー

○イクイノックス

▲リバティアイランド              　　　　   

△スターズオンアース               　       

★ドウデュース                       　　   

3連複BOX 　①②③⑤⑰　10点

逃げるのはパンサラッサでしょう、タイトルホルダーは競り合ってまで逃げないと思うし、他に前に行きたい馬が居ないので、前の隊列はすんなりと決まりそう。タイトルホルダーが単独2番手で、ここから間隔を空けてイクイノックスがメイン集団の先頭。中段の前からリバティアイランド、ディープボンド、この後ろも間隔を空けてドウデュース、スターズオンアース。中段辺りにヴェラアズール、ダノンベルーガ。

今回は勝負にならない馬が多数出走しています、以下この組は「とりあえず出走組」と称します、決してディスっているわけではありません。この組は勝負に影響を与えないことを考えている陣営も居るはずで、無理に前に行くことはないと思いますが。上位人気馬で「とりあえず出走組」の後ろになってしまうと、スムースなレースが出来なくなる可能性が出て来るので、足を溜めたいドウデュースでも「とりあえず出走組」よりも後ろということはないと思いますが。

パンサラッサとタイトルホルダーは、昨年の宝塚記念で対戦していますね。この時はパンサラッサが逃げて5馬身程離れてタイトルホルダーが2番手追走でした。L5からジワジワ差を詰めていたので、タイトルホルダーは5F戦にして押し切りました。タイトルホルダーはこのイメージで乗ってくると思います。

問題はメイン集団で、イクイノックスがタイトルホルダーをベタマークするかどうか。イクイノックスはドバイで逃げ切っているように脚質は自在、前走見せた強烈な持続力だけでなく、溜めればトップスピードの質も持っています。2400mなので前2頭から間隔を空け、メイン集団をややスローにコントロールするのではないかと。

4コーナーです、L4では11秒台に入る可能性が高く、メイン集団が前2頭との差を詰めるとすれば、メイン集団のL4ラップは11秒台の半ば位になりそうですね。ディープボンドが追走できなくなる可能性があり、スターズオンアースがディープボンドよりも後ろからになると、交わしに行かないといけなくなります。当然内から3頭目を回すことになり、距離ロスすることになりそう。他は動くに動けない流れだと思います。

直線L2標識付近です、パンサラッサはこの辺りで一杯、替わってタイトルホルダーが先頭に立つはず。イクイノックスが2番手でその後ろにリバティアイランドですね。ドウデュースとスターズオンアースがその後ろからですね。この辺りでは「とりあえず出走組」は後ろの方に居るはずで、勝負権のある馬はスムースに直線勝負が出来ると思います。

直線L1標識付近です、タイトルホルダー、イクイノックスが並ぶ感じですね。その後ろからリバティアイランドで、スターズオンアースがどこまで追い込んでくるかどうか。ドウデュースは距離が持てばですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎タイトルホルダー　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料：距離適性。　悪材料：コース適性。

枠の並びと展開を考えて本命に抜擢しました。まず枠ですがこのレースは圧倒的に内枠優位、土曜日の馬場を見ても内前優位でしたから、この枠ならチャンスはあると思います。展開面に関しては、イクイノックスに対してどの位置に居るのかを重視。イクイノックスよりも後ろからでは勝ちはないと思いますが、この馬はイクイノックスよりも前に居るはずなので、イクイノックスが差し損ね、先行押し切りの可能性があります。昨年の宝塚記念くらいの出来に復調していれば、クラス負けの危険はないと思います。

○イクイノックス　　　・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は高く、持続力は異常に高い。

好材料：コース適性。　悪材料：体調面。

天皇賞(秋)のパフォーマンスから能力的には抜けていますね。鞍上もルメール騎手で前を差し損ねる不安はない。唯一の不安は体調面で、これはやってみないと分からないですね。

▲リバティアイランド　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質は高く、持続力は高い。

好材料：コース適性、斤量。　悪材料：初古馬戦。

牝馬三冠馬で斤量も優位、その上で内枠を引いているので大敗は考えにくいですね。初手の位置取りでイクイノックスよりも後ろからだと、勝ち切れないと思います。

△スターズオンアース　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：特になし。

枠がね～、枠順発表前まではこの馬を本命にしていましたが、さすがに府中の2400mで8枠は苦しいですね。「とりあえず出走組」が多数いるので、例年ほど外枠が不利にならないと思いますが、それでもこのメンバーではわずかな距離ロスが着順に大きく影響すると思います。

★ドウデュース　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：特になし。

前走は力んでいたとのことですが、L2辺りで減速率が大きくなったことから、力みよりも距離適性が短くなったのかも。福永調教師もマイラーと言っていますし、体型はマイラーに見えますね。