2019年新潟記念 予想。レイエンダは覚醒したのか?

馬場状態は5Rから良馬場に回復、9Rの糸魚川特別1勝クラス2000mでは1:59.7でした、上がり1番時計は33.9とこのクラスにしてはまぁまぁですね。11Rの長岡S3勝クラス1600mが1:33.6で上がり1番時計は3着のアントリューズで33.2でした。高速馬場ではないが標準的な良馬場といった感じでしょう。

◎レイエンダ

○ジナンボー

▲ユーキャンスマイル

△サトノキングダム

★サトノワルキューレ

☆センテリュオ

複勝 ⑨

ワイド ⑨=①⑤⑦⑭⑯  5点

逃げるのはブラックスピネルだと思います、クラウンディバイダが2番手から内外入れ替えてダイワキャグニーが2番手で並走するくらいまで。3列目にサトノキングダム、レイエンダ。アクートの外にジナンボーがレイエンダをマークする位置、フランツ、がスタート良ければこの辺り。外からセンテリュオ、ダッシングブレイズ、その内馬群の中にユーキャンスマイル、カデナが内から。クリンチャー、ケント―、カヴァルは中段の後ろから。後方からサトノワルキューレ、ゴールドサーベラス、ショウナンバッハという並びを想定。

新潟の2000mなので縦長の展開になりそうで、各馬の間隔もこの図よりも広くなりそう。ポジション取りは結構自由に出来そうですが、出たなりで動く意識の騎手は多くないので案外この辺で進んでいくかも。逃げるのはブラックスピネルだと思いますが、松若騎手へ乗り替りですね。鳴尾記念も逃げてスローバランスでした、この時は三浦騎手ですが松若騎手も同じように乗ってくると思います。直近だと先週の小倉で逃げて3着、この時もドスローに落としてものでした、恐らく先頭に立ったらペースを落として足を溜めての直線勝負と考えているのでしょう、あまり馬の特性を考えて乗る騎手ではないですね。

レイエンダが前走のようにスタート出ればすんなり中段の前から、ジナンボーはミルコなので出して行くよりも、レイエンダマークの位置に収まりそうですね、ミルコは結構ルメール騎手をマークする競馬をしますからね。スタート次第になりそうなのがフランツですね、スタートで煽ってしまう癖があるので、内枠はリカバリーしにくいのでマイナスでしょう。ユーキャンスマイルはスタート自体は悪くないので、岩田騎手が積極的にポジションを取れば中段は取れると思います。

4コーナーから直線入り口です、まだまだここから600m以上ありますから、あまり動きはないと思いますが、直線で外目に出すために外を意識した動きはありそうですね。先頭のブラックスピネルは自由にコースを取れる立場なので、内を空けて直線に入っていくはずです、後続も外に膨れると思います、ダイワキャグニーの後ろのレイエンダはギリギリまでダイワキャグニーを使うと思います。ジナンボーもギリギリまでレイエンダの後ろに居るのは空気抵抗を下げるため。

今日も内よりも外の方が伸びていたので、多くの馬が外を狙ってくると思います。フランツやサトノキングダム、アクートは外に出しにくいポジションになりそうなので、直線入り口で上手くコースを確保しないと内へ行くしかなくなりそう。ユーキャンスマイルやカヴァル辺りはなんとかに外に出せそうですね、ただ前が空くかは未知数です。

直線L2付近です、ブラックスピネルがまだまだ頑張っていると思います、この辺りでクラウンディバイダがそろそろ怪しくなりそう。レイエンダはまだダイワキャグニーの後ろで我慢していると思います、もちろん外から蓋をされそうになれば先に動くと思いますが、外から上がってくる馬が居なければギリギリまでダイワキャグニーを使うはず、これはジナンボーも一緒ですね、前のレイエンダがルメール騎手なのでミルコも信用して乗ってくるでしょう。

ここでもコース取が難しくなりそうなのがサトノキングダム、アクート、カデナ、フランツですね、内に行けば伸びないし外にはコースが無い、もう少しばらけると思いますがそれでもかなり際どいコース取りをしないといけませんね。サトノワルキューレ、ゴールドサーベラスが大外から追い込みに賭けると思います。

直線L1付近です、ダイワキャグニーがこの辺りで一杯になると思います、レイエンダ、ジナンボーがここからスパート開始、ブラックスピネルが粘ると思いますがこれをめがけて外から差し馬が襲い掛かる、センテリュオ、フランツ、ユーキャンスマイル、そしてサトノワルキューレ、ゴールドサーベラスが伸びると思いますが、届くかどうかですね。サトノキングダムはトップスピードの質が高くはないので、早目に追い出したいのですがコースが空かない可能性がありそうで、内に行ってどこまで伸びるかですね。

では1頭ずつ見て行きます。

◎レイエンダ  休み明けでも走る、延長、コース適正良い、キンカメ産駒で覚醒した可能性。美浦坂路38.6-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。前走は稍重でスローバランスからのトップスピード特化戦を勝ち切ってきた、すんなり先行出来たことも大きく、キンカメ産駒なので覚醒した可能性がある。ラブリーデイが覚醒後に手が付けられなかったように、前走はかなり強かったと思う。2着のサラキアは関屋記念でイマイチだったが、3着のソーグリタッリングが関屋記念でミッキーグローリーと0.1差3着なのでレースレベルも高いと思う。今回もルメール騎手がわざわざ札幌から乗りに来るし、ノーザンF生産馬で休み明けも不安はない。スローからのトップスピード特化戦になりやすいコースなのも、この馬には合うはずだし左回りも前走で勝っている。不安があるとすればハイペースバランスになった時くらいだと思う。

○ジナンボー  格上げ、スタートが良くないので中段を取れるかどうか。美浦坂路38.0-12.6、単走強め、バランス良い。前走は不良馬場を逃げて勝ち切ったが、スタートは決して良くなかった。向う正面でリカバリーして逃げ体勢に持ち込んだが、今回も同じようにリカバリーできるとは思えない。ただ枠の並びからレイエンダの後ろ辺りに嵌りそうで、外からセンテリュオ辺りが来てくれれば折り合えるのではないか。直線はギリギリまでルメール騎手を当てにすると思うし、差し切るまでは難しいとは思うが2,3着には十分ありそう。

▲ユーキャンスマイル  休み明けでも走る、格下げ、短縮、コース適正は良い。栗東坂路39.0-12.6、単走持ったまま、バランスは良い。スタートでポジションが取れれば内に入ることはないと思うので、直線でのコース取は比較的楽になりそう。ただ長い直線で左手前になった時に内に刺さる可能性がある。

△サトノキングダム  格上げ、延長、初重賞、スタートイマイチで内枠は良くない。美浦坂路37.7-12.9、やや強め併入、バランス良い。溜めずに早目にコースを確保できれば、持続力は高いので押し切れる可能性はあると思う。

★サトノワルキューレ  休み明けはまぁまぁ、格下げ、延長、コース適正は良い。2000mはフローラSで勝ち切っているし、トップスピード持続力は高いので外から届く可能性はある。

☆センテリュオ 休み明けでも走る、初の牡馬混合重賞、左回りには不安も。栗東坂路38.5-12.3、単走持ったまま、手前の関係かバランス悪い。左回りはお兄ちゃんのトーセンスターダムが苦手にしていたのでやや不安、調教もややバランスが悪く体調イマイチかも。