2023年菊花賞　予想。血統を評価。

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土曜日の馬場情報　良馬場　　Aコース

＜向正面中間地点から3コーナー、4コーナーの内側に部分的な傷みがあります。その他の箇所は概ね良好な状態です。＞

土曜日の馬場状態は良馬場、含水率はかなり低い状態で、明日にかけて雨の可能性は低いので、引き続き良馬場だと思います。土曜日の10R鳴滝特別が2勝クラスで2400m、走破時計2:25.2はまぁまぁ、標準的な良馬場という感じですね。外から差してきた馬が上位に来ているので、内外フラットと見て良いと思います。

◎ドゥレッツァ

○タスティエーラ

▲トップナイフ                　　　　    　　　　

△ソールオリエンス              　          

★ハーツコンチェルト                      

☆サトノグランツ　　                       

3連複 ⑰＝①⑦⑪⑫⑭＝①⑦⑪⑫⑭　　　10点

逃げるのはパクスオトマニカとリビアングラス、この2頭はどちらも逃げてこその馬なので、いくら長距離と言えども先頭は譲れないと思いますが。2頭で競り合うと間隔が空きそうで、メイン集団の前からスタート早いファントムシーフ、スタートは早くないが前に行きたいサヴォ―ナがリカバリーして前に。中段の前からシーズンリッチ、ダノントルネード、中段のやや前からスタート出ればトップナイフ、スタート安定しているタスティエーラ。

中段からノッキングポイント、サトノグランツ、ナイトインロンドン、ソールオリエンス。中段のやや後ろからハーツコンチェルト、ドゥレッツァ。中段の後ろからウインオーディン、マイネルラウレア、後方からショウナンバシットというう並びを想定。

逃げそうなパクスオトマニカとリビアングラスですが、パクスオトマニカはスローからの4F戦にしたいタイプ。リビアングラスは前半から結構飛ばすタイプで、阿賀野川特別はハイペースで逃げていました。リビアングラスに対してパクスオトマニカが譲らなければ、この2頭はかなり速くなりそうで、メイン集団はかなり離れた位置を追走しそう。

メイン集団をコントロールする可能性が高いのはファントムシーフの豊騎手で、この馬は前走スタート抜群だったので、外目の枠ですが前に行けると思います。ペース認識の正確性は競馬界随一の豊騎手なので、適切なペースでメイン集団を引っ張る感じですね。

このコースはスタートしてすぐに1周目の3コーナーが来てしまうので、外目の枠に入った馬は、ゲートが早くないと前に行けませんね。ソールオリエンス、ドゥレッツァはスタート早い方ではないので、中段から中段のやや後ろ辺り。緩むとはお思うので前半は無理をしないで、後半勝負に行くと思います。

4コーナーです、2頭が離して逃げても3コーナー辺りでは、メイン集団が差を詰めてくるはずで、メイン集団はスローからの5F戦、もしくはL5が12秒台前半で4F戦くらいになりそう。豊騎手は追いつく勢いのまま減速しないで、前2頭を追い越す感じでやや外目に出し、サヴォ―ナがさらに外。トップナイフは最内ですが、流れているので詰まる感じではないと思います。

ドゥレッツァが3コーナー過ぎから先捲りに動くかどうか、3000mだし豊騎手がL5からジワっとでもペースを上げれば、ルメール騎手は動かないと思います。逆に豊騎手がペースを上げなければ、ルメール騎手が先捲りに行くでしょうね。少なくとも4コーナーからはジワっとポジションを上げるはずで、ソールオリエンス、タスティエーラも併せるようにスパートすると思います。

直線L2標識付近です、この辺りでタスティエーラが抜け出し、ソールオリエンス、ドゥレッツァが追走。ファントムシーフが内で粘るところ、サヴォ―ナが追走。その後ろからはサトノグランツ、トップナイフはコースが空くかどうか。更に後ろからハーツコンチェルトですね。

直線L1標識付近です、ファントムシーフがL5からペースアップしていれば、下り坂と直線平坦でも、最後には持続力が問われるはずで、ソールオリエンスは若干見劣るのではないかと。タスティエーラとドゥレッツァは持続力が高いので、想定通りの展開なら不安は少ないはず。あとはトップナイフがコースが空けば突っ込んできそう。ハーツコンチェルトは届くかどうかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ドゥレッツァ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：血統。　悪材料：クラス負けの危険、初輸送。

この馬に関しては血統に期待ですね、お母さんのモアザンセイクリッドがニュージーランドオークス2400mを勝っているし、オークランドCで3200mを3着なので、長距離適性はかなり高いと思います。前走の日本海Sでは0.1秒しか差を付けていないが、2着のレッドランディエスは新馬戦以外は全て3着以内という馬で、相手なりに走るので着差は度外視して良いと思います。3着のホウオウエクレールには0.4秒差を付けているので、クラス負けの危険はあまりないと思います。大外枠に入りましたが、何が何でも前に行くタイプではないし、ルメール騎手なら上手く中段辺りの切れ目に入れられると思います。スローからの3F戦のような、瞬発力が問われる展開では期待できませんが、長距離戦らしい展開になればチャンスがあると思います。

○タスティエーラ　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：特になし。

ダービー馬ですからこの評価は当然。そのダービーではスローからの4F戦で押し切っているので、持続力は高いものを見せています。今回は外厩が安平町のノーザンFなので、この辺りが悪い方に影響しないかどうか。モレイラ騎手を配してきたので、大丈夫だと思いますが。

▲トップナイフ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：血統。　悪材料：騎手不安。

ダービーではやる気のない騎乗で惨敗しましたね、良くも悪くも騎手次第で、授業参観にならなければ。この馬の前走は札幌記念で2着、実は3歳で札幌記念を好走した馬は、その後のGⅠで好走する確率が高いです。このレースではレインボーラインが札幌記念3着から2着、しかもレインボーラインは54㎏でしたが、トップナイフは55㎏でした。他にもアドマイヤムーンが札幌記念1着から、天皇賞(秋)で3着。ブエナビスタが2着から、秋華賞降着3着。ハープスターは次走海外、ソダシは秋華賞でゲートにぶつかり凡走なので、まともに走れば馬券内に来るはずです。

△ソールオリエンス　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。　

・トップスピードの質は高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：初輸送。

ダービーでスローからの4F戦になり取りこぼしましたね。皐月賞や前走のセントライト記念では、L1最速のラップ推移で瞬発力の高さを見せていますから、持続力が問われる展開では、トップスピードの質と瞬発力が削がれる感じ。なので展開に左右されそうですね。輸送も初めてなのでやや不安があります。

★ハーツコンチェルト　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。　　　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：休み明け2走目。　悪材料：届くかどうか。

ダービーで僅差の3着なのでクラス負けの危険はない。届くかどうかだけですが、前がバテてくれればチャンスはあると思います。

☆サトノグランツ　　　・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。　

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：血統。　悪材料：・・・。

正直言ってこのメンバーではやや力不足に感じます。京都新聞杯、神戸新聞杯とGⅡを勝っていますが、この2レースは相手が弱い。ファントムシーフに0.1秒差を付けましたが、ファントムシーフは皐月賞3着と言っても、タスティエーラから0.3秒の差を付けられているので、このクラスで通用するかどうかは・・・。